kako no osirase

2002.4.26 −栄のパピヨン

■一時帰宅もまたまた名古屋へ出発。旅芸人のごとき日々。■なんだかんだで定時後になり,のぞみ回数券を買ったのに満席で,結局ひかり自由席に並ぶ。ゴールデンウィーク突入をなめきっていた。■行列が途中から1列になっていたから,空いてる方の列の最後尾につく。すると長い方の列のサラリーマン風(32歳程度)が「チッ」と舌打を。舌打なんて漫画の吹き出しくらいにしか使わないもので,日常での舌打とは,よほど意図的に嫌悪感を示す時に使うもの。手前が2列に並ばないのが悪いのに,このあまりの腐れ汚れっぷりに,ソイツが乗車するのをわざと待ってから乗車してやった。■始発で充分座れるコトはわかっていたし,列がいたずらに長くならないように2列になっただけなんだヨ,バカ。■さて,名古屋には遅い到着になり,それでも関心空間で紹介の上海湯包小館へ。片道1時間程歩き,帰りはホテルの門限2時にかかりそうになりダッシュしたが,なかなかウマイものをいただけた。■帰りに栄を通ってきたが,聞きしに勝る夜のパピヨン達のケバさに感動。

2002.4.25 −名古屋出張

■寝過ごし防止にと,立て膝状態でベッドにうつぶせて寝たのに2時間以上も眠ってしまい,つくづく自分のファイト一発場所を選ばぬ睡眠体質に感心する。■客先は熱田。熱田神宮の間近である。スツカリ手慣れた口先三寸トークで熱田神宮のことに触れると,担当者の方はビルの屋上にまで案内してくれ,見所もいくつか教えてくれる。ありがたいことです。■熱田神宮をしばし散歩,タツプリの緑がキモチいい。神社で緑と言えば御神木。ここでは樹齢1000年ほどのクスノキが,神木の名に恥じぬ姿で立っていた。お参りの地元お年寄がちょうど通りかかったから,しばし枯れトーク。中の空洞にヘビが棲み,よく上から落ちてくるらしい。■木の空洞をして「ワタシなんかと同じだ,ほら骨がもうすかすかだ」とのおじいさんに,「中が空洞でもこんなに瑞々しい葉を繁らせてますよ,このクスノキ」とボク。どこから湧く言葉か。■街を歩き移動しての午後の仕事は名古屋駅そば。■こちらは速攻でおわり,時間がピツタリだったので「シッピング・ニュース」を観る。わかっていながらハルストレム節に泣いたりする。画はさすがの淡い色彩が綺麗。ちと映像と合ってない感のある音楽は,そのものはとてもよく,ハーディガーディも使われてた。■ひつまぶし駅弁でも食べながら日帰りで帰宅。無印でバスタオル新調。

2002.4.24 −体が変わっている

■朝,駅の登り階段がとても楽ちんなコトに気付く。ソウルの4日間で確実に鍛えられたor高い段差に慣れきったのね。■逆に満員電車も会社もまったくダメ。どうにもこうにも仕事にならぬところ。■そうこうしているうちにメールが届き,翌日の名古屋出張を急遽告げられる。なんとまあボクが休んでいる金曜日あたりに決定していたらしい。慌てて準備を始める。深夜帰宅。あうー。

2002.4.19 −ソウル

■スツカリ停滞気味です。これからソウルにいってきます。すべては帰国してから。すべてはGWに修正。

2002.4.9 −札幌

■朝イチ飛行機で札幌へ。■4度という気温がヒンヤリと心地好い。冷たく乾いた空気のニオイはやはり北海道独特で,思い切り息を吸い込み,体のすみずみまでを北海道にさらす。しかしこれでも雪は解け切り,例年よりずっと温かい。■白石での仕事はほんの2時間程度で終わり。残りは想い出散歩札幌編。■まずは銀星食堂で食事。何も変わらない姿に郷愁を駆られたが,それよりもこういう一つコトをただ続けてることに感動を覚える。■フランスでの5年越しの借金(20フラン)や学会の会費を借りたままの,スツカリご無沙汰している恩師に,今までの無礼をすべて詫びるため大学へ。会社のことや今の研究のこと,その後の海外旅行のことなどなど話し込む。今さら...ってカンジもする論文別刷りを数部もらい,自分の業績が知らぬ間に増えていたことを知る。■学内のレストランに向かう道すがらにあるニセポプラ並木がすべて伐採されていたのが少々寂しい。が,幹の中は完全に腐れてた。■こうして過去を振り返ったことで,自分がやりたいこと・適性を再確認できた。ボクには一つのコトを突き詰めていく職人しかないのだと。そしてそのコトが小さな感動を産むことができればなおイイ。今の仕事は技術系だと言いながら,何ら職人指向ではないのだ。■大学から失礼した後は,市街をただ歩いてみた。どこか活気に欠ける気もしつつ,ここにもスタバ進出かと思う三店舗。枝垂れ桂と中山ミシンの千鳥踏子を関心空間ネタ用に撮影。■結局ウマイモノを喰いそびれ,空港で買ったウニ&イクラ弁当とサッポロクラシックで機内の夕食。酔いが来る前に具合が悪くなり,ウーンウーンとうなされてみる。前にも同じことがあり,空腹&飛行機内ではアルコールは辞めると決心。

2002.4.1 −新年度

■新年度である。遅刻である。■今年度のサラリーマン的目標は,らちのあかない社員サービス部門に見切りをつけ,引越をすること。そして,期限ギリギリの状態に仕事を詰め込まないことである。■快適なサラリーマンプレイ生活を送るためには,至極当然なコトを普通にこなしておかなければいけないと気付いた。ようやく。■まず後者の方はやむを得ない午前様や徹夜や宿泊,そして上司や各方面との交渉といったモノを無くすため。■次に前者の引越。会社まで自転車で45分程度の距離が必須で,家賃7万程度に抑えたい。日々の満員電車我慢や,自分の時間を東京で活用するために。ルームメイト(というより共同生活?)案まであがってきている。■...と書いてきて,コレって真っ当なサラリーマンになるってこと?て思えてきたが,それは違う。きっと違う。多分違う。