『カンマを伴う分詞句について』(野島明 著)
第一章 「カンマを伴う分詞句」をめぐる一般的形勢、及び基礎的作業

第2節 《分詞構文》という了解


〔注1−16〕

   こうした判断には、[1−14]で取り上げた、「関係を解読すること自体が無用である、即ち、関係の在り方は自ずから定まっている」といった、一方的言明(あるいは託宣)に通じる要素が潜んでいる。そこでは判断の根拠が提示されることはない。

(〔注1−16〕 了)


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