26. 家屋調査
1.家屋調査のお願い 引き渡しから約5ヶ月経過した8月はじめに、都税事務所から「家屋調査のお願い」の手紙が来ました。 内容は次のようなものでした。 ********************************* 平成13年8月6日付 都税事務所 固定資産税評価課 から来た文書 家屋調査のお願い 固定資産税については、常々ご協力くださいまして、ありがとうございます。 あなたが新築・増築・改築された下記の家屋について、不動産取得税・固定資産税・及び都市計画税の評価額を決定するために、家屋の構造・間取り・建築資材などの調査をさせていただきたいと思います。また、工事見積書・工事契約書・設計図面(特に各階平面図)・建築確認通知書などを拝見させていただきますので、ご用意くださるようお願いいたします。 つきましては、調査日時などをご相談したいと思いますので、お忙しいところ恐縮ですが、8月17日までに担当まで電話連絡をお願いします。 なお、担当は家屋調査のために出張していることが多いので、電話なさるときは、勝手ながらなるべく平日の午前9時から10時30分まで、または午後3時30分から午後4時50分までの間にお願いします。担当が出張などで不在である場合は、電話の応対者に連絡先をご伝言ください。のちほどこちらから連絡させていただきます。 記 1.家屋の所在地 大田区・・・・ 2.種類 居宅 3.構造 軽量鉄骨造 亜鉛メッキ葺 2階建て・・・・・ 以下略 ********************************* というような文書がきました。 家屋調査はとつぜんやってくるという話を聞いていたので手紙が来るとは思いませんでした。 早速電話をしたところ13日午前中ならば時間があるということで、来てもらうことにしました。 2.調査担当者来訪 朝11時半に担当者が2名来宅しました。 石原都知事の名前入りの写真入りの身分証明書を提示して、まず資料をみせてほしいとのことなので、2階LDKにあがってもらい、各種資料をみせました。 来宅したのは男性のUさんと女性のKさんです。女性のKさんはまだ新米のようです。Uさんのアドバイスを受けながら、書類を見ながらチェックシートに記入していました。 調査の順序は次の通りでした。 *契約書の確認 工事金額を確認していました。 *工事監理報告書の確認 「この書類を見たのは初めてです。こういう書類があるのはいいですね」とUさんは言って報告書を眺めていました。 *建築確認済証の確認 建物の高さ、天井の高さ、内部仕上げ表、外部仕上げ表等を確認していました。 *基礎図の確認 基礎が布基礎かべた基礎かを確認していました。 *平面図と各部屋の確認 平面図をもとに各部屋を回り、間取り、サッシの種類、浴槽の種類、トイレの便座などを確認していました。 UさんがKさんに記録するところを細かく指示をしていました。 図面をしまおうとしたら、Kさんが「もう少し見せてください」と言って平面図をずっと見ていたのが印象的でした。 3.税金についての説明 家の中を見終わった後で、東京都主税局発行の「不動産と税金2001」という小冊子をもとに、税金についての説明がありました。説明内容を一部以下に記します。 *不動産取得税 一回のみ課税される。課税標準×4%=税額 但し平成16(2004)年6月30日までに取得した「住宅」の税率は「3%」に据え置かれる。 新築住宅の床面積によっては、住宅の価格から一定額が控除される。 貸家以外の一戸建ての住宅で床面積が50平方メートル以上240平方メートル以下ならば住宅の価格から1200万円が控除される。 税額の計算は(住宅の価格−控除額)×3%=税額 となる *固定資産税 課税標準(固定資産の価格等)×1.4%=税額 となる 毎年1月1日現在に固定資産課税台帳に登録されたものに課税される。 うちの場合は平成13年1月1日には建物はなかったので、平成14年から建物分も課税される。評価額は来年には80%に下がるので、その下がった価格を課税標準とする。 *都市計画税 課税標準(固定資産の価格等)×0.3%=税額 となる 毎年1月1日現在に固定資産課税台帳に登録されたものに課税される。 うちの場合は平成13年1月1日には建物はなかったので、平成14年から建物分も課税される。評価額は来年には80%に下がるので、その下がった価格を課税標準とする。 *新築住宅に係る固定資産税・都市計画税の減免 平成12(2000)年1月2日から平成15(2002)年1月1日までに新築された23区内の住宅については、新たに課税される年度から3年度間、住宅分の固定資産税・都市計画税が減免される。 50平方メートル未満 1/2減免 50以上120以下 全額減免 というわけでうちの場合は住宅分の固定資産税・都市計画税が減免されます。 説明のあとでいくつか聞いてみました。 Q:うちはキッチンや風呂が各階についているので二世帯住宅になるのか? A:建物の中で各世帯が自由に行き来できない住宅を二世帯住宅ということにしている。この家は中に階段があり、中を自由に行き来できるので一世帯ということになる。 Q:評価額算定のときに特に加算される設備は何か? A:たとえば風呂場が大理石だったりした場合は、加算される。運搬機(ホームエレベーター)もホームエレベータも加算の対象になる。 Q:セキスイハイムはコンセント付け放題で、いくらつけても値段が変わらない。以前コンセントがたくさんついている家も加算されると聞いたことがあるが今はどうか? A:今は・・・・ないですね。 家屋調査は45分で終わりUさんとKさんはお帰りになりました。 1日2,3カ所回られるそうです。 評価額がどの程度になるか楽しみです。 ![]() |