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自由研究1 アンテナを建てる
ハイムの屋根は平らな屋根ですので屋根上の作業は簡単にできます。短波放送受信用のアンテナを建てたときの記録です 1.なぜアンテナを建てるのか 今までは積水ハウスの軽量鉄骨の住宅に住んでいました。柱は軽量鉄骨、外壁はアルミサンドイッチパネルという金属の壁に囲まれた家で、電波(特にラジオ)の入り具合はよくありませんでした。今回建てたセキスイハイムも鉄骨系の住宅です。外壁はアルミではありませんが、ラジオを聞いてみたところ入り具合はよくありませんでした。特に短波帯は最悪といっても過言では無いくらい入りません。建て替えたときに住んでいた仮住まいは、木造だったのでラジオがよく聞こえたのですが、新居はそのようにはいきませんでした。 せっかくBCL用のラジオもあることですし、ラジオ受信用のアンテナを建てることにしました。 なおテレビアンテナは近所のマンションの共同アンテナなのでその引き込み工事を業者に依頼します。 2.セキスイハイムでアンテナを建てるときの注意 セキスイハイムのお手入れ読本には、次のようなことが書いてあります。 *アンテナは高さ3m以内で防錆力がすぐれたものを使用する *支える針金はステンレス線かビニールなどで被覆されたものを使用する *アンテナ架台の根元にはゴムキャップをつける。 *フラット屋根タイプには、アンテナ受け架台とアンテナ支線固定金具を使用する 3.どんなアンテナを建てるか 我が家のまわりは雑音発生源がたくさんあります。たとえば *車の交通量の多いバス通り *トランスのある電柱 *家の前には信号機 などなど・・・・。そこで、 *ノイズを拾いやすいロングワイヤータイプのアンテナは避ける *家への引き込みは同軸ケーブルを使用する。 *屋根への負担が少なくなるようにアンテナは軽いものを建てる 秋葉原のアマチュア無線ショップで短波受信用のアンテナが売っています。今回検討した機種はダイヤモンドアンテナの社の「D707」とコメットアンテナのBR20でした。お店の人の話では「どちらも受信用のプリアンプがついており性能に大差はない」とのことでした。そのため重さの軽いBR20にしました。 BR20の規格 周波数:0.5〜1500MHz/利得:25dbMAX(−10〜+20db可変)/全長1.05m/重量560g/インピーダンス50Ω/接栓M型コネクタ/電源:AC100V(DC12Vアダプター付属)/取付径10〜50mm/耐風速 秒速60m/ |
4.工事の状況
昼間に秋葉原に出かけて材料一式を調達して夕方から工事をはじめました。
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アンテナと、TVアンテナ用の屋根馬、グラスファイバーの支線、ステンレスパイプなどの道具一式です。 アンテナコメットBR20 13160円 屋 根 馬 2800円 アンテナ支線(グラスファイバー) 2040円 その他もろもろで28000円ほどかかりました。 TVアンテナを建てる感覚からいくとかなり高いという印象を受けられると思います。 |
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セキスイハイムフラット屋根タイプ用のアンテナ架台です。屋根の凸部分に差し込みます。 アンテナ架台のくわえの部分は、意外とブカブカでとりあえず入っていればいいという感じのものでした。その分屋根馬の傾きがでますので最終的には支線で調整することになります。 |
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セキスイハイムフラット屋根用アンテナ支線固定金具です。ネジのついている側には板バネがついていて、ネジを締め込んでいくと屋根の凸部に固定できます。 支線を通す部分はあまり大きくありません。グラスファーバーの支線は通せませんでしたので、ターンバックル(支線の張り具合を調整する金具)を引っかけることにしました。 |
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アンテナ架台に屋根馬を置いた所です。 がたつきが出ましたのでアンテナ架台と屋根馬の間にゴム板を挟みました。 屋根馬は鉄製なので、錆び防止のためにクリアラッカーをスプレーしました。特にネジ部分は入念にスプレーしました。以前の家で屋根馬のネジが錆びて色々と困ったことがありましたので(^_^; |
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グラスファイバーの支線を加工した所です。このように細かい金具類がいろいろ必要になり、材料費が意外とかかってしまいます。グラスファイバーの支線がどの程度もつかはわかりませんが、以前の家で針金の錆びで支線が切れるというようなことにはならないと思います。 |
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ポールに支線を取りつけたところです。まわりはすっかり暗くなってしまいました。ポールは錆びにくいステンレスパイプを使用しました。細かい金具類には、錆びにくくするために一応クリアラッカーをスプレーしておきました。どこまで効き目があるかわかりませんが、屋根に錆が流れて行くことはなくなると思います。 |
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支線を張ってアンテナを取りつけました。何とか外観は見られる状態になりました。写真は翌朝撮影したものです。次は同軸ケーブルの引き込み工事です。 |
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エアコン工事の時に、配管を通すスリーブに、あらかじめ空配管をお願いしておきました。工事業者と相談した結果、室外機の配管カバー横に穴をあけてそこから空配管を出すことにしました。CD管を持ち合わせてなかったので、エアコンのドレンホースの残りを通してもらいました。この中にアンテナのケーブルを通します。 |
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空配管を室内側から見た写真です。エアコン室内機本体には、冷媒のパイプを出すための穴があいていますので、それをうまく利用して室内側の引きだし口を設けました。壁とエアコンの間からケーブルを引きだしているので見苦しいこともありません。 |
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アンテナのコントローラーです。 コントローラーには受信ブースターが内蔵されており、ゲインコントロールつまみがついています。ラジオにアンテナをつないで、ゲインコントロールつまみをまわしてみると、ほとんど信号メーターが振れなかった局も、驚くほどメーターが振れるようになりました。但し、このラジオ(SONY ICF-2001D)で使っている限りでは、中波帯には全く効果がありませんでした。これだけはまことに残念です。それに周波数帯をかえるたびにゲインコントロールを調整する必要があります。使ってみた感想としては、短波、VHF帯を聞く限りでは効果はあるようです。 |
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