Japan Ueo Railroad


夢鉄道JURで行く えっせい



旅を楽しく・・・・・

憧れの旅へ・・・・・
それは夢の世界への旅立ち・・・・・

山陽路を一気に西へ・・・・・青春18きっぷの旅です。
峠のシェルパ(Sherpa)・・・補機を訪ねます。

115系西日本色
山陽路の主役は、このJR西日本カラー旅客用の115系電車・・・・・
山岳用の強力型電車です・・・・・その訳は?

かって、国鉄の幹線(本線)のなかで、難所として・・・・・
急勾配の路線に三大峠!!と呼ばれる場所がありました・・・・・

この三大峠の中で、一番きついのは、旧信越本線碓氷峠・・・・・
通称ヨコカル(横軽)は横川駅と軽井沢駅間のことです・・・・・
なんと1Kmで66.7mも登る急勾配で、行き来するすべての列車に
専用のEF63型電気機関車2台の補機(シェルパ)が必要で、
貨物列車の場合は機関車の三重連が見られました。

二番目に急勾配は、奥羽本線板谷峠・・・・・福島と米沢間です・・・・・
1Kmで33mも登る急勾配で、こちらも専用の電機機関車1台が
貨物列車を中心に補機として連結されていました。

いづれも、峠を通過する度に、シェルパ(補機)が必要な
交通のネック
となっていましたが、
碓井峠は、長野新幹線の開通で廃線に・・・・・
板谷峠は山形新幹線となり、強力な新幹線電車に・・・・・
シェルパは不要となりました。

さて残る三つ目は山陽本線大山峠こと、通称セノハチ(瀬野八)・・・・・
西の箱根と称され、1Kmで22.6m登りますが、他の峠に比べれば緩い勾配 です。

箱根越えには御殿場線があるのですが、東海道本線は丹那トンネルを通過する
ので急勾配はありません。国鉄時代から1Kmで25m程度の勾配区間は、全国 に
いっぱいありましたが、本線ということで注目されていました。

全国にある勾配区間は、通常の電車では登ることが難しく、専用に山岳用の
強力型電車が製造されて運用されてきました。

ちなみに当社JUR本線も峠の路線で、その勾配は1Kmで28m登ります。
模型の世界ではまだまだ緩い勾配で、電車は軽々と駆け上がりますが・・・・・
やはり長大な重量貨物列車にはシェルパ(補機)を運用する為、「ゆめとき駅」 の
下り側に機関車引き上げ線や自動に連結や解結が可能な設備を設けています。

JURのシェルパは1台で、必ず前部連結で機関車の重連となります。

115系広島色
国鉄時代から、通勤電車の仲間で標準の近郊型電車は113系と
呼ばれていました。この形式の山岳用強力型が115系なのです。
広島色の115系はまさに、
この瀬野八越えの為に配備されています。


通称セノハチとは、山陽本線瀬野駅と八本松駅間のことで、
大山峠とはほとんど呼ばれることなく、
このセノハチが通名としてよく知られています。

勾配が他の峠に比べ緩い?ことから、通常は貨物列車で一定の重量
(500トン)以上の列車に専用の電機機関車EF67型が列車の後部に
連結され、峠を押し上げていきます。

すなわち上り勾配、瀬野駅から八本松へ走行する上り貨物列車の
ほとんど(コンテナ列車)に、シェルパが必要となるのです。

かっては、瀬野駅や八本松駅でのシェルパの連結、開放に加え、
走行しながら自動に連結、開放する・・・そんな運用もありましたが、
現在は、広島貨物ターミナルから後部補機となったシェルパを
峠を越えた西条駅まで運転し、切り離しを行っています。

八本松駅・・・  列車は、八本松駅から峠を下ります・・・・・

上りコンテナ列車・・・  上り貨物列車とすれ違い・・・・・

上りコンテナ列車・・・  上り貨物(コンテナ)列車が続きます・・・・・

EF67・・・  コンテナ列車の最後尾はシェルパ・・・・・
最後部に、押し上げ専用のオレンジ色の電気機関車が見えます・・・・・

瀬野駅へ・・・・・ 瀬野駅に到着です・・・・・

貨物用機関車とシェルパ・・・・・  貨物用機関車EF66とシェルパ・・・・・
峠のシェルパはオレンジ色で、EF67型電気機関車です。
停車しているのは、広島貨物ターミナルの東端の新しい天神川駅です。


峠を下った後は、広島駅の手前の天神川駅で
山陽本線から呉線へ乗り換え・・・・・
呉駅で途中下車です。しばらく付近を散策します。
呉駅を降りたら・・・
呉駅から南の港へ向かいます。見えるのは「てつのくじら館」・・・
数年前まで現役だった実物の潜水艦が、どかっと居座っています。
海上自衛隊の広報館で、入場無料!!
潜水艦の艦内までゆっくり見学できるのは必見です!!

戦艦大和の模型
そして、この前にあるのは「大和ミュージアム」
いろいろな展示物、本物のゼロ戦などなど・・・・・
実物の10分の一の模型はその大きさに圧倒されますが・・・・・


一番電車で出発した私の青春18きっぷの旅は、日帰りが条件!!?
セノハチ越えのあと、呉滞在は4時間でした・・・・・

呉線の車窓・・・・
呉線は東へ、三原から山陽本線に乗り継いで帰路を急ぎます・・・・・
車窓からは、四国へのしまなみハイウェイが遠くに見えます・・・・・

呉線の車窓・・・・  あっという間に陽が沈みます・・・・・


夜のとばりの中・・・・・大阪に帰り着いたのは最終電車!!
18時間の鈍行列車・・・・・いいえ快速列車乗り継ぎの旅でした。





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