激走!日本一周そのD
沖縄県を離れる前にシーサーについて少しだけ・・・
沖縄で獅子のことをシーサーと呼ぶ。通常シーサーは2体(2匹?)セットである。一般的に、口の開いたシーサーを向かって右側に、口の閉じたシーサーを向かって左側に据え付ける。口の開いたシーサーが雌で、福を招き入れ、口を閉じたシーサーが雄で、災難を家に入れないとされている。口の開閉は、あらゆる物事の「阿吽(あうん)」の形態ともいえるようである。金剛像の運慶・快慶や境内の狛犬も「阿吽」と口を開いている。「あ」「ん」は、文字通り「あいうえお・・・ん」な訳で、物事すべてをあらわす。まさに、すべて気のあった「あうんの呼吸」である。
※何だか全体的に説明文が多いけど、間違いがある場合は優しく指摘して!少しぐらいの間違いは「ひとりよがり」に書いているので・・・。
翌日の移動は、待ち時間が多かった。飛行機で石垣島→沖縄→鹿児島。ここで夕方である。鹿児島からは、飛行機・トッピー(この前鯨にぶつかった高速船)・フェリーのどれかで渡る。この時間ではもう船無いので渡れない。しかも、トッピーは自転車手荷物でもダメらしい。つまり、フェリーで約4時間で渡る。
翌朝強風の中フェリーに乗る。強風でトッピーが欠航だったようなので、どちらにしても大正解!風のためか誰も外にいなかったけど、暫く桜島を見て感傷にふけっていた。
「屋久島でどうするかな〜!」
何だか、強風で自転車走るの辛そう。迷う。
「明日どうせ10時間ぐらい歩かなければならないし、無理に走る必要あるのかな?」
・・・・・・
「このままバスに乗っちゃうかな〜」
・・・
・・・・
「お〜!!」
「お〜〜〜〜!!!」
なんとイルカの大群?(5〜6匹)が、フェリーを追いかけている。誰かに教えたかったけど、甲板に誰もいない。一人で、イルカを見ていた。
「屋久島自転車で走るぞ〜!!」
元気が出てきた。屋久島は一周約100KM。ユースは丁度港から見て島の大体真下に位置する。2回に分けて走れば、屋久島も一周だ!着いたらやはり自転車乗ろう!