県立神戸工高 情報技術科だより (抜粋)


解 説

県立神戸工業高校(定時制)情報技術科では、学科生徒を対象とした情報技術科だより(印刷物)を作成し配布している。

ここでは 平成9年7月より最近までの「各学年の話題」を抜粋してこれを紹介することにしたい。

なお、原文には 氏名(本名)が記載されているがここでは仮名とした。

なお 「情報技術科だより」では、各学年のニュース以外にも 資格取得啓蒙や各先生からの呼びかけなどさまざまな取り組みを行っている。

 


平成9年7月号

ロボットコンテストに作品出場!

8月23日、播磨学園都市まちびらきフェステイバル97が開催される。

この中で、開催されるロボットコンテストに本校情報技術科4年のt君、d君の設計制作による自走式ロボットが出場する。これは、課題研究の授業で取り組んだもの。

本校、情報技術科では、毎年各種ロボットコンテストに出場しており、昨年度の工業教育フェアではアイデアロボット創作賞を受賞している。

工業技術顕彰にi君が受賞内定!

在学中、多くの資格検定を取得した生徒に与えられる工業技術顕彰制度の表彰対象生徒として本校情報技術科4年のi君が受賞内定した。表彰は卒業時に行われる予定である。

この制度は、授業に関係する資格検定を20ポイント以上取得した生徒全員に与えられる資格取得の奨励制度。全日制・定時制を問わない。情報技術科では、毎年20ポイント以上の受賞者を出しており、年度によっては3―4名になる。下級生諸君も後に続いてほしいと思います。

計算技術検定2級に2名合格!

6月に実施した、計算技術検定に、情報技術科3年のk君、y君の2名が見事合格した。計算技術検定2級は、全日制の工業高校の生徒でも、なかなか取得できないもの。第3学年では、計算技術検定3級にクラスの約半数の7名がすでに取得。4級はほどんどの生徒が取得しています。また、ポケコン検定の基礎級にも9名が合格しています。

第2学年ポケコン技術検定7名合格

日原先生の指導により、ポケコン技術検定に取り組んでおり、基礎級に7名の合格者を出しました。これはクラスの約半数になります。この試験は、計算技術検定と同様、全国工業高校長協会の主催による公的検定です。関数電卓的な使用方法のほか、プログラム言語であるBASICの科目もあります。第3学年では、上級に2名が合格していますので、さらに上級を目指して欲しいと思います。

編転入生4名を受け入れ(2学年)

第2学年情報技術科には、本年4月、5月に計4名の転編入生徒を受け入れました。いずれも、昼間の高校からの受け入れで、県立、市立、私立とさまざまです。

1年に入学するのが基本ですが、単位の取得状況によっては上級の学年に入れる場合があります。

 

計算技術検定4級に挑戦!

1学年は計算技術検定4級にチャレンジしました。4級取得者数は、13名中11名と高合格率になりました。

 

平成9年9月号

k原君(情報技術科4年) 剣道の全国大会で表彰される

4年情報技術科のK君が、この夏行なわれた全国高等学校定時制通信制剣道大会に出場した。k原君は、1年の時から4年連続して県予選で優秀な成績を収め全国大会に出場したことになり、これが認められ表彰された。今後の活躍を期待したい。

特集 今の時期だからこそ本校生にとっての「卒業」を考える

 

平成9年10月

4年生の就職活動開始

川上(株)、スズキ、トヨタ車体、トリニテイ工業など中堅・大手企業に就職内定

 本年度は9月中旬より、就職試験が始まった。本校は、働きながら学ぶ学校であるから卒業後も継続して勤務する生徒のほか、本校卒業を契機に高卒として就職をする生徒も多い。また、専門をさらに深めるよう大学等への進学をする生徒もいます。

就職については、自動車関係の大手が多かったのが特徴です。直接コンピュータには関係無いように思うかも知れませんが、今や、時代はファクトリーオートメーション(FA)の時代。コンピュータロボットを使用した工場で、今後どのような仕事をするにしても情報技術関係の知識は、必要になってくるでしょう。

下級生も、仕事と勉強の両立は大変でしょうが、将来への仕事(就職や今の職場で高卒の待遇を受ける)や進学の夢は持ち続けてください。そして、できる限り、資格などを取得して有利な立場で人生を切り開いてください。

 

神戸地区生活体験発表 情報技術科1年k井君が特別賞受賞

 先日、御影工業高校で行われた、神戸地区 定時制・通信制生徒生活体験発表会で、本校情報技術科1年k井君が、発表を行った。内容は、全日制高校をやめ、本校に来たが、仕事のことなどで留年したが本校のもつ自由で家庭的な環境の中、再度1年に挑戦した経過とその決意を語る立派なものであった。

 

平成9年11月号

平成9年度 県神戸工高 体育祭 「情報技術科が総合優勝!」

 去る10月18日(土)本校グラウンドにおいて体育祭が行われた。

本校では、文化祭と体育祭を交互に実施しており、今年度は体育祭を夜間の授業時間帯に変更して実施した。前回までは日曜日の昼間に行っていたものだが生徒会の意見を取り入れ急遽変更したもの。

前日には、授業終了後、情報技術科の全クラスが集まる「科集会」を開催、情報技術科の全学年の担任の先生や科の先生が見守る中、諸注意や、各種連絡などをし、最後は4年生代表の挨拶で集会を終えた。

今回の体育祭では、最高学年の4年生の出席率が向上しているのは、大変嬉しい事であった。最後の大縄跳びでは全員が一致協力して楽しい時間が過ごせたことは特筆に値するものである。

 

生徒会役員改選 情報技術科3年y君が当選

 本年度の生徒会改選にあたり情報技術科3年y君が、投票の結果、生徒会役員(会計)に信任されました.

 

民間人材 特別講義について  講師 弁護士・弁理士 溝上哲也 先生

 内容 インターネット時代の著作権・工業所有権

日時 平成9年11月17日

対象 情報技術科 全学年の予定

場所 情報技術科 せん孔実習室

 

平成9年12月号

平成9年度工業教育フェアでアイデアロボット技能賞受賞!

去る11月8日−9日、神戸のハーバーランドで兵庫県の工業教育フェアが開催された。

本校、情報技術科の作品が2年連続アイデアロボットコンテストに入賞した。定時制でのアイデアロボット入賞は本校のみであった

1年生計算技術検定3級に11名合格! 合格率85%

平成9年度第1学年は 13名の生徒が在籍しているが、11月実施の計算技術検定3級に11名が合格した。クラス全員が受験し合格率は約85%になる。今後、情報技術検定(1月)に向け頑張っている。本校の情報技術科希望者は入学人数こそ少ない状況ですが、コンピュータを勉強したい気持ちの生徒が多く集まっており、卒業生は平均約3つの資格検定を取得しています。


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