まずは土作りから

(左はさつまいもの苗・右は植え付け後)

農家でも同じであるが、野菜づくりは土づくりである。しかし、借りた土地は元住宅地で 瓦礫と山土で畑になるとはとうてい思えなかった。いろいろ研究し、こういった痩せた土 で育つ野菜はサツマイモがある事がわかり、サツマイモを作りながら土改良を始めた。

ご存知のように、サツマイモは種からでなく苗を植えるのであるが、根がないため植え た当初は水をふんだんにやらないと枯れてしまう。雨を見計らって植える事はできたが 後の水遣りには苦労した。近くに水源がなく、家の水道水を運んでいったため、当時は 水道代がかかったものである。今後、自分もやってみようという人は要注意である。



(左は探してきた風呂桶・右は畑に設置した状態)

そこで一計を案じ、探したのが中古の風呂桶である。近くの工務店から無償で譲り受け、 雨水を溜めると同時に近くの溝川から水を汲んで溜めたのである。安価で調子がいい。 これで水の確保ができたので一安心。
本格的な土づくりにとりかかった。
まず、家から出る生ごみを土に埋めて堆肥を作ることから始めた。その間、市販の堆肥、 油粕、鶏糞、落ち葉等もふんだんに入れ、土作りに精を出し、順次広 げていったのである。また、雑草を刈ってきて乾かし、草木灰を作り、土に漉き込むこと で2〜3年かかったが、今ではすっかり畑らしく変身したのである。ここまでの作業が大変であった。




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