コウタは2003年3月7日に完全無菌室(ブキミ室)に入室し、3月13日(木)、4座マッチのさい帯血による移植を受けました。とても元気で良質なさい帯血だったので、新しい幹細胞の増え方が順調で予定より早く、準無菌室に移ることができました。それまでガラス越しの面会しかできませんでしたが、完全防備で家族がベットサイドへ行くことができるようになりました。ガラス越しで何もしてやれないことがこんなにつらく苦しくて、じかに触れあうことがこんなに嬉しく穏やかな気持ちにしてくれるものだとは思いませんでした。そして6月16日にとても嬉しい退院の日を迎えました。
 退院後は、どんなことでも楽しむことが一番だと思い、いろいろなことに挑戦し体験しました。もっともっとやってみたいという気持ちが、免疫力を高め病気に打ち勝つパワーになるのではと思っています。
2004年3月、とうとう移植を受けて一年が過ぎ、大きな節目をひとつ乗り越えました。2005年3月、お蔭様で移植後二年が経過いたしました。またハードルをひとつ飛び越え、元気で普通に生活をしています。皆様には本当に感謝しております。白血病の恐ろしさが完全になくなったわけではありませんが、このまま順調に生活できると信じています。


ブキミ室の闘い



準無菌室の
3兄弟


やっとプリンを食べ
ニーと笑った


外出許可の時
大きな水鉄砲で遊んだ


ドルフィンスイミング


2003.11.23
ツインリンク
もてぎにて
               

2004.3.7
宮島
厳島神社