第2節 《分詞構文》という了解
こうした判断には、[1−14]で取り上げた、「関係を解読すること自体が無用である、即ち、関係の在り方は自ずから定まっている」といった、一方的言明(あるいは託宣)に通じる要素が潜んでいる。そこでは判断の根拠が提示されることはない。