Fly&Lure Fishing in Chichibu

イブニングパラダイス 
1998年4月

5月の情報をみる


4月26日

赤平川(田ノ頭ダム、下小鹿野)
中津川(大滑沢出合)
荒川本流(落合地区)

今週は、雨があまり無かったのですが、週末になって雨の日が続きました。雨量はあまり多く無かったため、川の水量は増えませんでした。
しかし、荒川本流は、二瀬ダムが時々放水するため、濁りが入っていて、ダムより下流は、一部を除いて釣りになりません。

赤平川の、田ノ頭ダム周辺は、上流で河川工事を実施しているため、平日は濁りが入っていて、フライには良い状況ではありません。
工事が終了する午後5時以降に入ってみましたが、ダム湖はかなり濁りが入っていて、魚は無反応で、ライズもありませんでした。しかし、ダムの上流の倒木周辺等には、20センチクラスのヤマメが上ってきていて、ライズをくりかえしていました。

赤平川の下小鹿野地区は、例年4月くらいまではヤマメがいるため今回が最後だと思いはいってみましたが、全くダメで、今年はヤマメの顔を見られませんでした。

中津川の大滑沢出合附近は、ヤマメはいるものの活性は、先週よりかなり低くなってしまいました。雨の中だったためかもしれませんが、魚が減ってしまったように感じました。

荒川本流の落合地区は、濁りのため、中津川との合流点附近の約20メートルほど岳がフライのできるポイントとなっていました。
ライスは全く無く、ドライフライには反応がありませんでしたが、ウエットやニンフで濁りのあるところと無いところの境の水面下30センチ位で20センチクラスのヤマメがヒットしてくるようです。小さいフックを使うと、ウグイがやたら釣れてしまいます。

4月19日

中津川(大滑沢出合、小倉沢出合、中津川地区附近)

今週は、雨が多くほとんどの川が増水し濁ってしまいました。特に、赤平川や荒川本流などは、大増水し、釣りに入るのは危険なほどでした。釣りができるのは、各河川の最上流部や大血川、中津川くらいだったと思います。

中津川の大滑沢出合附近では、水生昆虫へのライズは、まだ少ないもののヤマメがフライに時々反応をみせるようになりました。
中津川は、川を渡って別のポイントへの移動が危険なほど増水してますが、ここは流れの緩いところに15から20センチくらいのヤマメがついているようです。
フライのパターンにあまり関係なく、12番位のサイズのフライにもライズしてきます。ドライフライより、ウェットフライの方が若干反応が良いようです。

小倉沢出合附近は、川幅が狭いので増水により、流れがたいへん早くなり、深くなってしまってフライには向かない状況となってしましました。魚が付いていそうな場所がよくわからなかったのですが、フライへの反応は、全くありませんでした。

中津川地区の県民の森附近は、増水によって川が埋まり、変化のない渓相になってしましました。魚は、所々にある堰堤下や淵などに避難しているにだと思いますが、ここもフライへの反応は無く魚影は見られませんでした。

4月12日

赤平川(田ノ頭ダム)
荒川本流(強石地区、落合地区)
入川(川又地区)

春の観光シーズンに入ったため、大滝村内の道路は車が増えてきました。
栃本や川又地区への道は狭く、すれ違いができないところも多いので行くのに三月中より時間がかかるようになってきました。

4月23日に国道140号線が、山梨県甲府市方面に抜けられるようになります。川又地区の道が狭いため、大滝村役場より上流側の道路が、一方通行に規制されるようです。大渋滞が予想されますので注意してください。

ここのところ、雨が2日ふると晴れが2日続くというような天候で、水量がたいへんふえてきました。特に赤平川本流や中津川は、濁りも入っています。また、荒川本流も水量がふえ過ぎ、水生昆虫のハッチはあるものの魚のライズは単発でフライにはコンディションはあまり良くいありません。

赤平川の田ノ頭ダムは、週の中ごろまで濁りが入り、ライズも少なかったのですが、週末には水が澄んできて、ボツボツとライズするようになりました。ライズする場所は、ダムへの流れ込みから50メートル以上離れた場所ですし、止水の場所ですので、ドライフライで狙っても難しいようです。流れ込みの傍をウェットやニンフでさぐった方が率は良いと思います。魚はヤマメの15から20センチクラスが多いようです。

荒川本流の強石地区の発電所附近は、大増水で魚のいるところも判らないような状況でした。ライズも全くなく、ストリーマー、ウェット、ドライとも反応がないばかりか、魚も見えませんでした。

落合地区は、毎週定点観測しています。ここも二瀬ダムの放水などにより大増水していて、先週より状況は悪いようです。しかし元々魚が多い場所なので、ウェットやニンフなどで丹念に水面下を探ると時々ヒットしてきます。ライズも単発でドライだと反応は鈍いようでした。ここのヤマメは増水により、ヒレを怪我しているものが多くみられました。
今回は、落合地区の中津川合流点から、本流を二瀬ダム方向へ約500メートルほど釣り上がってみましたが、合流点の本流側にある堰堤より上部は魚影が薄いようでした。また水量がたいへん多いのでかなり苦労させられました。

入川も本流と同じように増水のため、ライズは全くありませんでした。ウエット等に時々レインボーやヤマメがヒットしますが、活性は低いようです。入川は川幅が狭いので、増水するとフライが一気に流れてしまうため、フライをキャストできるポイントも少なくなってしまっています。

なお、川又地区の滝川は工事の影響で濁りが入っています。

4月5日

薄川(両神小学校附近)
赤平川(田ノ頭ダム)
荒川本流(大血川出合、落合地区附近)

奥秩父にも春がおとづれ、水温の上昇とともにカゲロウなどのハッチも盛んになってきました。

赤平川支流の薄川は両神小学校附近から渓流区域となります。ここは、毎年春先に大形ヤマメがやって来る場所ですが、今年はまだ全く魚影がみられません。また、3月末のヤマメ放流もここにはなかったようです。

赤平川本流の田ノ頭ダムでは、ぼつぼつとライズが始まってきました。まだ、活性は低く食いも浅いのようです。ダムの農業用水取水の対岸でライズしていますが、距離があり過ぎて勝負になりません。まだ、流れ込み脇をニンフやストリーマーで狙ったほうが、効率がよいようです。魚は20センチ位のヤマメが主となります。また、餌釣師がいることが多いので、ロングキャストするには気がひけます。

荒川本流の大血川出合は、午後1時ころ、1センチ5ミリくらいの黒いカゲロウが大量にハッチしていました。ライズが全くないのが不思議でしたが、どんなフライで探ってみても反応は全くありませんでした。魚がいないのか、入った時間が悪いのかはっきりしませんでした。

荒川本流の落合地区周辺は、ヤマメやイワナが、ハッチする水生昆虫を狙って表層近くに定位するようになりました。ドライフライだけでも十分楽しめ、16番から18番位のサイズで、茶や黒系のフライに比較的反応がよいようですが、エルクヘヤーカディスやアントにもヒットしてきます。(ただし、魚はトビケラや蟻だということを認識して食いついているのではないと思います。たぶん、イマージャや黒いカゲロウなどと間違えてヒットしてくるのでしょう。)



総合案内のページに戻ります

★★★★★イブニングパラダイス1998にもどる★★★★★