芹沢氏の特徴ある登場人物である精神を重視する聡明な男女(鶴見、哲次と倫子、とり子)、聡明であるが精神を軽んじる男(成夫)、裕福で精神の貧しい女(不二子)がそれぞれどのように考え、どのように行動していくか、そのこころの変遷を読みとることが芹沢文学の楽しみのひとつです。

憩ひの日
全302頁
1942年2月20日 発行
定価 2円20銭
博聞館
絶版



【 掲載作品 】

憩ひの日