「みんな遺言書はつくたっか」弁護士の同窓生がそう問いかけるのに、作者は幼い孫娘に自分の記憶を残すために、ペンクラブの会長を辞めて、ジュネーブに行かなければと思い立つ。そんな動機で始めたスイスへの旅を、40年前の記憶と共に鮮やかに描き出しています。
全218頁 1975年11月20日 発行 定価 700円 株式会社新潮社 絶版
【 掲載作品 】
レマン湖のほとり