8.1 写真をスライドショーにして楽しむ(スキャナの活用)
以前のディスプレイでは、長時間、同じ画面を表示しておくと、焼き付けが起きることがあった。
この対策として、一定時間、パソコンを使用しない状態が続くと自動的に画面を暗くするなどの機能を持たせていた。
最近のディスプレイでは、焼き付けの可能性が低くなったことから、画面を暗くする替わりにスライドショーを表示することが一般に行われてる。
色んなスライドショーがあり、市販されているもの、インタネットからダウンロードできるものなどから、自分の好みのスライドショーを選べばいい。
しかし、いつも同じスライドショーでは飽きがくる。
お薦めは、フルーウェアである「スライドショーSS」や「Bitmap Player」を利用して画像を表示するもの。
このスライドショーは、予め設定した画像を順番に、またはランダムに表示するもので、画像は好きなものを指定できる。
この好きな画像として、市販されている画像データを使用することもいいが、スキャナーがれば、図書館で美しい風景やピカソなどの画集を借りて、画像を取り込みスライドショーのデータにするのはどうか。
但し、著作権を侵害しないように、個人で楽しむことに限定すること。
8.2 OCRで新聞・本を取り込み文章にしよう
新聞記事や本の一部をパソコンに文書として取り込みたい場合がある。(スクラップの作成など)
このような時、スキャナーで文章を読み込み、OCRソフトで文字認識させることで、文書をパソコンに取り込むことができる。
スキャナーには、色々な種類があるが、OCRとして利用するには400dpi以上の解像度を持ったスキャナーでないと満足できる認識率は得られないので、中級以上のフラッドベッドスキャナーを用意しよう。
但し、取り込んだ文章は、あくまでも個人での利用に留めるべきで、著作権の侵害にならないように留意が必要。
単なるスクラップであれば、デジタルカメラの利用も考えられる。デジタルカメラのマクロ撮影機能を使用すれば、名刺の文字程度でも読みとれる画像が得られる。
しかし、デジタルカメラで撮影した文書(画像)とOCRソフトで作成したテキスト文書では、記録容量に雲泥の差がある。
8.3 DVDビデオを観賞しよう
最近は、パソコンに接続できるDVD−ROMの価格が低下してきており、1万円程度で購入できるようになった。
DVD−ROMは、従来のCDも利用できることから、CD−ROMからDVD−ROMへ簡単に取り替えることができる。
ソニーのプレイ・ステーション2はDVD再生ができることから、DVDの普及にはずみがついており、レンタルショップでビデオテープを借りるのと同程度の価格で利用できるようになってきている。
パソコンでDVDを観賞するには、DVD−ROM装置だけではダメで、DVD再生のためのソフトが必要になります。
また、動作環境として、CPUは、K6−2
350MHz以上、32MB以上のRAM、サウンドボード、スピーカ、グラフィックスカード等を要求します。最近のパソコンはエントリーモデルでも、十分な動作環境を持っているが、数年前のパソコンでは、性能不足でDVD観賞はできないこともあるので、自分のパソコンが、必要とされる動作環境を備えていることを確認しておく必要がある。
DVDの再生ソフトの定番として、お勧めなのは、PowerDVD XP。