2. ハウスメーカー選び その1(2000年7月から8月)

2-01. 新宿ozone見学

2000年春、桜の花も散った4月15日。新宿にozoneというところがあると聞いたので家族で行ってみた。 
 ホームページはhttp://www.ozone.co.jp/
いろいろなインテリア用品などが展示してあって建築家や工務店の紹介をしてくれたり家づくりのアドバイスをしてくれるとのこと。家づくりの勉強と思って行ってみた。

当時、私には建築家に設計を依頼するというのはお金がたくさんかかるという先入観があった。建築家に設計してもらうのは、お金持ちの人がすることで私たちは縁がないだろうと思っていた。事実ozoneの展示パネルを見ると、建築家に支払う代金が??万円とか工事代金の?%とか書いてあったので、思わず引いてしまうのだった。

展示スペースの中に実際に建てた事例集をパソコンで見るコーナーがあった。条件を入力して事例を検索できるようになっている。ここで、うちの敷地のデータを入力して検索したところ検索結果は「0」。ちょっと条件を緩めてみて検索してみても結果は「1」。
その1件も、うちでは建てられない家だった。ちょっと悲しかった。「じゅんちのような狭い敷地で安く家を建てようとする場合は、建築家はお呼びでないんだな。門前払いか・・」と勝手にひがんでしてしまった。

「これはハウスメーカーで建てるしかないんだな」と勝手に思い、沢山の資料と書籍を適当に斜め読みしたものの、どんな家が建てられるのかというイメージもできずに、ozoneの中を眺めて帰ってきたのだった。

後日@nifty FMYHOMEに入会してログを読んでみると、このときの私の勝手な思いこみは間違いだったとわかった。もっと早く@nifty FMYHOMEを知っていればいろいろな選択肢があったかもしれない。
25年前の積水ハウスで「建売住宅を建ててもらう」的な感覚で家づくりをしようと考えていた私達の頭を切り替えなければ思ったのであった。


2-02. 展示場まわり(その1)

ozoneショック(笑)のため、しばらく家づくり情報収集は怠っていたが、そろそろハウスメーカーの家を見てみよういうことになり、週末を利用して住宅展示場まわりをすることになった。
私の居住地である東京都大田区には、馬込(まごめ)と下丸子の2カ所に住宅展示場があり、その中から鉄骨系のハウスメーカーを見て歩くことにした。


【おことわり】
展示場まわりをしていた頃、私の家づくりに関する知識はほとんど無きに等しいものでした。勘違いや誤った表記も多々あると思います。勉強不足のため内容についてはあまりにも恥ずかしい部分もありますがあらかじめご了承下さい。

7月9日 旭化成へーベルハウス見学

まずはじめにへーベルハウスを見に行った。友人でも勤務先でもへーベルハウスで建てた人が何人かいるので興味があった。へーベルハウスの展示場には、狭小敷地に建てる家ということで、「エヴァース3」と「ハイキュービック」2種類の3階建商品が建ててあり中がつながっているつくりになっていた。
2Fバルコニーに象さんがのっていた。このときまだへーベルハウスが象さんのCMをしていることを知らなかった(^_^;)。ので何で象さん?状態だった。


印象に残ったPR点など
 *耐震、耐火、遮音の建物である。
  阪神淡路大震災で残った建物の写真を見せられた。この写真は、説得力があった。この建物が残ったお宅   は後日区画整理で転居され、転居先でもへーベルハウスで建てられたとのことである。

 *3階増築システムがあるのはへーベルハウスだけ。
  配管と階段場所を決めておけば3階を簡単に増築できる

 *60年住めます。
  メンテナンスのスケジュール表を見せられる

 *この地域ではへーベルハウスでの施工件数が一番多い
  へーベルハウスと「A社」「B社」「C社」と施工実績のグラフを見せられる。

 *配管は「さや管」
  床や天井を外した部分があり、のぞけるようになっていた。

質疑応答
  Q:工期はどのくらいか?
  A:4〜5ヶ月
  Q:シロアリ対策は?
  A:コンクリートだから大丈夫です。
  Q:メンテナンスは?
  A:10年ごとに点検します。
  Q:シックハウス問題は?
  A:対策してます。
  Q:坪単価は?
  A:話題をそらされてしまい聞き出せなかった。
感 想
2棟並ぶモデルハウスの違いがよくわからなかった
展示場の人は自信たっぷりに自社商品を説明していた。価格を言わないということはきっと高いに違いないと思った。
確かに高そうな感じの建物だ。構造はしっかりしているようだけど。60年住むにしてもメンテナンス費用がかかりそうな気がした。居住中の積水ハウスのプレハブのように安くはいかないようだ。数日後へーベルハウスからメールが来た。現場見学の案内だった。
その後へーベルハウスがFMYHOMEのあんしんサービスからなくなると聞いたので候補から外した。

左写真はへーベルハウスの展示場、2軒並んで建っている


2-03. 展示場まわり(その2)

【おことわり】
展示場まわりをしていた頃、私の家づくりに関する知識はほとんど無きに等しいものでした。勘違いや誤った表記も多々あると思います。勉強不足のため内容についてはあまりにも恥ずかしい部分もありますがあらかじめご了承下さい。


7月16日 積水ハウス見学

今住んでいる積水ハウスが、25年たってどれだけ変わったか見てみようということで訪問した。
積水ハウスの展示場には「ジオ・トリステージ」が建っていた

印象に残ったPR点など
 *メーターモジュールなので階段、廊下が広い
  階段に階段幅の表示があったりした。
 *収納
  階段下部分に床をとりはらい階段下と床下収納をあわせたような収納部分があった。
 *玄関脇の手すりとイス
  玄関の段差が少なくなっているので、靴をはいたりするときに座ることができる小さなイスがあった。
 *ユニバーサルフレームシステム
  設計や間取りの自由度が増すとのこと。


質疑応答
 Q:工期はどのくらいか?
 A:約4ヶ月
 Q:シロアリ対策は?
 A:特にしていない。必要だったらする(と言っていたと思う)
 Q:シックハウス問題は?
 A:対策してます。
 Q:坪単価は?
 A:自分の敷地の形状と建坪率と容積率を話したら、
   五反田で似たような土地に建てたの家の図面をもってきて説明してくれた。
   だいたいの代金も教えていただいた。

写真は積水ハウスのモデルハウス


感想
 お話しいただいた家の外観だけでも見てみようということで行ってみた。3階建てのなかなかいいお宅だ。3階建てでこの価格なら2階ならなんとか 予算におさまると思った。
積水ハウスの展示場のT氏とはざっくばらんに話ができた。「昔の積水ハウ スは規格品を売っていたから売りやすかった」と上司は言ってましたとか、 建設中の裏話などいろいろな話をしていた。好感がもてた。
 「今住んでいる家が積水ハウスです」と言ったらもっと違う方向に話が進んでいたかもしれないが、それを言ったら積水ハウスより囲い込み攻勢をを受けるだろうと思い黙っていた。他のメーカーもみたい。

ただ、メーターモジュールのはずなのに、壁などがが厚くなったためか、今 自分たちが住んでいる家のような広さが感じられず、メーターモジュールなのに狭いなあというのが皆の正直な感想だった。
25年前のメーターモジュールの家がつくりだすゆとりの空間が、今のモデルハウスでは感じられなかった。もっとゆとりある空間だったはずと思っていたんですよ。残念だあ〜。これなら無理して積水ハウスにすることはないのではないかと思ったが、私自身は最後まで選択肢の中に残すつもりでいた。




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