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ワケあって、荊州郊外にある、湖北農学院を訪問した。荊州の市街地から車で30分くらいのところにある。夏休みなのか、何なのか、あまり人の気配がない。それとも昼間は暑いから外に出ないのだろうか・・・。カンカン照りで暑いのだが、なんだか空は青くない。
暑い中を試験圃場なども見学する。以前は綿花が主力の作物だったが、それでは価格が安くて農家の生活は苦しいままだ。そこで、灌漑・排水施設をつくり、圃場を整備し、いろいろな作物をつくれるようにしたそうだ。農家の人も喜んでいるが、前の年にスイカが大当たりしたのを見て、一帯の農家が翌年、一斉に右へならえでスイカを作ってしまい、おかげでスイカの値段が暴落した、なんていうこともあったそうだ。
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ますますマイナーな場所へ潜入する。どこの見学場所へ行っても、質素ながらも会議室があり、手を洗う水が入った洗面器、せっけん、タオル、そしてスイカが用意されている。やっぱり中国はこうでなくっちゃ〜。ここのスイカはどれもとても甘くておいしい。日本のスイカは足元にも及ばない感じだ。長江で運ばれた土が長い間に堆積してきたことが、味の決め手らしい。農場では機械は見られず、水牛がりっぱに活躍している。
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このあたりでは、イネの3期作が可能だそうだ。すっかり黄色くなって刈り取りを済ませたばかりの田んぼのすぐ隣で、みんなで田植えをしている、なんていう不思議な光景も何カ所かで見られた。
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