クワガタの羽化

タランドゥスオオツヤクワガタの羽化 2005.12.5
久々にクワガタの羽化にたちあう機会ができました。何度見ても、美しいものですね!今回は次女と二人で観察しました。普段は全くクワガタに興味を示さない次女も固唾を呑んで見守っていました。2005.12.21改訂
@16時56分
うつ伏せになりました。いよいよ羽化しそうです。
A17時6分
皮が下に下がってきたような感じです・・・。
B17時15分
背中が割れました。体液の鳴動を感じます。
C17時24分
ゆっくりですが確実に皮が剥けていきます。
D17時27分
体をポンプのように動かしています。前胸が美しい!
E17時34分
脚でバランスをとりながら、体を左右に振っています。
F17時44分
上翅が伸びてきました。精密なメカニズムです。
G17時51分
ほぼ、脱皮は終了です。上翅に体液を注入しています。
H18時16分
上翅が綺麗に閉じました。内翅が少し見えています。
I18時31分
器用に自分が脱いだ皮を脚で畳んでいます。
J19時32分
内翅を伸ばしました。私は美しい姿だと思います。
K21時11分
上翅が色づきました。余分な体液も放出したようです。
L23時11分
頭部を持ち上げ始めました。上翅は飴色に変化しています。
M0時37分
頭部が起き上がりました。ここまでくれば、もう大丈夫!
N翌朝10時7分
内翅を格納しました。お尻はまだ出たままです。
O翌日21時36分
お尻が引っ込みました。前胸から上翅にかけて、綺麗な光沢です。


P9日後
だいぶ黒くなってはきたもののまだ固まってはいません。上翅の色合いが美しいですね!



ミンダナオヒラタクワガタの羽化     2002年6月6日改訂

クワガタの羽化・それは子供の頃、昆虫図鑑でさえ、なかなか見る事のできないものでした。しかし最近、飼育技術の向上で、専門書の中で度々見る事ができるようになりました。そこで「本物を生で見てみたい!」と人工蛹室での羽化実験を開始しました。1月17日の実験開始からほぼ1ヶ月、初めて見る、生の羽化シーンは・・・・。




@羽化が近い蛹です。だいぶ色づいてきました。腹部には皺ができ、頭部は皮が浮いて見えます。羽化直前には尻の突起を利用して、うつ伏せになります。




A羽化が始まりました。背中が割れ、前胸はすでに露出しています。上翅も見えてきました。




B皮がどんどん下へと下がってきて上翅の形が見えてきました。




C脱皮が進みます。上翅に体液が注入され張りがでてきます。あまりの美しさに感動!




Dほぼ皮を脱ぎ捨てました。しかしまだ羽が閉じていません。後もう少しです。



E羽が綺麗に閉じ、形が整いました。スゴイ!!精密機械のようです。本当にすばらしいメカニズムですね。まだ腹部はかなり露出したままです。




F頭部を持ち上げ始め、自分が脱いだ皮を脚で丸めています。羽化の邪魔なのでしょうか?綺麗にたたんでいます。




G皮をたたみ終えると、内羽に体液を送りこみはじめました。内羽に張りが出てきました。とても美しいですね!
このとき内羽に皮が張り付かないようにたたんだのかな?




Hさぁー!最後は曲がっていた頭部を伸ばしていきます。何度も失敗しては転び、やり直していました。




I頭部が伸びてきたが、内羽は未だ出たままです。。




J翌朝、羽化後14時間。だいぶ、「らしく」なってきました。




K羽化後2日目、逆さまになって体を乾かすています。死んでいるのでは?と心配になりますが大丈夫です。腹の色がとても綺麗です。

写真撮影は大変でした。蛹が色づいてからは、「シャッターチャンスを逃してなるものか」と緊張しました。私は一応サラリーマンですので会社で昼寝をするわけにはいきません。そこで、奥方の協力で交代で寝ずの番。羽化が始まりそうなら、起こし合う約束でした。奥方はクワ好きではありませんが、この時ばかりは協力的で、事実この羽化に気付いたのも奥方でした。羽化が始まったのは「寝ず」から3日目の午前8時でした。AからFまでは約1時間、Gまで3時間、Iはその日の夜の撮影です。

*人工蛹室・オアシスの色が写真によってバラバラですが、ストロボの有無、撮影を2台のデジカメで行ったのが理由です。


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