今回のカパライは、旅行業者(有)アセントさんと連絡を取っている中で、何となく今年も昨年のGWに引き続きシパダンに行こうかという話から、カパライにリゾートを作っているので、こちらはどうですかという話が出て、何となく決まった旅行でした。
私自身は、カパライがどこにあって、どんなところなのか全然知らなかったのですが、新しくできる水上コテージで、値段もシパダンよりちょっと安いということに目がくらんで、つい、カパライ行きを決定してしまったのでした。
2−3年前からカパライにリゾートを作るという話が持ち上がっていたにも関わらず、未だにできていないという情報を得たのはその後で、本当にGWまでにリゾートができるのかと、そこはかとない不安に捕らわれたのでした。
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出発1週間前になってアセントさんからメールが舞い込みました。曰く、カパライリゾートに設置する浄水施設がまだ船の上なので、29日まではシパダン、29日の夜からカパライということでご了承くださいとのことでした。
うーむ、やはり予感は的中したか。ま、シパダンとカパライと両方楽しめるならそれでもいいか。しかし、本当に滞在中にカパライリゾートは完成するのだろうかと、複雑な気持ちでシパダンに向け、出発したのでした。
今年はシパダンはPSRに宿泊しました。4月26日の午前中にシパダンに到着し、ほとんどすぐにドロップオフにてチェックダイブ。PSRの目の前からドロップオフに向かうと、何と、すばらしい透明度ではありませんか。
ドロップオフの壁から、下の棚まで見渡せて最高の気分でチェックダイブをする事ができました。
今年のシパダンはとにかく透明度がよく、ボートポイントは皆40mオーバーという感じで、壁から距離を取り、ただただ地形を見渡し、空中を漂う感じだけで十分楽しかったです。
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しかし、あまりにも水がきれいなせいか、昨年に比べるとバラクーダやギンガメアジの群は小さく、私は浅いところでばかり見たのですが、どうも他のグループの人の話によると、40m付近に群れていることが多いらしく、ギン・バラの群を楽しむには今ひとつだったようです。
私たちのグループのダイブマスターは、結構泳ぐので、なかなかじっくり生き物を観察できないし、ギン・バラより他の小物系も探してみたいということで、私と夫は結構ボートをキャンセルして、ドロップオフに通いました。
ドロップオフでは、アケボノハゼ(-27m)やニチリンダテハゼ(-17m)、オドリハゼ(-17m)など、被写体として人気の高いお魚が比較的簡単に見られます。しかし、これらのハゼたちは、夕方になると穴に入ってしまう様なので、確実に見たい場合は、昼間にボートをキャンセルして見に行く方がいいかもしれません(その方が人も少なくて、ゆっくり出来るし)。
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ちなみに、昨年はドロップオフは両方いけたのですが、今年はタートルカバーンと反対側のほうは、流れが強く危険なことがあるので行かないようにと言われました。
PSRでは、ナイトダイブは、アドバンス以上、最初の一回は必ずダイブマスターと同行し、後はセルフで潜ってもいいと言われました。
OWな私たち夫婦は、ナイトダイブができないのかと、ちょっと心配になりましたが、昨年シパダンでナイトダイブのイントロダクションコースを取ったこと、これまでにも何度かナイトダイブを経験したことがあることを話すと、簡単にナイトダイブをOKしてくれました。
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そうそう、今回、ナイトダイブ用に買っていったものがあります。
それは、釣りの時に、仕掛けの上につける点滅式のビーコンで、釣具屋さんで700円で購入したものです。
50m防水で、単3電池一本で12時間使えるようです。
水没しても、乾かすだけでまた復活するような単純な構造で、水没してもあまりブルーになることもなく、ケミカルライトを使い捨てするより経済的だと思います。
使ってみた感じは上々で、光量的には劣るものの、ガイドをするなど、より目立つ必要がある人でなければ、高いダイビング用のビーコンを買うよりいいのでは無いかと思いました。