2011/10/25

 
  「新横浜物語8」  
 

昼時です 昼食です楽しみです

狭い校庭や通路にシートを三々五々広げ 其々が生徒と共に食べるスタイル

家族が出て来れない生徒は 各自教室で弁当を使ったようで

仲良く賑やかに食べてる家族を遠目に見て 教室で弁当は寂しいけれど

或いは別の考えも浮かぶでしょうが これは各々に与えられた運命



大層に云えば持って生まれた定め その上に今から画いて行くのが人生でしょうか

運命が気に入らなければ望む方向へ 懸命に努力すれば少しずつなら変更可

全ての人々が平等に生まれ育つ等は 余りにも幼稚でバカげた思考方法

低成長・安定化社会 希望は叶い難いでしょうが目標としてほしい



前回にも書いていますが 運動会に競争させ順位を付けるのが何故悪い!

人それぞれに差が在ってこそ人間社会 下手な平等主義こそ諸悪の根源

一人寂しくでも食べられるだけ幸せ 飢餓難民を想像するのは子供に無理としても

寂しい思いなら将来家族を増やすなり 友達を大事にすれば良い



話変わって他所様の食事風景に 重大な感心がありまして

少子化社会 生徒一人に親と両両親4人揃って合計7人が案外と多いパターン

その両両親が妻方か父方か直ぐに解る 電右衛門の特殊技能に話の花が咲く(笑)

このパターンに曾祖母が入って8人 長寿化社会ですからそこそこ見受けられました



それに比べ我家は生徒3人を含め総勢12人 大袈裟なれど他に類を見ない大人数

用意された弁当は豪華版 総勢12人の弁当を用意する主婦ミカちゃんの努力が輝き

正月に使う3段重箱に御馳走を各種詰め合わせた他に 巻き寿司・から揚げ・果物

狭い敷物の上に所狭しと並べると 貧乏人子倅出身の電右衛門には幸福感一杯

6年生の孫娘 夢ちゃんが額を寄せ囁くには



「親分ねー 母はお弁当を作るのに朝の4時から起きてたんだよー」



之だけ歓待してくれる嫁 ミカちゃんの心意気が我々にしても誠に嬉しく

子供 夢ちゃんも母親が努力してくれてる姿が自慢で 

それは誇りでもあり やがてはその後ろ姿を自分自身が母となり実行する事でしょう



「アーッ ムーちゃん そんな処歩いたらダメ!」



↑宗人=ムーちゃん1歳・5番手 元気に育ち可愛いい盛り あだ名はピリケン(プッ) 




ハッと見ると巻き寿司の上を歩いて 巻き寿司がペッチャンコ

幸いにも巻き寿司は透明なラップに包まれ 食するに被害はないけれど

煎餅のような巻き寿司 孫が踏んだもの故に乙な味でしたわ           

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