ブルガリア旅行10-プロブディフからブルガスへ

7月2日(金)くもりのち晴れ一時雨
朝8時過ぎ,昨日と同じ店にパンを買いに行き,ホテルでジュースとコーヒーを買って部屋で食べる.9時半,ホテルの北にあるマリッツァ川を見に行く.それから少し歩いて市場へ行ってみる.敷地は広いが,店は隅の方にしかなかった.野菜や果物のほか,ひまわりやカサブランカを売っていた.すっかり慣れて「ドーバルデン」と挨拶する.近くの考古学博物館はガイドブックにある通り閉まっていた.

マリッツァ川

市場の花屋

バラバノフハウス

ヒンドリアンハウス
11時にチェックアウトして,荷物を預けたまま散歩に出る.初日に行けなかった古い屋敷のバラバノフハウスとヒンドリアンハウスを見学する.とても暑い.この辺りを3日間歩きまわってやっとここの地形がわかってきた.それで,この2か所にまだ行っていないことが判明したのだ.バラバノフハウスは現代美術のギャラリーになっていた.ヒンドリアンハウスはアルメニア商人ヒンドリアンが商用で出かけたイスタンブールやアレキサンドリアなど各地で入手した調度品が展示されている.

セルフサービスの店でピラフ,サラダ,スープ,パン,ジュースなどの昼食を取る.暑いので公園の日陰でちょっと休憩し,アイスクリームを買って帰ってホテルの椅子に座って食べる.

2時頃,タクシーを呼んでもらってバスターミナル,アフトガーラ・ユクへ行く.ブルガス行きは大型バスだった.ひまわり畑,麦畑,ぶどう畑などとても広い畑が続く.大型車で麦の刈り入れをしている.バスが停車してブルガリア語で車掌さんの案内があったので「20分休憩?」と聞くと「とんでもない.5分だけ」と言われた.「トイレに行ってきます」と言って大急ぎで行って戻ってみると,みんなトイレ休憩していて,結局10分間は止まっていた.次の停車は町ではなく,道路のサービスエリアだった.サンドイッチや飲み物を売っている.食堂のような席もあった.運転手の夕食タイムだろうか.ブルガスには予定通り8時半に着いたが,バスはまだ先まで行くようだった.
私たちは列車のブルガス駅横のバスステーションで降りたものだと思っていたが,どうも様子が違う.ホテルはブルガス駅から歩けるほどの近い距離なのだが,道を行く人にホテルの目印になるアートギャラリーの場所を聞くと,セントラルに行くならバスに乗って行った方がいいという返事だった.やはり町の外れで降ろされたようだ.バスを降りた所に戻るが,先程までいたタクシーはもういなくなっていた.バスの時間に合わせて待っていたらしい.ターミナルの係らしい人に事情を話すと,電話でタクシーを呼んでくれた.日も暮れていたのでほっとする.タクシーの運転手は人に道を聞きながら行く.話好きなのか,私たちにはわからないのに,ブルガリア語で話しかけてくる.あるいは英語で話しかけていたのかも?やっとホテルに着いた.
金曜の夜のせいか,ホテルのレストランはとてもにぎやかだった.大音響の音楽がうるさくて話声も聞こえない.9時過ぎているのに大勢が食事をしていて,踊りまで始まった.
夜中,雨が降り,かみなりの音も聞こえていた.

ブルガス駅
戻る つづく