/// お精霊さん /// (00/08/11)
京都のお盆では、精霊をお精霊さん、 「おしょらいさん」と呼びます。 このお精霊さんが各家庭に帰って来る のは12日の夜とかで、13日の朝の朝食より、 16日の朝の朝食までを、お精霊さんとの 精進料理で過すこととなります。 精進料理は生ぐさものを避け、ダシも 鰹節は使わずコンブと椎茸でとります。 そして「七種」(なないろ)と呼ばれる、 瓜、ほおずき、ささげ、枝豆などを 供えます。 でも今どき、この風習を厳格に守って いる家庭は少ないと思います。 そして、16日の夜、送り火と伴に お精霊さんは帰っていくこととなります。 また、このお精霊さんが帰っていく 16日には、川の橋のたもとなどには、 お供物が積み上げられているのを見掛ける ことが出来ると思います。 昔は川に流していたらしいですが、 さすがに今では京都市から川には流さない ように、お達しが出ており指定場所に 供えられています。 写真は迎鐘です。上は六道珍皇寺、下は 六波羅蜜寺です。六道珍皇寺では鐘はお堂の 中にあって見えません。写真では音は 伝わらないですが、グオ〜〜〜ンと云う低い 重たい響きが境内に伝わります。 六波羅蜜寺も鐘は見えず、地下にあります。