コウタの白血病タイプ・フィラデルフィア型染色体異常の場合、移植後の再発率は極めて高く、4割以上ともいわれています。残念ながら骨髄は適合しませんでしたが、骨髄適合者を待っている患者さんが全国に約2000人。そして毎日新たに発病する人がいます。
骨髄提供者が増えることで、完全適合のドナーが見つかる可能性が高くなります。
一人でも多くの患者さんが元気になれるように、骨髄バンクへの登録をお願いいたします。
骨髄バンクとは、骨髄液(幹細胞)の提供者と患者双方のHLA(白血球の型)を登録し、一致する型を見つけて骨髄移植をコーディネートする公的機関です。
骨髄バンク登録をお考えいただける方がいらっしゃいましたら、

(財)骨髄移植推進財団
電  話  :0120-445-445
ホームページ:http://www.jmdp.or.jp にお問合せください。

●年齢が18〜54才までの健康な方
●骨髄提供の内容を十分に理解している方
●骨髄提供について家族の同意を得ている方
 

 
 ●日本動物臨床病理学会での骨髄バンク広報活動    
(池袋サンシャイン・文化会館)  


今回コウタは「臍帯血」による移植を受けました。
臍帯血とは、赤ちゃんが産まれてくるとき、母親と胎児を結ぶへその緒(臍帯)と胎盤に含まれる血液のことで、通常出産後は不用となりますが、その中には骨髄と同様の血液細胞を作り出すもとになる「造血幹細胞」がたくさん含まれています。
「臍帯血移植」には
●白血球型が一致していなくても(6座中4座マッチで)移植ができ、免疫(拒絶)反応の恐れも少ない。
●通常捨てられる臍帯と胎盤に残っている血液のため、提供者である母親や赤ちゃんのリスクがまったくない。
●半永久的に凍結保存が可能なため、患者の容態に合わせて移植できる。
等のメリットがあります。
詳しくは「日本さい帯血バンクネットワーク」
電 話  :03-5777-2429
ホームページ:http://www.j-cord.gr.jp



連絡メールアドレス→h-nagawa@hi-ho.ne.jp