初めて書いた長編少女小説です。薔薇とは作品中チフスで死んでしまう天才少女光子のことですが、この作品を書くきっかけになった友人の娘がモデルとなっています。光子がこころが美しいために、死してなお友や大人たちのこころの中に生きて、良い影響を与え続けていますが、現実の友の場合でも、年月が経ったこの単行本発刊当時でも、こころに娘が生きていたために「薔薇は生きてる」と改題しました。

薔薇は生きてる
全210頁
1947年5月1日 発行
定価 37円
偕成社
絶版



【 掲載作品 】

薔薇は生きてる