2000 Central Europe

HR

September 25 | 1 | 2 |

ウィーン市内散歩

ゆっくりと眠り目覚めた朝,ホテルの朝食を食べてウィーン市内の観光を始める。

出発の前に,ウィーンを舞台にした「第三の男」を観ておいた。この映画でオーソン・ウェルズは警察の追手から逃れるために,地下を巡る下水道を使う。下水道に通じるマンホールの蓋がとても印象的だったんだけど,ホテルからちょっと歩いたところでその蓋が開いているのを見かけた。映画そのままだ。ボクはこんなかんじで働くおじさんを撮るのが好きだ。

リンクをめぐる

一度慣れてしまえば何のことはないんだけど,ヨーロッパの街の地下鉄・バスなどなどは,チケットの買い方や改札で悩んでしまうことがある。そこで,「○○カード」というのを利用すると便利。ここではWien-Karte,72時間交通機関乗り放題&博物館やらの入場料金無料というもの。

ウィーンの中心街は,リンクという環状道路に囲まれていて,これに沿って市庁舎やオペラ座や公園が並んでいる。とにかくまずはリンクを歩いてみた。

まずは写真のヴォティーフ教会。19世紀の建物だけど,こんな教会がいきなり建っているのが実に雰囲気たっぷり。ここから市庁舎,国会議事堂と観て歩く傍ら,道路を走る路面電車Strassenbahnがとてもかわいい。いい加減歩き疲れて,市立公園で休みつつ,金ピカのヨハン・シュトラウス像を観て,「うーん...」と思ったりする。

ボクはヨーロッパの首都ではオペラを観ることにしてる。スーツと革靴が荷物だけど,安いしね。そこでチケットオフィスに出かけてみた。オペラ座で「セビリアの理髪師」をやっていたのに,やはりウィーンは人気が高いのか舞台が観える席はすでにナシ。Volksoperの「ラ・ボエーム」にした。