長編小説に精進していた時期に書いたもので、自分の作品が時代の影を背負っていることについて疑惑を抱き、悩んだ時期でもあり、それが作品にどう現れているか、とあとがきに書いています。

魚眼
全344頁
1941年9月6日 発行
定価 2円20銭
博文館
絶版


【 掲載作品 】

林檎とビスケット  お化粧  梅の花枝  街の灯  老年
遙かなる祈り  雪空  洋服(小役人の服)  海の人  夢のかよいじ