kako no osirase

2002.5.24 −しっかり徒歩6423歩

■「潤一郎ラビリンスII マゾヒズム作品集」読書中。しばらく谷崎を読んでいなかったが,文章のしなやかなエロさはどうですかね。殊に枝垂れた枝がゆらゆらと揺れるような調子で,句点を使わず続いていく長文,女性や美青年をして延々とその容姿服装佇まいを書き連ねていくのを読んでいると,まるで視覚を優しく撫でられているような夢心地。■谷崎作品全般や三島由紀夫「裸体と衣裳」に憧れ,ボクは文章を書く練習をしているような気がする。ここで。■予定よりずっと遅れての帰京。ワイシャツの替えを銀座無印,BOWES&MORLEY新譜をHMVで,と寄り道しながら結局東京から虎ノ門まで歩く。徒歩病。■宝塚劇場の前は何やら賑わい中,公演でもあるのか?終演後の劇場前は,出待ちのファン達がずらりと立ちつ座りつ並ぶのが風物詩だが,一つ忠告,「スカートでしゃがむときはパンツを見せぬように!」■エ(以下削除)な人に教えてもらったauのモックアップ「info.bar」。コレですコレ!「折りたたみ型でないと売れない」だと!?無難はまだイイが無粋はヤメテいただきたい。1万台でもダメなんだな...確かにキツイか。■夜は2度目の「マルホランドドライブ」,2度観るとよくわかる。確かにこの映画の中では夢&現実なのだが,それにしては思わせぶりなキャラクターと出来事が多すぎて,夢と現実を歪めさせる第三者が存在している,そんな気がしてる。■引き続く新宿での飲み食いは,事前の意気込みどおり,朝の5時まで。終電を気にしないと心に決めると,ここまで軽いキモチ(体は泥のように重くなるが)になることができるわけだ。

2002.5.23 −しっかり徒歩10935歩

■神戸14時開始の打ち合わせは,朝はそこそこゆっくりできる。■新横浜から新幹線のときは崎陽軒駅弁を買うこと多く,本日「豚しょうが焼き弁当」とシウマイ。ウマイ。■のぞみで終着した新大阪で乗換ホームを間違い,はじめてのRailstarに乗り損ね普通のひかりで新神戸。外の空気は高温多湿,着々と梅雨のソレに近づきつつある,さすが西日本。■書いてて思ったケド,新横浜・新大阪・新神戸,"新"という接頭辞,なんかクるんじゃないけ。■今日はお客の前でどうも...で,ダメサラリーマン。仕事に命懸け生きがいやりがいエトセトラにならぬ代わりに,仕事と割り切ると思った以上は,何でも切り抜けないとネ。修行修行。■なんか泊まることになり,飲み食いしてから営業氏(2年上)と神戸夜散歩。山手線の話をまた触れ回ったところ,歩く気を湧かせたらしい。■タワーやモザイク(ウォーターフロント的ショッピング施設)をみて,元町・南京街。南京街では周囲の人を気にせず,シツカリ顔ハメ撮影。顔ハメ愛好家は公開をお楽しみに。■遂に2時間くらい歩きホテルに戻り,はふーと疲れた。

2002.5.22 −しっかり徒歩9117歩

■業者との飲み会,それほどない機会。■新橋,オープンしたての鮮魚系居酒屋はけっこう美味,仕事関係ではなかなか飲まないのに,どうもアルコールが進む。ともするとキャバクラだとかなんだとかって話になりそうなトコロ,音楽や映画,さらには散歩,それも山手線一周の話などで盛り上がったり。■このへん,散歩部効果がでているのかネ。まあとにかく女がどうした出張先での風俗がどうしたムニャムニャムニャなんてな話を聞かないで済むのは精神衛生上大変ヨロシク,こんな飲み会を過ごせる(片手に余る程度の数の)社員・業者の方とのおつきあいは大切にしたいと思ってみる。仕事も結局はその人とナリなんだニャ。■スツカリ気分が良くなり,山手線散歩話が営業氏を刺激したようで,まずは新橋から浜松町まで歩くことになり,それでも物足りずに田町まで歩数追加してから京浜東北線で帰宅。■山手線一周話もシェアリング一軒家引越話も,中には刺激を与える人がいるようデス。■ある程度歩くとすぐ眠くなり,いろいろたまっているモロモロを進められない帰宅後。なんとかしないとネ。

2002.5.21 −しっかり徒歩9663歩,1ヅラ

■徒歩中毒気味で,会社帰りに虎ノ門から品川まで徒歩。■日比谷通りから第一京浜に向かって歩く道でおもしろいところといえば,芝公園付近か,夜の増上寺と東京タワー。第一京浜に出るともう何もない。昼よりは夜の方が,誘蛾灯にあつまる蛾的なタノシミがあるかもしれない。■涼しい中にもかすかに初夏の訪れを感じさせる暑さが潜んだかのような空気,ボクにはこのくらいで止まっていてほしい空気に汗ばみながら,泉岳寺を越えて高輪一歩手前あたりにあるデヴィコーナーに到着。■付近にはインド系IT企業が多いらしく,(そのひとつと実際にやりとりしたことがあるが),店内はインド人客でいっぱい。インド人が仕事帰りに日常的に食べる味,そんなところなのか。カレー900円程度+ナン300円程度。いつ行っても店員が「美味しいですか?辛いの大丈夫ですか?」て聞いてくるのが楽しい。■オナカ満足したところで,成城石井で牛乳を買うのを忘れたまま,品川駅からJRにて横浜へ。横須賀線車中,眼下の座席には地のメッシュが見え見えのヅラリーマン氏,さらに3つ隣にはそれは綺麗なおそらくモデル女性。モデルよりもヅラが気になって仕方ない。■相鉄も,最寄り駅のひとつ前で下車。ちと夜歩くをしてみた。近所の路上では事故処理中。おそらくはねられたであろう人はもう運ばれており,路面には血糊がベットリで,思わず目を反らす。■そんな色んな出来事に出くわした日。

2002.5.20 −徒歩中毒者の代休,しっかり徒歩26730歩

■疲れてグウタラな時間に目が覚めると思いきや,朝8:30自然起床,筋肉痛もナシ。■さて山手線散歩の写真整理でもしようかなと思っていたが,どうにも気候がよさそうで外に出たくなってきた,というより歩きたくなってきた。■関心空間に宣言しておいて,12:45に家を出る。相鉄の距離にして約16km,3時間強で到着できるかどうか,もしも間に合えば15:35の「KT」を観ようと目標設定。■相鉄本線に沿って早めのペースで歩く。道を知らないから,厚木街道とか道路沿いを歩くこともあってか,それほど見ていて楽しいものはない。けれど,涼しい気候にこうして歩くのはなんともキモチがいい。■途中「KT」に間に合わないことがわかり,「高島屋で東毛酪農牛乳を買って帰る」ことに目標変更。■横浜到着。ところが横浜高島屋は本店とは品揃えが違い,タカナシの低温殺菌牛乳くらいしかない。三越地下にもやはりなく,無念,横浜まで歩くことそれだけを成就して帰宅。■オムロンの歩数計をレビューしてみるためだったんだけど,実距離とけっこうピッタリあっていて,なんか嬉しかった。

2002.5.19 −働く

■新宿のカラオケ店を5:00に出て,早朝の中央線で神田駅へ。部長を送り届けたかったが,仕事がナ。■実は神田駅からホテルまでの道を覚えてなかった上に,住所を間違って覚えてて,しばらく辿り着けない。トイレがアレなくらい差し迫ってきて,ああ「めしや丼」なんかに入って朝食(その前にトイレ)。■落ち着いて地図と,住所を調べ直してすぐに辿り着けた。■ホテルには6時半頃到着で,フロントマン氏「古澤様,お戻りですね」と,チェックアウトまであと3時間になってようやく入室するボクに対し,申し訳なさそうな顔。いえいえ悪いのはボクなのです。■風呂・15分仮眠・着替えを済ませ,客先へ。■眠いとかよりも,フッと意識不明になること頻りの日中。ちとエキセントリックなチューニング具合のお客に,参りつつ。■4時くらいには終了,京橋から有楽町へ行き,仕事中にコツソリ電話して取り置いてもらったオムロン歩数計を買うビックカメラ。それから東京駅までさらに歩き,帰宅。■意識不明のままうちに辿り着いたのは17:45。スタートからかれこれ36時間も寝てなかったのね,と就寝。

2002.5.9 −体が徒歩を求める

■ここ数日間,どうも3時間弱ずつしか寝てなく,かといって毎朝7:30に必ず目が覚めるという,便利なんだがその時間に起きたんじゃ遅刻するんだなという日々だった。■さすがにツケが回ってきたのか本日眠すぎて,イベント参加はキャンセル。パンツなど買っているうちに,いつもの銀座・京橋・東京駅徒歩コースにのる。■京橋を通っていると,アジアン女性がたどたどしい日本語で「おにーさん,マッサージは?私がするよ,6000円でいいよ」と言いながら腕をつかんでくる。その僅かな体の触れ合いに,普段は何も感じないのだろうが,今日はどこか異様なナマナマしさを感じ,嫌悪感と嫌悪感そのものをうざったく思う体の疲れからか,得も言われぬ悲しい気分になってしまう。■そんな気分は束の間,急にカツ丼を食べたくなり,八重洲地下の適当な店にてカツ丼とタコ唐揚を食し帰宅。■タイフェスが本日のおすすめになったのを確認,お祝いスクリーンショット&PDFで保存してからいつもの3秒睡眠で寝た。

2002.5.8 −歩く

■来るべき山手線徒歩一周に備え,自分の歩き力見極めのために,会社から横浜方面へ歩けるだけ歩こうと決心した朝。■が,夕方突然の生春巻のお誘いにあえなくボツ。集合は渋谷20:30,ならば2時間半歩いてみるかと定時退社後に散歩開始。お供は昭文社「東京 山手・下町散歩」■虎ノ門から溜池山王,そこから赤坂に入る。花屋の紫陽花が美しい。最近よく見かける鉢植えの紫陽花は実にステキ。■赤坂から青山に来たあたりで,このままだとすぐに渋谷に到着することに気付く。そう,虎ノ門-渋谷は90分弱の徒歩圏内なのだ。■そこで,神宮外苑から千駄ヶ谷方面へ。代々木方面に向かい,山手通を南下して渋谷入りしようと思ったわけ。■ところがミツモリが甘かったらしく,焦って汗して明治通南下に切り替え,真っ赤な顔して競歩的スピードで渋谷へ向かった。到着は20:40過ぎ。これだけ歩くと異様なまでにハイになる。■結論としてはボクは時速4kmペースで20kmくらいなら平気に歩けるのではないかというところ。■血行の良くなった体にアルコールは効果覿面。食べる方も激しく食べて,家に帰る気力を失うまで全力放出。終電を逃しがちな理由&引越が必須であることがよくわかった平日の夜だった。

2002.5.7 −そのSION

■駆け抜けたゴールデンウィーク明けの会社はやはりキビチー。■頭を振り絞り仕事を終えた後は,「自殺サークル」を観に新宿武蔵野館へ向かう。今日のシネマ会は5人。PARIYAの五穀米な弁当がンマくてシアワセな気分。■なんか従業員がそわそわ動く館内,実は本日監督の舞台挨拶つきだったわけで,監督曰くぴあへの掲載が間に合わなかった,と。もう一度街中ですれ違っても気付かないような普通の印象を受ける園子温監督だった。後でわかることになる,"鈴木宗男"はネタじゃないというのがオモシロイ。■さて映画は,とにかく寓話。居心地の悪さ・違和感みたいなものを強調してる感,強し。だって麿赤兒がフツーに駅で聞き込みしたりしないよ,世の中。そしてアイドルグループ・デザート。彼女らが歌う"パズル"の歌詞ときたらもう...。■劇場販売限定のサントラも買った音楽はかなりお気に入り。特に"愛のテーマ"。■映画終了後はお茶。もう海老名終電でいいやっ!と海老名まで帰るも,タクシー運チャンが故意かどうかかなり遠回りに走ってくれたおかげで,4600円もの料金がかかる。こないだは2000円くらいだったのになあ...

2002.5.6 −ぐー

■振替休日は大掃除と思ったのにダメ。寝たし,ボヤーッとしてたし。部屋がどんどん凄まじい状況になっていくのでした。