〜沖縄・伊計島〜


■沖縄・伊計島
2002.7.25〜28

浮球野球

久高島

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久高島

伊計島とは関係ないのだが、行きの飛行機内のJASの雑誌に久高島の記事があった。伊計島までの道中の間でこの久高島を望む斎場御嶽(せーふぁうたき)に寄ろうと思ったのだが、交通渋滞の為断念。しかし、何か惹かれるものがあり調べだした。個人的には沖縄にはもう何度も訪れているのだが信仰的なものは何も知らない。ただユタと呼ばれる巫女、霊媒師または占い師のような人たちがいて島の人々の生活に溶け込んでいることは知っていた。この斎場御嶽は、島創り神話にある神アマミキヨの降臨地といわれ琉球王朝時代の第一の聖地。母神信仰、男子禁制の地。神の島・久高島を遥拝するところとして、また最高神女(ノロ)の即位儀式に欠かせない場所として崇敬されてきた。ぜひ、その奇岩の重なる場所を見てみたかったのだが残念。ただ、その記事に載っていた比嘉康雄著「日本人の魂の原郷・沖縄久高島」を帰りの空港内の本屋で偶然に発見。第六感覚が騒ぐ。久高島は琉球発生の地といわれており琉球王朝時代は由緒ある島とされ毎年国王が参詣にでかけていた。今やRV車の走り回る程の近代化が進んでいるが近年まで昔ながらの風俗習慣を残してきた。12年ごとのウマ年の旧1月に1週間かかって行われる神事はイザイホー祭といわれ、祝女を中心に厳粛に行われていた。(1978年を最後に後継者が無く途絶えている)この本は、そんな沖縄の精神世界に脈々と流れている信仰にふれることが出来る貴重な本だ。また、本題通り、日本人の魂の原郷がこの沖縄にありそうなのである。本土からは遠い南の国、沖縄。しかし僕らの心の奥深いところで継承されている精神世界があるような気がしてならない。

ネットで伊計島キーワードで辿り着いたサイト邪馬台国総合説
http://www.setouchi.ac.jp/~dnagoh/index.html