再び平壌へ 

再び平壌

 午後からは、高速道路を通って、平壌に戻った。平壌市民の服装は、紺、黒、カーキ色が多く、女性はほとんどがスカート姿だ(ここが地方とは違うところ)。男性の服は人民服タイプと金正日氏愛用のジャンパータイプ(上着の裾にゴムが入っている)の2種類である。必ず、胸のところにつけられた金日成バッジが彩りを添えている。

凱旋門。1982年に除幕。「中には豪華な数十の部屋があり、欄干、展望台、階段、近代的な昇降設備がついている」そうだ。正面上部には『金日成将軍の歌』が刻まれている。

 

映画館の脇のアイスクリームショップ。皿状のコーンにバニラアイスを盛って売っている。

郊外に見える電波塔

映画館

平壌駅。向かって左側に「偉大なる首領金日成同志万歳!」、右側に「栄光ある朝鮮労働党万歳!」とある

朝鮮労働党創建記念塔。ハンマーは労働者、筆はインテリ、かまは農民の象徴。「朝鮮人民の全ての勝利の組織者であり向導者でもある朝鮮労働党万歳!」と書かれ、後ろのビルに「百戦」、「百勝」とある。

モクランの花に囲まれた金日成氏の看板。「偉大な首領金日成同志は永遠に我々とともにおられる」の文字が。

街角にはさりげなく「自力更生」のポスターが。

瓶の入った鞄を運ぶ二人組


最後の晩餐

 ガイドのLさんは、最後の夕食は清流館という有名な店に行くようなことを言っていたような気がするが、実際に行った店は看板がなく、店のたたずまいも情緒ある清流館とは全く違う、四角いコンクリートの2階建てだった。2階に通されると、室内はカラフルな電球で飾られていた。メインは一人ずつの鍋で、牛肉、白菜、ねぎ、麺、豆腐、昆布、人参、タケノコが入っている。アルコールの固形燃料で煮る。他に、ナムル、ポテトサラダ、クリームパン(写真のうずまきのパン)、カステラ、水キムチ、魚のフライが出た。ビールは北京の五星ビールだった。


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