『こころの波』
 『こころの広場』に続いて、季刊雑誌『ひろば』の随筆を集めた随筆集の第3弾。7章30編から成る。この随筆に至って、スタイルは『神の微笑』へと続く輝きを持ったように思う。魂に染みる作品が多い。
こころの波





全222頁

1982年10月15日 発行

定価 1029円

株式会社新潮社

絶版
【 掲載作品 】
第1章
牡丹と記念切手  文学の胞子  童女  思いがけない場所で
アメリカと信じてブラジルへ移住した村の人々

第2章
私はソ連でデカンショを唄った  親孝行について  「椿姫」に嗚咽した民衆

第3章
梅雨の頃をスイスで過ごしたい  レマン湖畔の夏  人生の秋

第4章
老齢か  喪服を着た貴婦人  C伯爵夫人はどうしているか  ノーベル賞候補者夫人
春の来ない冬と春の来る冬

第5章
この期に及んで五千枚の原稿用紙を作らせるとは  飛行機について  ミケランジェロと語った日
新年は私にはないが  静かな人生のたそがれ この冬に向って、三通のよろこばしい知らせ

第6章
年の瀬  死んだはずの若い日の友が生きていた  美しい朴の一葉がまた散った  孤独な老耄欅
ローマ法王のメダル  私も「ガン病棟より還」らなければ  最後の「ひろば」に

第7章
或る女流詩人への手紙
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