バリ2004 ログNo.7
【ダイビング情報その3】


【11.ボートポイントにも行きました】

ピグミーシーホース 過去2回来ていて見られなかったピグミーが見られるというのでトランバン初のボートダイビングにも挑戦してみました。

 バリのボートは細身のカヌーに毛が生えたような船体にアウトリガーというアメンボみたいな足(?)がついているものです。
中に座ることはできないので縁に腰掛けて移動します。

 タンクを背負っていると落っこちそうなので、BCはポイントについてから水面で脱着します。
 流れているときにのんびりBCを着ているとアウトリガーに頭をぶつけそうになるので要注意です。

 エグジットは、はしごがないので、ウェイト、BCを渡して、エイヤっとよじ登ります。 幸い、水面からそう高くはないのでちょっと非力な女性でも問題なく登れると思います。

ボートポイントでは、1枚のウチワに何匹もピグミーが居るところがあり、う_は1枚に4匹のピグミーが写っている写真を撮りました。(上の写真はうち3匹が写っている部分をトリミングしています)

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【12.電流でサンゴが育つ?】

電流実験 ハウスリーフの端に変な形の魚礁が沈めてありました。
 魚礁にはなかなか綺麗なサンゴがついており、結構魚が寄っています。

 洪水の影響か、ダイバーの影響か、サンゴが元気がないので魚礁にサンゴを育てようとしているのかなぁと思ったら、みゆきさんによるとこれは実験とのこと。

 海水中に鉄の構造物を沈めておき、それに感電しない程度の弱い電流を流すと、鉄の表面に白い膜が出来て鉄が腐食しなくなるとのこと。
 確かに、水中でよく見ると魚礁の表面は白いもので覆われていて腐食している気配はありません。
 実は、トランバンの沈潜リバティ号は鉄で出来ている上に波の影響を受けやすい浅瀬にあるので非常に痛みが激しいらしいのです。

 確かに、4年前に潜ったときより崩壊が進んでいるような気がする。
 で、このまま行くとあと10年もすると沈潜がなくなっちゃうかもしれないということです。

水中風景 それで、どこかの研究者が提案したのが、沈潜自体に電流を流して腐食を食い止めるという方法だったのですが、みんなで相談した結果、直接やるのは怖いので、とりあえず魚礁を沈めて試験をやってみようとのことでした。

 面白いのは、微弱電流がサンゴに及ぼす効果です。
 魚礁に付けるため、いくつかサンゴを持ってきて置いてみたら何と通常の何倍かの速度でサンゴが成長するとか。
 確かにこの魚礁についているサンゴ、活きが良いんですよ!
 何でなんだろう?ぜひこの理屈を知りたい!!!

 高水温の影響で世界各地のサンゴがダメージを受けましたが、こういう技術を利用して早くサンゴ礁が復活すると良いなぁと思います。

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【13.まとめ】

 バンドス、セブを間にはさんだものの、また戻ってきたトランバン、やはりここの海は抜群に面白いです。

  なんせ、ドロップオフ、砂地、沈潜、シルトと様々な環境にホテル前のビーチから自由に潜れる。しかも生物は豊富で、魚影も濃く、何日潜っていても全然飽きない。

 問題は、子どもが大きくなってくると、待っている間ちょっと退屈かなということ。
 シッターさんにプールや海遊びの監視をしていてもらうわけにもいかないだろうし、キッズルームがあるわけじゃないのでおもちゃや遊具、ビデオがそろっているわけでもないし。 次からは何か対策を考えないといけないなぁ。

あぁ、でもすぐにでもいいからもう一度行きたい!

海を見ながら食事