『時を歩む子等』を改題して出版しました。最初期の作品で、テーマやモチーフが不安定なところが初々しく思えます。平井の父にはまだ明治のブルジョアの香が残ります。青春とは、ある意味作者自らが独身でパリから戻ったならば、こんな青春を送ったという設定で書いたのかもしれません。
全236頁 1947年1月30日 発行 定価 22円 御影文庫 絶版
【 掲載作品 】
青春記