2019/05/23
クラシック聴いてみませんか!!
あなたはどんな音楽が好きですか?
私は何でも聴きますが、クラシックも大好きでよく聴きます。
スポティファイは凄いです。クラシックに限らず、
あなたの聴きたい曲は殆ど揃っています。・・といっても過言ではないと思います。
そして音源がいいので、是非premium会員になる事をお薦めします。
どんなに古い音源のアルバムでも、
見事にノイズレスでクリアな厚みのある音に仕上げています。
何故か?
オーディオファイルの音質を左右するのはビットレートですよね。
ビットレートとは、1秒間に処理したデータ量を示しています。
MP3だと192とか320とか表示している部分です。
例えばビットレートが320のMP3ファイルは、
1秒間に320キロビット(略すと320kbps)のデータ量を持ちます。
ビットレートが大きくなることは、1秒間に処理するデータが増えるということです。
そのデータ量が増えれば音も良くなるわけです。
よく使われているファイル形式を挙げます。
それはWAV・320kbpsのMP3・192kbpsのMP3です。

WAVファイル
WAVは音質ピラミッドの頂点に位置します。
WAVはオーディオ形式の中では高級車に例えるとロールスロイスです。
WAVファイルは他の圧縮形式と比べると、
クリーンで歯切れの良い音になります。
WAVの唯一のデメリットは、大きなファイルサイズです。
WAVファイルはハードドライブの空き容量を食い潰します。
WAVしか使わない場合、コンピューターをはじめ携帯電話・
iPod・Dropboxの容量がすぐに無くなってしまう事を意味します。
例えば、iTunesやAmazon MP3は、
どちらも高音質のWAVでアップロードするよう求めています。
従って、iPadや各スマホでの音楽ストリーミングには当然向きません。

320MP3
320kbpsのMP3はもっとも広く使われているファイル形式と言えるでしょう。
そしてその理由もあります。
320MP3は、音質とファイルサイズの両方の良いところを持っているからです。
320MP3は管理しやすいファイルサイズに圧縮されます。
しかし、再生してみるとちゃんとリッチなサウンドになっています。
もしオンラインでストリーミングをするならば、
320kbpsあたりが良いバランスになるでしょう。
例えばSpotifyの高音質モードは、320kbpsでストリーミングされています。
320MP3は、ハードドライブの容量や読み込みの時間を節約し、
自分の音楽を現実的な高音質で共有するのに優れた選択肢といえます。
そして、なんとあのパナソニックがハイエンド機種として、
Technicsブランドのネットワークプレーヤーを内蔵した/SACDプレーヤー
「SL-G700」を発表しました。
そうなんです。これからの時代は間違いなく、
ネットワークオーディオの時代がやってきます。
何れは現在の最高音質192khz/24bitから、
低価格のネットワークプレーヤーでも、
384khz/32bitの最高音質になる事は間違いありません。
令和生まれの人が物心が付いて音楽が好きになった頃には、
市場からCDやDVDは無くなってるかもしれませんね。
大枚叩かないと本当のアナログレコード再生が出来ないなら、
安上がりで音のいいこちらの路線に傾くことは間違いないと思います。


長くなりました。それでは本題に入りたいと思います。
普段クラシックを聴かない方は、何処から手を付けたらいいのか分からずに、
結局聴かず仕舞いで終わってはいませんか?
そこでクラシックは聴かずとも、ザックリと、
あなたの聴いた事のある作曲家を何人か挙げて、
年代や曲を紹介したいと思います。


◎ビバルディ 1678〜1741
(イタリア・ヴエネツィア生まれでオーストリアで亡くなりました。)
何といっても、ビバルディは四季が有名ですよね。


◎JSバッハ
 1685〜1750
(ドイツ・アイゼナハ生まれでライプツィヒで亡くなりました。)
バイオリンではG線上のアリアとか有名ですよね。
ヴァイオリンの4本の弦の中で一番低い弦(G線)
1本で弾けるようにアレンジされたことから、「G線上」の名が付けられました。
バイオリンソナタやコンチェルトなどは素晴らしいです。
オルガンのトッカータとフーガとか、
チェンバロのゴルトベルク変奏曲は、
ピアニストのグレングールドでも有名な曲です。
マタイ受難曲とかも有名な曲ですが、数え上げれば切が有りません。


◎フランツ・ヨーゼフ・ハイドン
 1732〜1809
(オーストリア・ローラウで生まれウイーンで亡くなっています。)
ハイドンは、交響曲や弦楽四重奏曲の生みの親で有名です。
交響曲は何と108曲作曲していますが、
協奏交響曲・交響曲 二長調・交響曲A・交響曲Bの4曲が番外なので、
番号がついているのは交響曲104番「ロンドン」までです。
98番の驚愕とか101番の時計などは、
知らず知らずのうちに一度は聴いているかもしれませんよ。
余談になりますが、交響曲(シンフォニー)、
協奏曲(コンチェルト)、奏鳴曲(ソナタ)という訳語は、
森鴎外が命名したそうです。


◎モーツァルト
 1756〜1791
(オーストリア・ザルツブルクで生まれウイーンで亡くなりました。)
有名な曲は山ほどありますが、
アイネ・クライネ・ナハトムジークとかトルコ行進曲とか、
シンフォニーでは40番などは大変有名ですよね。
奥さんが浪費家で、晩年は貧困生活を送っていたそうです。
余りにも有名なので、とてもいい暮らしをしていたように思いますが、
シンフォニーの40番を書き下ろしたころには、幼い長女を亡くし、
晩年は貧困と病気に苛まれていたと聞くと、当時の作曲家の多くは、
資金繰りに大変だったのかもしれませんね。
次に挙げるベートーベンは、第九の初演の時弟子に、
「おい、お客は何人入っている」・・と聞いたそうです。
ウイーンの資料館には、当時モーツアルトの衣服が展示してあるそうですが、
それはもうボロボロな衣服だそうです。
しかし、モーツアルトの残した楽曲全て、素晴らしいものが有ります。
3か月100円のスポティファイプレミアムで、いろいろ聴いてみて下さい。
きっと好きになると思いますよ。
それでは、ちょっと跳んでベートーベンです。


◎ベートーベン
 1770〜1827
(ドイツのボンで生まれオーストリアのウイーンで亡くなってます。)
ベートーベンといえば、何といってもシンフォニーの5番は誰でも知ってますよね。
そうです。第一楽章がジャジャジャジャ〜ンという有名な曲です。
日本ではシンフォニー5番を運命と言っていますがこれは副題で、
諸外国や本場ではシンフォニーNo.5だそうです。そして第九も有名ですよね。
この後には、シューベルトやシューマンなど、
続々と後世に残る作曲家が生まれています。
切がないのでベートーベン止まりにしておきますが、
素晴らしい楽曲をたくさん残したシューベルトは、
ベートーベンが晩年に残した弦楽四重奏曲の14番を聴いて腰を抜かし、
「これ以上何が必要なのか」・・と言ったそうです。
難聴も進んだ最晩年のこの時期に、
1〜16番までこれだけ素晴らしい楽曲を手掛けたとは、
ベートーベンはもう天才というか神がかり的な存在ですよね。
是非聴いてみて下さい。それはもう素晴らしいです。
特にアルバンベルク四重奏団の演奏は迫力満点で、
シンフォニーを凌ぐほどだと思います。


◎ヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナー 1813〜1883
(ドイツ・ライブツィヒで生まれ、
旅行中にイタリアのヴェネツィアで亡くなりました。)
ワーグナーといえば、オペラで有名ですよね。
ニーベルングの指環・ワルキューレ・タンホイザー・
ローエングリーン・トリスタンとイゾルテ・
バルジファル・ラインの黄金・神々の黄昏・さまよえるオランダ人・
ニュルンベルクのマイスタージンガー・
ジークフリート・リエンツイ・妖精・恋愛禁制等々、
それは数え上げればきりがありません。そして長編が多いですよね。
ワーグナー好きをワグネリアンと言って、
モーツァルト好きをモーツアルティアンと言いますよね。
ワーグナーの曲で誰でも知っているのが、
オペラ・ローエングリーンの中で歌われる婚礼の歌です。
今でも結構式などで使われていますよね。


最後にもう一人だけ
◎ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー 1840〜1893
(ロシアヴォトキンスクで生まれサンクトペテルブルクで亡くなっています。)
チャイコといえば、やはりバレー音楽の白鳥の湖とか、
眠れる森の美女、くるみ割り人形などが有名です。
ピアノコンチェルト第一番は、一度は聞いた事が有ると思います。
シンフォニーは勿論のこと、弦楽セレナーデなどもとてもいいです。


どうでしょうか。ちょっとはクラシックに興味が湧いてきましたか?


さて肝心のオーディオですが、
現在もまだ音の進化は休むことを知りません。
重心が下がり、ツイーターもしっかり鳴っているのに、
主張することは有りません。
簡単に言えば、引っ込むのではなく音全体が後ろに下がり、
そこから全ての楽器が総じて広がり、
前に嫌味なく出てきます。
スピーカーの存在を全く感じる事のない、
そんな理想的な鳴り方をしています。

最後になりましたが、
スピリッツのスピーカーケーブルとRCAピンケーブルを使用する事によって、
その音源は限りなく原音に近づき、
あなたを素晴らしい音楽の世界へと導いてくれる事でしょう。



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