【JPEG】を使う 《2》

ここで、画像処理の一般的流れを見てみましょう。

  • スキャナ、デジカメ等から画像を取り込む
  • 画像をビットマップ化する
  • 画像処理ソフトで不要な部分のトリミングをする
  • 画像サイズを変更する
  • さらに圧縮率を指定して、JPEGで保存する

・・と、まあ、こんな感じかな? で、メーカー製パソコンを持っている人は、すでにプレインストールした『画像処理ソフト』があるはずです。だけど、ソフトがない場合やいまいち「使い勝手」が良くない場合はどーしたら良いのかな?

そんな方のつよーい味方、「フリーソフト」があるんだな!!(個人使用は無料のソフト。詳しくはソフトのREADMEゃHELPを読んでね) 現在自分の使ってて、じつによく出来ているソフトはこちら。

Dibas32
画像処理のなかでも「画像の合成」では、ほとんどこれを使っていると言っても過言ではないほど、便利なソフト。なんたって、ドラッグ&ドロップで合成出来るのは秀逸! ほか、一般的な画像処理のツールやフィルター類は一通り入ってるので、これ持ってても損はないです。BMP.JPEG.GIFのほか、たくさんのファイルが扱えます。(保存形式はBMP.JPEG.Q0のみ)下のリンクからダウンロード出来ます。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se043710.html
GAZE
これも、画像処理全般が出来るソフト。また、ビューアーとしても使えます。とくに「ファイルを見て開く」でフォルダの中の画像を確認しながら開いたり、スライドショーしたりすることが出来ちゃいます。URLは下記ですが、ただ、現在「GIFファイルのロイヤリティー」の問題で、ダウンロードが中止されているのが残念です。昔の雑誌の「付録CD」等を探せば、結構出てくるかもしれません。
http://www.cameraguild.co.jp/~yun/softs.html

さて、道具が揃ったら、早速処理をしてみましょう。


《スキャナ、デジカメ等から画像を取り込む》

これは、そのままですね。カメラやスキャナは「それ専用のユーティリティー」が付属しているはずなので、そのソフトでパソコンに取り込んでください。その辺はソフトの「HELPファイル」をよーく読んでね!!

《画像をビットマップ化する》

さて、画像がパソコンに取り込めたら、ファイルを他のソフトで扱えるように、ファイルの保存形式を選択して保存します。・・ってーのは、カメラやスキャナ付属のユーティリティーは、デフォルト(初期設定値)では、それ専用のファイル形式で保存してしまうため、他のソフトでは扱えない場合が多いからです。
保存のダイアログスキャナやデジカメから取り込んだ画像を保存するときに、左のような「ファイルの保存」ダイアログが出るはずです。ここで、ファイル名を付けたら、ファイルの種類のドロップダウンリストから「BMP(ビットマップ)」を選んで保存しましょう。ここで、いきなりJPEG等のファイルに換えても良いのですが、この後、画像にいろいろ手を加える場合は、一度最も標準的な「ビットマップ」に換えておいた方が無難です。

《画像処理ソフトで不要な部分のトリミングをする》

さて、ここからが「画像処理」の部分です。まず「画像処理ソフト」(DibasやGAZE)を起動します。続いて「ファイル→開く」で先ほど保存した「BMP」ファイルを開きます。
次に必要な所だけ切り取る「トリミング」を行ないます。どのような画像処理ソフトにも、必ず「範囲指定」をするツールがあるはずです。Dibasの場合は「ツール→トリミング」と開くと、トリミングツールのダイアログが出てきます。またGAZEの場合はソフトを起動すると、そのままの状態で切り取りツールが使用できる状態になっています。その他のソフトでも、「範囲選択ツール」と言うような名前でメニューバーやツールバーに登録されているはずです。
トリミング用のツールを起動したら、画像の上でマウスをクリックしドラッグしてください。ほとんどのソフトで「長方形の点線」が書けるはずです。この点線で囲まれた部分が切り取られる範囲になります。下は「Dibas」で範囲指定をした所です。
Dibasの範囲指定 範囲が気に入らない場合は、再度範囲指定をしますが、ソフトによってはツールバーやメニューバーから「選択領域解除」や「全選択削除」といった物をクリックしないと、失敗した点線が消えず、いくつも点線の枠が出来てしまいます。

範囲設定ができたら、その画像を「新規画像」にします。一般的には、範囲指定した画像をクリップボードにコピーして、新規画像に貼り付ける・・といった作業を行ないます。
やり方としては、ツールバーで「編集→コピー」としてから、「編集→新規画像に貼り付け」(アプリによって、「新イメージにコピー」や「クリップボードを開く」などさまざまなパターンがあります)を選択して実行します。詳しくは、ご使用のアプリの「HELP」を参照してください。ちなみに「Dibas」の場合、範囲指定した部分をダブルクリックすると、勝手にトリミングを行なってくれます。

さあ、次は「サイズ変更」だよ!!


MENUに戻る 前のページへ戻る 続けて読んでみる→

HORIE's HOMEPAGE