星田妙見宮
小松神社(星田の妙見山)といい、星にまつわるさまざまな伝承を持つ神社である。 かって妙見山龍降院、小松明神、降星社ともいったが、明治39年(1906)に星田神社の境社として小松神社となった。
ここは神道、仏教、道教が融合した霊場で、その祭神は、神道では天之御中主大神、仏教では妙見大菩薩、陰陽道では太上神鎮宅霊符神として崇敬されている。
平安時代の弘仁年間(810〜824)に弘法大師空海上人が私市の獅子窟寺の岩屋で仏眠仏母尊の修法をされたときに当霊山に七曜の星(北斗七星)が降臨し、大師自ら「三光清岩正身の妙見」と称され北辰妙見大悲菩薩独秀の霊岳、神仏の宝宅諸天善神影向来会の名山、星の霊場として祭られた。
御神体は、三つの大岩で「妙見山影向石縁起」等神社に伝わる記録によると、当宮を一点として、当村内の光林寺星の森と
高岡山星の森の三点に一辺を八丁(約900m)として降臨するをもって「八丁三所」といわれ当村を三宅庄星田村と称された。
江戸時代中頃(享保期)に作成された「五畿内志」によると茄子作の中山観音寺の牛石に対して、この三つの御神体を当時の土地の人々は「織女石」と呼んでいたそうである。
星祭り 2月8日 七夕祭り 7月7日 星降り祭り 7月23日
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