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ADVANTEST Digital multimeter

アドバンテストのハンディデジタルマルチメータ R6341Aです。

  K型熱電対を使いたくて購入しました(2010年2月)。

  ハンディのマルチメータで熱電対が使えるのは約2万円以上の高級機種に限られます。
 ヤフオクに未使用保存品、5千8百円でこれが出品されていたので落札しました。

  ともかく安くて熱電対が使えるものが欲しかったからです。
 ネットで調べましたら10年くらい前の製品、測定誤差が少ない高級機とありました。
 それも購入の動機です。

  届いてみますと、取説の印刷時期は’92年です。
 もう20年近く前の製品かもしれません。
 写真のように正面からですと安物に見えます。
 実際には側面に滑り止めのゴムが付けられておりもう少し高級感があります。

  桁数は、最近の高級機と同じ一桁多い29999表示です。

  誤差は、DCV測定で低く、±0.07%±2digit です。
 ですが、ACVでは、最良値で±0.5%±20digit です。
 又、ACVは、真の実効値測定ですが、クレストファクターは3で普及品のフルーク111とほぼ同じです。
 全体的にはフルークの中級クラス87Vと同じ感じですが、容量測定は出来ません。

  サイズはやや大きめで、192x90.5x33mmです。
少し電池ケースが小さく電池スナップがじゃまをして入れるのに苦労します。

  以上のように超古い製品ですが、5千円台ならば買いではないでしょうか?

  なお、K型熱電対の測定には、アジレントのアダプタを使用しています。
 型番は、U1184Aで,定価は確か1200円です。
 プラグの間隔はどのテスターでも同じようで便利に使用出来ます。

  以上がご参考になれば幸いです。

時代が下ってSANWAからPC7000、500000表示、DC確度0.03%(5V,50mmVレンジ)というのが出ています。
いつから発売されたかはわかりませんが、単品カタログの日付は、2023年1月になっています。
温度も容量も測定できます、もちろんTrue RMSです。
デザインは、このアドバンテストと同様にパッとしません。
ですが、古い高級機を中古で買う時代ではなくなりつつあるようです。

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