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Amateur ham radio page


アパマン・ハムのアンテナ自作、ページ10

FM放送受信専用スモール・ループ・アンテナの詳細です。

 今まで作った物はどうしても一次側ループが大きくなってしまい何故なのか良くわかりませんでした。
同調部分のQ、もしくはtanδの問題だとは思っていましたがはっきりしませんでした。
そこで、同調回路の作りを少し変えてFM受信用として作ってみました。

 今回は、周波数固定で、線は単線(配線用ビニール被覆銅線1.6Φ)です。
一次側ループはネットで良く見かけるサイズになっています。
一次側の直径は、約9cm、同調側は、約30cm、同調用同軸ケーブルの全長は約5cmです。

 調整は、インピーダンスアナライザを使いましたが、データまでは取りませんでした。

 測定は50Ω系でそのまま測りました。
放送系は75Ωだというのは後から気が付きました。
従って、実際の動作はインピーダンスが少し狂った状態です。
調整は室内のそれなりの自由空間、実際の状態は写真の通りで、まともな動作をしているかは不明です。
下は、給電部と同調コンデンサ部のクローズアップです。


同調用同軸ケーブルは、前回と同じマスプロの75Ωケーブル、3CFVR です。
今回は、内部の発泡ポリエチレンが誘電体なので、Qの低下も少ないようです。
これをエアバリコンに換えると更に一次側ループが小さくて済むと思われます。
帯域は、FM受信帯域をカバーしていません。
又、同軸ケーブルのむき出し部分の開き方を少し変えるとバンドの上下に同調点が数MHzずれます。

 今回の製作で、同調回路のコンデンサをきちんとしなければならない事がわかりました。

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