〜沖縄・伊計島〜


■沖縄・伊計島
2002.7.25〜28

浮球野球

久高島

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2002年7月25〜28日
小笠原諸島に上陸後西へ進路をとる大型台風と沖縄南東を迷走する台風の間を縫って09:40飛行機は無事に羽田を飛び立った。これから旅行だ!という時の空港は何時来てもワクワクするものだ。
@JAS飛行機内の書物の中に沖縄最古の祭事場の記事を読む。久高島・・・
A更に浮球野球の記事・・・
この二つのついては別コラムにて。

数年ぶりの那覇空港は実に綺麗に生まれ変わっていた。予約していたオリックスレンタカーで三菱のエアトレックを借りる。新車キャンペーンの為、割安。足回りはよいのだが、2リッターはちょっと非力か?車内は三菱らしく実にごつい!

伊計島まであまり観光地もないため、機内で読んだ祭事場に寄ろうとしたが島内は車が多く、信号もこれまた多くて走りにくく距離があるため途中で断念。交通機関が車しかないためだろうが、それにしても車が多い。飛び立った瞬間から頭の中も解放モードになっているのにこの交通量と信号は実にストレスだ。高速に入り北上する。高速はガラガラ快適。ナビを目的地・伊計島に合わせ、途中のパーキングエリアでシールアイス。安くて美味しいがコーンがちょっと・・・。PAの駐車スペースに屋根がついている。さすが沖縄!沖縄南ICで下り旧コザへ。カデナ基地東のコザ市が沖縄市になったのは何時のことだったろうか・・?市内は混んでいるが町は静まり返っている。床屋→子供カット500円安い!どの建物も潮風と灼熱の太陽の日差しで傷んでいる。すべて揃っているんじゃないかと思われるくらいの金融業者のハデな看板だけが元気だ。確か全国的にみても沖縄県の失業率はトップだった。不況の波は遠く離れたこの島にも更に高い大波となって押し寄せているようだ。

市内をはずれ勝連城跡に寄る。世界遺産にもなっていて現在修復中。石垣、石段が美しい。頂上に登ると、そこはまるで天空の城ラピュタのようだ。緑の芝、強風、360℃の展望。大きな巻貝の殻を幾つも見つける。勝連城跡を後にして本島から伸びる海中道路に入る。海中道路は、与那城町屋慶名と平安座島を結ぶ4.75kmに及ぶ海上を走る道路で、道の両サイドには遠浅の干拓が広がる。以前は海を真っ二つにしてしまった為、湾内の海が汚れ問題となったようだが改修工事が行われ、今は美しい海が戻っているようだ。
浜比嘉島にかかる橋を右手に見て、沖縄石油基地を抜け、宮城島に入る。この辺りから海はますますエメラルド色を増し美しくなる。それにしても沖縄のお墓は大きい。都内の小さな建売くらいありそうだ。いよいよ宮城島と伊計島を結ぶ赤い伊計大橋を渡る。橋からの両サイドの海は絵葉書のように本当に綺麗だ。この辺りでは最もメジャーで美しい伊計ビーチを過ぎ、サトウキビ畑を越えると目指すビッグタイムリゾート伊計島が見えてきた。ネットで調べていた時の不評が心配だったが、さほど古さも感じさせず中もまずまず綺麗。そりゃあ万座ビーチなどに比べれば規模も何も違うが自分にとってはこの位がちょうどいい。無線のシャックがあると期待していたがアンテナのエレメントは無残にも数本しか残っていない。おお!フロントのお姉さんが綺麗!沖縄の方でしょう、思わず見とれてしまいやした。部屋は4階立ての3階、海の見える角部屋。おお!なんて波だ!島の突端でもある為台風の影響で波が荒い。水色の美しいパイプラインが出来ている。

チビを連れて敷地内を散策。プールサイドから海へ。ベージュ色の肌を焼いたようなうす茶色のきめの細かい砂浜が綺麗だ。小さな女の子が、あの浮球を持っている。おお!ここで拾ったのかあ!よし、探そう・・しばらくすると、えぐれた岩の下に浮球が!やったあ、浮球ゲット〜〜!ついでに巨大なヤドカリもゲット。何て大きさなんだ!戦利品を抱えて遊歩道を更に奥のプライベートビーチへ。こじんまりとした周り岩場に囲まれた美しいビーチだ。しかし波が荒い!宝物を探しているとその時、おお!巨大な波が!チビ共々腰上あたりまでザブ〜〜ン。慌ててチビを岩上に上げる。やばっ!ウエストポーチの買ったばっかのデジタルビデオが!・・・・・・・・多少濡れてはいたものの何とか無事だった・・フ〜〜。

敷地内のレストラン’イチハナリ’で夕食。このツアーは朝食しかついていないが近くに食べる所
もないのでここで食事するしかない。しかし、あまりメニューがない。3泊が限界か・・まあ、
それ以上滞在する人もあまりいないだろう。ホテルは空いている、50%位か・・食事はまあまあ。
ウエイター&ウエイトレスも皆現地の人のようでシャイな感じで彫が深くまつ毛が長〜い。
オリオンビール&古酒でいい気分。

翌日、朝台風の影響が少なそうなビーチを探しに偵察。昨日気になっていた’SHIVA’の標識の方へ行ってみる。車が10台近く畑の脇道に停まっている。フロントのお姉さんに聞いたところ外人などのプライベート・ビーチパーティではないかとの答え。更に奥へ伸びる細道を行くと海に通じていて素敵な小ビーチがあるのだが、ちょっと波が荒い。結局、伊計ビーチが一番穏やかで泳げるようにブイも打ってあるのでここにする。朝食後ビーチへ。波は結構あるが、波と戯れるのもいい。遊泳区域内でシュノーケリングするも海は綺麗だが魚影はない。しばらく遊び、ドラゴンボートにチャレンジ。もう一つのでっかい浮き輪のようなもので引っ張ってもらうのもあったが二人乗りの為断念。ジェットスキーに引っ張られて前の組が荒い波間を行く。おお!ドラゴンボート転覆!波が結構あって、なかなか乗り直せない。一旦ジェットスキーに乗って試みるも、ジェットスキーも転覆。う〜む、凄いことになっている。ベストを着てヘルメットを付けて、さていよいよ我々の番だ。いさ出陣!多少速度を抑えてくれ
たのか結構ジャジャ馬状態ではあったが転覆もせず存分に楽しめた。昼過ぎ、波はだいぶ引いて穏やかになってきている(干潮14:30ごろ)遊泳海域ギリギリのポイントでシュノーケリング。魚がいたいた!そういえばグリン島の時も干潮時がいいようだったなあ。パンで餌付け。まあまあ集まってくる。飽きるまで遊んでホテルへ。ホテル内で昼食、一休みしてプール奥の海へ。まだ干潮過ぎの為干潟になっている。少し奥へ入りシュノーケリング。ちょっと深くなって更に浅くなる波打ち際まで行こうと試みるが、深くなっているあたりで潮の流れがあり断念。フィンをつけていたにもかかわらず戻れなくて一瞬焦る。う〜む、やはり海を甘く見てはいけない。その後、プールでひとしきり遊ぶ。このあたりの一番のリゾートらしく宿泊者以外にも外人を含め結構遊びに来ている。

27日、どっかに行きた〜いというネーチャンのリクエストに答えて東南植物楽園へ。嘉手納基地に近い為'Y'ナンバーの車ばっかりだ。3度目かな・・。でも、やっぱり南国ムード満点のいい所だ。サトウキビを食べる。うわ〜固いんだ。しゃぶると確かに甘い。徳利ヤシや徳利ヤシモドキの街路樹を抜け夏休み企画の昆虫ランドへ。世界一大きなカブトムシ、ヘラクレスオオカブトムシ!生きてる!デカイ!
そして日本一大きな蝶、オオゴマダラ!園内を飛び回っている。何とグロテスクな幼虫、そして何と美しい黄金色のさなぎ!大変縁起の良い蝶で幸運を招くと信じられいる。蝶は赤い色が好きなのだそうだ。人懐っこい蝶とひとしきり戯れる。う〜む、まさに楽園!続いて、同じく夏休み企画のアイスワールドへ。外気温32℃。中はマイナス18℃。何と温度差50℃!5分位いただけだが出る頃にはブルブル・・・  なかなか楽しめたのでありました。

ホテルに戻り、好評の昨日と同じチャーハンを食べて一休み。敷地内の一番外れのプライベートビーチへ。突端近くで波も荒いと思ったが予想に反しほどよく湾になっていて実にいい所。あ〜あ、はじめからココに来ていればよかった・・。回遊する数え切れない魚の群れが目の前を横切る。水深も1.2m位で安全。パンで餌付け。ひとしきりシュノーケリングを楽しむ。さすがにサンゴは何処にいても見れない。やはり沖に出ないとだめか・・。だが万座ビーチの奥のビーチでは見れたような気がするなあ・・。やはり今まで行った中では、海中は久米島、万座奥、チービシ、座間味・慶良間に軍配が上がる。

28日、朝プールでちょっと遊んで帰路。昨日からホテル周辺の海はサーフィンで賑わっている。土、日の週末だからだろう。外人も多い。基地から来ているのだろうか・・。台風も遠ざかり波も穏やかになってきている。久々の沖縄だったが台風の影響も少なく日程通りでなかなか良い旅でした。数年ぶりのエメラルドグリンの海は、始めてみた時と同じくらい美しく感動した。何度も経験、見てきているけど脳裏には焼き付けないものだなあ・・。写真で見ても駄目なんだよなあ。記憶は蘇るけど、生で見た景色、特に色は残しておけないものです。だからまた、何度でも行きたくなるのでしょう。