エンジン換装
ＣＤ９０エンジン９７cc化
ＣＤ９０のエンジンに載せ替えた後、各部のセッティングも整ってきたが、
更なる欲望が出てきてしまった、国内では最大排気量になるカブ１００の部品による９７cc化！！
部品の選出
カブ１００といってもＨＡ０５やＨＡ０６、そして逆輸入(現地生産？)のタイカブといろいろある。
いったいどの部品を選んだらいいのか、パーツリストとにらめっこをする。
どうやら目的のシリンダーやピストンは、同じ部品番号なので、
新しい方(ＨＡ０６)の部品で揃えることにした。
ただ単にシリンダーやピストンだけではすまないので、必要な部品を上げると結構な数になった。
用意した部品はこちら
本来であればヘッドもカブ100(タイカブのビッグフィンも魅力的)のものを使用すべきなのかもしれないが、
予算が間に合わないのでＣＤ９０のものを加工して使用する。
−−−そのままでも装着可能だが、拡大した内径に併せてスキッシュエリアを削って拡大した−−−
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組み付け
組み付け自体は、いつもの慣れた行程なので特筆するものはないが、
カブ100のスタッドボルトはパーツリストには7mmと書いてあり、タップを立て直さなければと思っていたら
クランクケース側は6mmφでヘッド側は7mmφでありこれもボルトＯＮだった。
次にシリンダーを持ってみると「なんて重いんだろう」が感想である。
アルミのシリンダーとは比べものにならないが、
CD90の鉄シリンダーと比べても明らかに大きいし重い、頑丈なのだろう。
97cc − 85cc ＝ １２ｃｃの差
組み付け後、各部を確認して火を入れる。
キックが重い！！、各部が馴染んでいないとしても排気量の増加を感じる。
しばらくは、アイドリングで優しく馴染ませる・・排気音も太くなっている。
新品のシリンダーとピストンなので、慣らし運転をする。
低回転でも明らかにトルクが太くなっているのがわかる。
「１２ｃｃの差ってこんなに違うんだ」と実感する。
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| 登録も９７ccに変更(ピンクナンバー) |
慣らしも、早めに終わらせ（我慢できない）
回してみると結構まわるし、トルクも太い！！
しかし、気になることが・・・・・
ワンオフスプロケット製作
85ccでも少し気になっていたが、トルクが増大して我慢できなくなってきたことがある。
減速比が高すぎる、４速で極低速からでも加速できるのはいいのだが、
70km/h位で走っていても回転が上がり過ぎて、もう１速上げたい気分だ。
減速比とタイヤの外径から計算すると、カブ１００は同じ速度でも回転数が低いのがわかる。
普通は、スプロケットを交換すれば済むのだが、既にフロントは１６Ｔ、
リヤは３１Ｔでモンキー用ならリヤはもっと小さいサイズが市販されているのだが、
モンキーＲ用は自分の知っている範囲では３１Ｔが最小なのでこれ以上２次減速比を落とすことができない。
カブ１００の４速ギヤを組めば回転数は落とせそうだが、CD90は意外とクロスしているのでこれを崩したくはない。
１次減速で何か流用できる部品がないか探したらインドネシアホンダのWIN100の部品が使えそうなので、
ホンダのプロショップで部品を検索したら、
プライマリドライブギヤのみ部品番号があるだけで他の部品は国内には流通していないそうだ。
興味のある方はこちら
さあ困った、ホイールの１２インチ化も考えたが、ノーマルのフォルムは崩したくない。
振り出しに戻り、スプロケットで何とかするのがいちばん有力に感じてきた。
フロントを大きく(17Tか18T)するかリヤを小さく(28Tくらい)しなければならない。
ドライブチェーンあたりを眺めていると、リヤの小径化には無理があることがわかる。
これ以上小径のスプロケットを使うとスイングアームの付け根あたりにチェーンがこすれる状態になってしまう。
残されたのはドライブスプロケットの大径化しかない。
しかし、これもクランクケースカバーに干渉することは間違いないが、
こちらは干渉部分を削り落とすことでどうにかなりそうなので、この作戦で行くことにする。
もちろん知っている範囲では市販品はないので、１８Ｔのドライブスプロケットをワンオフで造ることになる。
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| 左が市販の16T : 右がワンオフの18T |
乗ってみると＋２Ｔがこれほどまで快適になるとは、想像以上の感触で、
試しに何km/hくらい出るか試してみると・・・100km/hを超えてもまだまだ延びようとしている。
これ以上のスピードは、事実上あまり意味がないので止めておいた。
ちなみにこの状態で、街乗り中心でも燃費が45km/L〜50km/Lと予想以上に良く走る
恐るべし純正部品・・・カブならこのくらい当たり前なのでしょうか？
１８０km/hスケール＆タコメーター装着
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