Banner

型の製作法

 
型の製作法の一例です。最も簡単な方法です。

 型の作り方ですが、材料は何でも型ができれば良いのですが、今回は、簡単に出来る粘土型で行いました。
少々いいかげんですが、再生したユニットを測定(ひずみ率等)しなければ差(キチンと正確に作る場合との)は出ないと思っています。

(0)ダンパーの場合、粘土型をオスメス作ります。エッジの場合は、雄型のみです。
(1)ダンパーの場合は雄型でも雌型でもほとんど対称形状なので、どちらが先という事は、ありません。
小学生の工作の要領で作ります。
後々のだれを考えて、凹凸は、少々大きめに作ります。

 

(2)これを乾かして、紙やすりで、きれいに仕上げ、表面に保護材を塗ります。
私は、カシュー塗料を使用しましたが、ウレタン系塗料、エポキシ系塗料等でも良いでしょう。
(3)ダンパーの場合にはもう一方の型を作りますが、これには、円柱状(というよりは、厚いせんべい状)にした粘土の上に作成済みの型を押し当てて型に整形します。
その際、離型剤として、石鹸液を少し塗っておき、半乾きの状態まで放置し、その後、型をはずします。
(4)後は、(2)と同じ工程を行えば完成です。型は乾くと少し縮むはずなので、その量と、はさむガーゼの厚みを考慮すれば最高です。

 

(5)エッジ型用の押さえ治具は、ボール紙を利用して作ります。内側の治具は、メインコーンよりも少しとがった形状です。防水用にニスを塗って完成です。

 

戻る  目次へ