「プログラム」はpro(前もって)gram(書いたもの)。語源はギリシア語で「書きものによる前もっての告知」という意味。

 「Macintosh」はMcIntoshのつづりの変形で北米でよく見られる紅色のリンゴの品種名。John McIntosh(アメリカ生まれでスコットランドからの移民の子)という人が1811年にカナダ・オンタリオの自分の農場で苗木を見つけたのでその名がついた。 

 「システム」とは各構成要素が共に置かれている状態を指す。

 「アップル」の社名は、リンゴをよくかじっていたジョブズ氏が社名を決める会議で「5時までにいい名前が出なかったら、アップルにしょう」ということで決まった。

 「ディスプレイ」のディス(dis)は「打消し」の接頭語で、「プレイ」(play)には、「たたむ」という意味が含まれている。つまりディスプレイは「たたんだものを開く、広げる」という意味から「表示」するという意味になった。

  最初の「マウス」は木の箱に2個の金属車輪を互いに垂直に取りつけたものだった。木の箱にコードが後ろから出ていてねずみとそのしっぽのように見えたのですぐに「マウス」とあだ名がつけられた。

   近距離無線通信技術規格「ブルートゥース」(Bluetooth)は、10世紀のデンマーク国王Blatand(ブラッタンド)の英語名で武力なしで対話と説得で統一を成し遂げた人物。日本語では「青歯王」と訳されているが、その名にちなんで米IBM、インテル、東芝などが規格を提唱した。

   LAN(構内情報通信網)の標準規格「イーサネット」(Ethernet)は、ether(エーテル)とnet(とネット)を組み合わせた造語。ether(エーテル)とは光、熱、電波を伝える媒質として宇宙のあらゆるところに充満していると考えられたもの(後に、実験・論理でその存在が否定された)。

   WindowsXPの開発コードはWhisler(ウィスラー)だったが、これはシアトルのマイクロソフト本社から眺められるカナダのウィスラー山のことで有名なスキーリゾート。次世代WindowsはLonghornといというが、ウィスラー山のふもとの山小屋にあるロングホーンというバー&グリル(Longhorn Saloon & Grill)から取ったもの。地元ではアフタースキーのスポットとして人気ナンバーワンの店。その名前をとって開発コードにしたわけだが、Whisler(スキー)のあとはLonghorn(バー)でくつろぐのは自然な流れ。

 

 

 

 右ページ下にKey Words & Sentence(s)コーナーを設けて重要単語と用語を英語で説明しています。

例:

Central Processing Unit (CPU)パソコンの頭脳

A CPU is the "brains" of a    computer.CPUはコンピュータの頭脳だ。

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