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REVOX FMチューナB760紹介、コンバーター

自作したコンバーター部分の紹介です。

 シンセサイザ・チューナの場合、同調回路を変更するだけではバンド変更できません。
周波数を決定する部分のソフトもしくはハードも変更しなければなりません。これは余程でないと不可能です。
海外版と国内版の両方が発売されている機種だとジャンパー線の変更でOKとなる可能性もありますが、それ以外では難しいでしょう。
周波数を変換する場合、80MHzがプラス10MHzの所(=90MHz)で受信できるようにすると都合が良いのですが、今回は手持ち部品の都合で変になっています。

 

上がそのブロック図ですが、90MHzの水晶発振子がありましたのでこれを使いました。

これを2逓倍し、180MHzを取り出し、受信信号と引き算を行います。
つまり、180MHz−(電波の周波数)=(チューナの受信周波数)
となります。従って、80MHzは、100MHzで受信できます。
それ以外の周波数は変になりますが、チャンネルはメモリー出来ますので、使用上は問題ありません。

ブロック図の簡単な説明を致しますと、。
入力信号は、TV電波をカットするBPFを通り、市販のDBM(ダブルバランスドミキサー)に入り、ここで周波数変換され出力されます。。
変換用発振回路は、90MHzを発振し、これを2逓倍し、増幅してDBMに入力しています。
2逓倍は、両波整流の要領です。実際にはブリッジ回路です。
DBMの発振器入力レベルは、かなり高い値が要求されていますが、今回は、それよりかなり低い値しか入力できず、かなり変換ロスがあります。
但し、私の所は強電界地域なので、実用上は問題ありません。。

参考回路図はこちらです。実際にはブロック図や下の写真のように増幅段が1段追加されています。
下の写真は、コンバータ部分の拡大写真です。

 

完全なるバラックセットです。
いもハンダがはずれてしばらく使用できず、修理の為にばらしたので撮影した次第です。

なかなか不良原因が特定できず、時間切れであわててしまいましたので、回路図修正の事はすっかり忘れていました。

以上で簡単ですが、コンバータの説明でした。

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