前へ  一覧  かるたとテクノロジー

競技かるたとコンピュータ
あとがき

 この文章を著して京都かるた協会盛野会長にお渡ししたのは平成9年1月15日、私がかるたをはじめてもうすぐ3年という時期です。これはA級になってちょうど1年という時期です。これを著した後、大津市の滋賀県立武道館というすばらしい会場を見たり、はじめて読手講習会に参加したりなど、まだまだ不勉強であることを感じました。そしてこの文章のなかで不勉強ゆえのいたらなさがあることも感じています。それでもなおこの文章を公開しようと考えたのは、「これからのかるた界においてコンピュータがいったい何ができるのだろうか」を考えるための一つのたたき台になることができたらこんなに素晴らしいことはないと思ったからです。

 これを著し、公開しようと思うまでに多くの方にお世話になりました。特に、京都かるた協会盛野会長には書き始めるきっかけをいただき、またこの文章を公開するよう励ましをいただきました。またかるたML「MIKA」のメンバーには、ホームページ紹介等を快諾いただいたり、「karuta-to-PC」の題名でプレリリースしたものに有益なコメントをいただきました。末筆ではありますが、盛野会長、MIKAのメンバー、日頃支えていただいている山下義先生ほか多くの方に感謝いたします。