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 DV−20X H 2003年版についてです。

 
2003年版は、マグネットが変わって、出力がアップしています。
従って、従来品と比べてさらに良くなっている可能性があります。

但し、03年10月より価格もアップしてしまいました。


 2003年の前半頃、ダイナベクター社のサイトを見ていましたら、20Xが2003年版として紹介されていました。
見てみますと、マグネットが強力になり出力アップしています。
変換器は、能率が高い事が性能評価の指標の一つですから、これは、他の事もアップしている可能性があります。
サイトには、従来品がサマリウムコバルト磁石だったものが、更に強力なネオジウム磁石になっている、とありました。

 今回は、メールで購入問い合わせをしましたが、ちょうど在庫切れで、これから製造に入る、近日中に価格アップ、という回答でした。
そこで、即発注を行い、特別にお願いして、ショートリング等を取った(付けない)物の製造を潜り込ませて頂きました。

 納入まで3週間ほどかかりましたが、到着後すぐ適当なシェルに付けて聴いてみました。
以前の物(改造品)と比べると出力、情報量ともにアップしています。
ただ、エコーがわざとらしいというか、何か余計な振動が加わっているような感じがします。
又、溝の最後に入る手前で音がします。
最終溝のクリック音が先に聞こえる、のでしょうか?

 これでは完全な比較にならないので、従来品をシェルからはずし、そのシェルに2003年版を付けました。
これで聴くと特に差が無くなりました。
シェル自体の差もありますが、シェルリードの差で情報量の差が発生していたようです。
差は、少なくなったとはいえ、逆に何かちょっと物足りないナー、という感じが残っています。
この2003年版は、上記以外は未改造なので、まだ、カンチレバーの防振材は付いていますし、コイルには何も塗られていません。
その為かな、と思いますが、はっきりしません。

そこで、XX−1H(改)と比較してみましたが、やはり違います。
XX−1H(改)の方が、音がはっきり、くっきりしています。
カンチレバーの違いがこの音の差の原因のようです。
でもしばらくは、何も改造を加えないでこのまま20XHを使おうと思います。

以下は、写真での紹介です。
箱が新しいデザインになっています。

 

その下は、従来品の箱です。

 

 箱のふたを開けると中のケースが見えます。

 

このケースも変更されています。透明な宝石ケース、という感じです。

 

最後に、カートリッジ本体です。
見た目は何も変わっていません。
カンチレバー先端からダンプ材がはみ出しているのが見えます。

 

他社のカートリッジがどうかはわかりませんが、1つずつ実測データが添付されています。

 

 昔懐かしい(?)B&Kの記録紙です。
カートリッジの測定では、今だにこれが標準なのでしょう。
カートリッジが最新なのに対して、この用紙のレトロ感は、なかなか良いと思います。

 以上です。次ページは、まだありません。

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