スミラン ログ No.10



【安全性への配慮】

クルーズでは、流れの速いところがあったり、1日3本も潜るということで、安全性には大変気を配っているように見えました。

まず、潜水計画は、1本目最大水深28mで、その後マルチレベルでホイールを引ける範囲内で潜水計画を立てます。今回はコンピュータの無減圧潜水時間の残りが厳しくなったことは1度もありませんでした。
また、1日の内で前の最大水深より深く行くことも一回もありませんでした。
#これが当たり前のことなんだろうなー

◆ ◆ ◆ ◆


安全停止は殆どモーリングにつかまって行いましたが、流れが速くてモーリングに戻れない場合に備えて、ガイドさんはフロートに長めのロープをつけて用意しているそうです。
これは、流されながら安全停止をする場合に、水中からフロートを上げて、お客さんがみんなそのロープにつかまって安全停止をするためで、こうするとみんなが浮いたり沈んだり、流されたりしなくていいそうです。

潜るポイント選びにも慎重で、ポイントまで行ってから流れが速くて場所を変更したことが何度もありました。
水中でも、根を回ると潮が速かったりすることがありましたが、流れの少ない岩影岩影を通ってくれて、あまりしんどい思いをすることはありませんでした。

海上ではディンギーが常に待機していて、モーリング以外に浮上しても、ボートが迎えに来るのを長く待つことは殆どありませんでした。

予定潜水時間を超えてなかなか上がってこないグループがあると、ディンギーが心配そうに、うろうろしていました。常に海面から潜っている人のことを気にかけているようで、とても安心でした。

◆ ◆ ◆ ◆


【スタッフ】

クルーズ船のクルーはとても働き者で、お客さんが心地よく過ごせるようにとても気を使っていました。
BCを着ようとすると、さりげなく腕を通しやすくBCを整えてくれたり、立ち上がろうとするとちょっとタンクを持ち上げてくれたり、エグジットしようとしてフィンを脱ごうと思ってちょっと手間取っていると、すっとはずしてくれたり(手間取っていないときは手は出てこない)、とにかく押しつけがましくないさりげない手が出てくるのです。
ご飯を食べていても、お水がなくなったからお変わりに行こうと思っていると、注ぎに来てくれたり、食べ終わって一息ついたからお皿を下げようと思うと下げに来てくれたり、決してせかしたり、遅れたりしないすばらしいタイミングで全てが行われていました。
高級ホテルのレストランでお食事をしているようで、とてもすばらしかったです。

◆ ◆ ◆ ◆


というわけで、長かったLOGもここまで。
マリンプロジェクトの皆様、ダイブマスターIIの皆様、楽しい時間を本当にありがとうございました。


前のページ   旅行記・ログINDEX