慶応義塾大学 東館 

 幻の東門、復活 

桜田通り沿いから構内に入る門、
東門が竣工致しましたねぇ。
工事のシートがとれて、ちとびっくり。
これって旧館の図書館じゃん。
建築基準法の厳しい、今の建材を使って、
昔の建物と同じ感じするのは無理が無いかい?
かなりインパクトは大きいけどね。
それにしても、なんだかでか過ぎるよぉ。
第一印象は「うむむむぅうう」
な感じでありました。

でもある日、少し離れたビルの上から、
眺める機会があって、その時見たこの建物は、
詰まらんビルが列乱する中、
一際目を引く素敵な建物だったのです。

一度そう思ったら、どんどん素敵に思えてね。
大きいアーチの向こう側に、
ちょっぴり旧館の図書館が見える事に、
気が付いて、それがとって粋に思えた。
「でか過ぎる」と思っていたけど、
建物の高さに対しての、窓の高さを配慮して、
旧館の図書館のバランスに近くしてるし、
夜のライトアップは、なかなか幻想的で、
素敵だったりもするし、
(ちょっと明る過ぎる気もするけど…)
この先、年代を重ねた風合いが出る頃には、
もっと素敵になって行くのでしょうかね?
それを期待したいであります。
でも何で今回は槙さんじゃなかったのかな?

今回は、設計者の他の作品を、
紹介するのは難しいです…。
なぜなら、設計は施工中心で来た
ゼネコン会社だから…。
施工した所なら、山ほどあるので、
そちらを少し紹介致します。

「錢 高 組」施工建築


久米設計本社ビル(潮見 1993年)
東京国際フォーラム(1993年)
播磨科学公園都市高層住宅(兵庫1995年)
キャナルシティ博多(1996年)
鳥取県立フラワーパーク(1998年)
大阪ドーム
知識の森図書館(埼玉県 1999年)


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