誰でも絶対!聞き取れる

英語「リスニング耳」をつくる
パーフェクト・ドリル

本の内容

発音の変化7公式57法則の
徹底練習で、完璧に身につく
英語の口と英語の耳

TOEICテストのリスニング問題にも完全対応!

●英語のリズムが音変化を生み出す!


 本書は、ご好評いただきました英語「リスニング耳」をつくる7つの公式の徹底ドリル編です。前著では、自然な英語に起きる音変化を7公式57法則にまとめて紹介しました。
 今回、本書を書くにあたって映画のセリフをたくさん研究しましたが、すべて法則にあてはまっていました。各ページの「これが自然な英語だ!」のセリフを見て聞いてみてください。
映画だけでなく、自然な感じで自然なスピードで英語が話されときには、音変化がたくさん現れます。音が弱くなる、短くなる、つながる、消える、抜け落ちる、となりの音に似る、別の音に変わるといった七変化をします。

 その理由はただ1つ、英語のリズムにあります。

 例として、マザーグース(童謡)から「きらきら星」の一節を見てください。

 
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Twin- kle, twin- kle, lit- tle star

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How I won- der what you are
 ●が強く言う部分で、・が弱く言う部分です。ご覧のように「強弱」が交互に現れ、その間隔もほぼ一定しています。これが英語のリズムです。

 それで、littleとwhat youの部分は同じスピードで発音されます。
 そのために、what youはwhatju(ワッチュー)とつながり音が変化するのです。

 このリズムは会話でも同じで、「強弱」または「弱強」のリズムが規則的に繰り返されます。このリズムを保ったまま話すので音変化が生じるのです。
   日本人が英語の聞き取りが苦手なのは、この英語のリズムが身についていないためです。日本人はwhatとyouを同じ強さと間隔で言い、聞き取ろうとします。それもそのはず、日本語は「高低のアクセント」で、1語1語を同じ強さで話されるからです。例をあげましょう。

「その橋を渡って」の「橋」は「は」が低く「し」が高くなります。
「その箸を取って」の「箸」は「は」が高く「し」が低くなります。

 英語は「強弱のアクセント」ですから、日本人の「日本語の耳」が英語の聞き取りを難しくしているのです。


●楽しみながらリスニングが上達!

 英語のリズムを頭に入れて、音変化の7公式57法則を知れば知るほど、英語が聞き取れるようになります。知ったあとは、音変化の箇所を押さえて徹底的にリスニングの練習をすることをお勧めします。するとさらにリスニング力がアップします。
 本書はまさにそのためのトレーニングブックですが、楽しみながらできるように例文や問題文を実用的・娯楽的なものにして、興味深くしました。

 本書では、次のように1ページで1つの音変化の法則が身につき聞き取れるように構成されています。

 @音変化の法則
 見出し部分で、ここで練習する音変化の法則を確認してください。

 Aこれが自然な英語だ!
 映画の名作や話題作などから音変化の法則にあったセリフを引用しています。CDではネイティブが俳優のように話していますのでチェックしてみてください。

 B発音練習
 音変化が入った3つの例文をCDの発音をよく聞いてマネして言いましょう。マネして言えれば、聞き取ることができるようになります。

 C聞き取り問題
 「応答問題」、「会話問題」、「説明問題」と3種類あります。下線部に聞き取った語句を書き入れてください。実践的なリスニング能力が上がるように、TOEICの出題形式と傾向にあわせています。

 D正解発音練習
 「応答問題」、「会話問題」、「説明問題」の正解の文を見聞きして、同時かあとに続いて言う練習です。何度も繰り返すと効果が上がります。

 特にB発音練習、C聞き取り問題、D正解発音練習は繰り返せば繰り返すほどリスニング力アップにつながります。

 本書の最後に総合リスニングテストを用意しています。映画のセリフなど自然でリアルな英語を聞いて、これまでの学習とドリルの成果を試してみてください。

 本書でトレーニングすれば、日常会話やビジネス、海外旅行での会話、TOEICなど英語の実践テスト、さらに映画やドラマのリスニング力が飛躍的に上がるものと確信しています。

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