2002年 飼育日記
5月29日
以前も国産オオクワガタをいただいた友人Aさんにおねだりして念願の中国ホーペの幼虫を4頭いただきました。うち2頭が1令でもう2頭は2令の初期でした。産地は湖南省で、種親は別腹の68mm♂F2と42mm♀F1だそうです。私流の表記で、「DHH・湖南省・68・42・F1・CB3・5/20」と書いたラベルを貼りました。
投入した菌糸ビンは「ザク」という銘柄で、800ccのポリビン入りのブナ系菌床です。1本190円と言う値段にひかれ通販でケース買いしました。
さあ!憧れのホーペにやっとめぐり合えました。ホーペは最近のブレイクで値段が上昇して私のような貧乏人には高嶺の花でした(幼虫1頭2000円位)。この4頭を大切に飼育して来春には立派な成虫に育てたいと思います。
7月28日
ホーぺの菌糸ビンを交換しました。どうやら1♂3♀のようです。♂の体重は19グラムでした。♂を1.5リットルタイプの菌糸ビンに♀を800ccタイプに交換しました。

8月15日
またしても友人Aさんからホーぺの幼虫をいただきました。
湖南省・Fー3・・・・・・・・3頭
四川省雅安市WF-1・・・3頭
いずれも、2令幼虫です。早速、菌糸ビンに投入しました。

10月17日
中国ホーぺの菌糸ビンを交換しました。今回取り替えたのは、1.5リットルのビンに入れていた♂の幼虫です。7月28日の交換時には体重が19グラムありました。食痕が目立ってきたため交換します。はたして何グラムまで成長しているでしょうか?
菌床をスプーンで掻き出していくと食べ残しが多いのが意外でした。表面に、まんべんなく食痕があったので(私の経験では見た目よりも食べられていることが多い)交換を決断したのに・・・。しかし、次の瞬間不安は消え去りました!出てきた幼虫は見た目も大きく、体重も22グラムと順調に増えていたのです。今回使用するボトルはZAKUのクヌギ系1.4リットルタイプです。カッコイイ・ホーペになーれ!!

国産の幼虫と雰囲気がちがいますね。なんとなく角ばっているような、色が白いような・・!?気のせい?
2003年
2月20日
飼育部屋で菌糸ビンの管理をしていると、中に菌床の劣化が著しいビンを発見しました。ボトルの表面は雑菌がわいて茶色く変色しています。菌床も縮み、ボトルとの間に隙間もできていました。ラベルを見ると「湖南省産のホーペ」と書いてあります。さらに最後に菌糸ビンを交換した日付が8月と書いてありました(自分で書いたのですが・・)。
表面に小さな窓があり、蛹が確認できましたので、救出のため、露天掘りを決行しました(右の写真)。ホーペの羽化も近いですよ!

左の写真は劣化した菌糸ビンと正常な菌糸ビンの比較。
3月11日
ホーペのメス(湖南省)が羽化しました。先日、露天掘りにしていた個体です。蛹室にダニが大量に発生したため、数日前にオアシスに移していました(気持ち悪かったですよ!)。
我が家で初めて羽化したホーペは、羽化不全もなく、綺麗に羽化してくれたようです。あとは、オスの誕生を待つばかりです!!
4月22日
湖南省産ホーペの蛹を蛹室に移しました。菌床が劣化した為です。掘り出してみると、予想通り蛹室の壁が脆くなっていました。このまま放っておいたら、事故は免れなかったでしょう。
今回作製した人工蛹室は頭側を、やや高くし、傾斜をつけた改良型です。より、本物に近づけたつもりです!?
5月1日
人工蛹室に移していた湖南省産ホーペのオスが羽化しました。たまたま覗いてみたところ、羽化の真っ最中でした。しかし、上翅は綺麗に閉じ、下翅も真っ直ぐ伸びています。どうやら羽化不全は回避できたようです。今のところ、頭部は見えませんが、前胸背板の幅が広いのが印象的でした。
あと数時間後には頭部が伸びてその全身を見せてくれると思います!
5月5日
これが我が家で羽化した初めてのホーペ・オスの全身写真です。サイズは73mm位でしょうか?国産と比べると内歯の形状や、オシリのすぼみ方が違いますね!大アゴの付け根も太く立派です。ご要望にお応えして体が固まる前に掲載しましたが、固まると、また違ったイメージになりますので、楽しみです!!(湖南省産F3)
5月26日
ついに購入してしまいました!これが福建省北峰産・平成8年型ホーペです。本日お邪魔したクワカブランドで購入しました。サイズは73.5mmです。
どうですか?もうあれこれと説明する必要はありませんね!写真を見てください。全てが「ホーペ」そのものです。この個体は「平沼さん」という方が累代された血統で、良型間違いなし?だそうです。クワカブランドでは同血統の幼虫も格安で販売しているそうです!
6月7日
オマエも美形か!?友人Aさんにいただいた湖南省産のF1個体が羽化しました。先日羽化した個体とは別の血統です。Aさんの話によると、親は先日羽化した個体のほうが美形だったそうです。今回羽化したのは、血を入れ替えた個体(F1・CB3)です。羽化後1週間しか経過していないので、蛹室にいれたままの観察ですが、私が最も重要視している頭幅も大アゴの太さも抜群です。こいつはスゴイかも!?
9月15日
ちょっとピンチ!?です。いつものように北峰産ホーペ♂を取り出し、眺めていたところ、ある事に気がつきました。「軽い」のです。餌は7月くらいから食べ始めていましたが、確かに「食」は太いほうではありませんでした。「軽さ」はある意味危険信号です。早期死亡の可能性もあります。
そこで、この血統を絶やさないためにペアリングを開始しました。♂♀とも羽化後4ヶ月たっていますので交尾は可能と判断しました。実際に「愛の小部屋」に入れてみると喧嘩をすることもなく、ペアリングは成功したようです。
このまま上手くいくようなら、オスの健康管理のため、2、3日後には別居させる予定です。

9月21日
またまたクワカブランドで、今度はH8年型平沼ホーペ・極太血統の幼虫ペアを購入しました(19日)。最近、仕事が忙しく、久々に訪れたクワカブランドでしたが、目立つ場所に「太」と書かれたプリンカップが置かれていました。我が家のH8年型の体重減少による不安も重なり、目が点に・・・。「いてもうたろか・・」と勇気をふりしぼり購入しました(ペアで¥6000)。親はアゴ幅が6mm以上ある極太だったとか!!
帰宅後、オスは1400ccのポリボトルに移しました。保管場所は完全遮光のラックの中です。さて、、、、、来春が楽しみです!!

12月14日
ホーペは眠らない??今年の晩秋〜初冬はとても暖かく、クワガタたちも、なかなか、冬眠に入りませんでした。しかし、12月の中旬にもなると、霜が降りはじめます。国産オオクワガタたちは、グッスリと寝てしまいました。
ところが、ホーペ・・・特に湖南省産の2頭は、まだオヤスミになりません。マットに潜って、しばらく出てこないと思いきや、ある晩は穴から顔を出して挨拶してきます。昨日などは、マットの表面で1日中ゴロゴロしていました。メスも完全に休眠した様子はなく、餌皿の位置が動いています。
国産と形態が似ていることから、生態も同じかな・・・と思ったのですが、ちょっと違うようですね!ちなみに、福建省産の個体はいまのところグッスリ寝ているようです。あれだけ広い中国から来たのですから、産地によるバラつきがあるのかもしれません。
12月19日
平成8年型・福建省北峰産ホーペの幼虫の菌糸ビンを交換しました。この個体は、9月末にクワカブランドで購入した極太血統の幼虫です。
スプーンで掘ってみてビックリ!!どうやら交換のタイミングが、ちょっと遅かったようです。このボトルは温室で管理していましたが、正面からは食痕が全く見えず、また、全体的に見ても20パーセント位しか食痕がありませんでした。ところが中身は表面を避けるように8割がた食べつくされていたのです。一応体重を量ってみると・・・23グラム・・何とか70mmはクリアできそうな数字です。期待を込めて次のボトルに移しました。本当に菌糸ビン交換のタイミングは難しいですね!

2004年 飼育日記
2月11日
昨年購入した平成8年型・福建省北峰産ホーぺのペアを温室の移しました。今年のホーぺの種親はこのペアで決まりです。昨年、体重減少で心配したオスも元気に冬を越しています。そこで、冬眠していたメスも温室に入れ、ブリードの準備をします。餌を十分食べるようでしたら、再びペアリング後、いよいよ産卵セットに投入です。半年以上待たされましたので、やっとの思いです!
2月21日
福建省北峰産・平成8年型ホーペのメスを産卵ケースに移しました。メスは11日に温室投入後、すぐに餌を食べ始めましたので、15日から「愛の小部屋」でオスと同居させていました。時々観察すると、オスがメスをガードしている様子がありましたので、交尾は十分と判断しました。
セットの内容は、中ケース、夏菌クヌギ(やや細め)3本、マットはカブクワキングのZマットです(写真)。
温室管理(20度)ですので、水分をやや多めに設定しました。
4月3日
福建省北峰産・平成8年型ホーペの幼虫を割り出しました。セットから1ヶ月以上経過しましたが、メスが材を削っている様子がありません。そのため、いつもより遅い割り出しになりました。メスは一番上の産卵木の下に隠れていました。心なしか上翅に艶がありません!これは吉兆です。なぜなら、産卵後のメスは上翅が擦れたように艶が無いことが多いからです。
1本目。ホーペ用にやや固めの材を使いましたので、手で割るのは大変です。しかし、余程の場合を除いて私は道具は使いません。手に力を込めて気迫で割っていきました。そして!幼虫2頭、卵2個を発見しました。やった!!!産んでいました。しかし、幼虫は食痕もなく、孵化したばかりのようです。次に割った2本目にはメスの削った痕がありました。しかし、こちらからも卵や孵化したばかりの幼虫が出てきましたので、割り出しを中止しました。ホーペは国産オオクワより孵化が遅いのでしょうか?手を洗いながら考えていると、私の手も産卵後のメスの上翅のように擦れたように艶が無くなっていることに気が付きました。

4月5日
産卵で疲れたホーペのメスに、禁断の・・・スペシャル・フードを与えてしまいました。
昨日、一緒のケースに入れたとき、触角で調べていましたので、「これは下調べだな・・・ムフフ・・・」予想は的中!帰宅してケースを覗くと・・・・・・・・・。カブトムシさん、ゴメンナサイ!
6月1日
極太血統の平沼ホーペが羽化しました。蛹室の形状が見えない事が不安で、数日前に人工蛹室へ移したばかりでした。どうやら羽化不全はないようです。でも肝心な頭部が、まだ皮を被っていて、大アゴの形状が確認できませんね!数日後、体が固まってきたら再び報告したいと思います。
残念ながらサイズは70mm前後にとどまってしまいました。同時購入したメスがまだ蛹ですので、私の管理ミスによるところが大きいように思えます。
6月11日
1日に羽化した平沼ホーペの写真を撮影しました。どうですか?羽化時に小さいと思ったサイズも測ってみると73mmありました。体はやや細身ながら大アゴの張り出しも大きめで形状は合格点です。誰が見ても「これはホーペだ!」という体型をしています。
正直、期待ほどではありませんでしたが、まぁー、こんなものでしょう。何しろメスより先に羽化したんですから・・・。極太血統ということで、期待が過剰だったように思えます。でも、極太の遺伝子は必ずや引き継いでいると期待します。

ところで、そのメスも羽化しました。サイズは44mmUPというところでしょうか・・。しかし、こちらは体型が丸っこく、頭幅もあり、良い種親になりそうです。
7月2日
4月に割り出した「福建省北峰産・平成8年型ホーペ」の幼虫を2本目の菌糸ビンへ移しました。16頭の幼虫のうち1頭は黒くなっていましたが、15頭は元気に3令幼虫へと成長していました。
成長には多少のバラつきがありましたが、期待を込め、メスと断定できる個体以外は1400ccのボトルへと移しました。

9月8日
「福建省北峰産・平成8年型ホーペ」の再ペアリングを行います。今夏羽化した極太血統のオスが「イマイチ」でしたので、この極太血統のメスと今春ブリードに使用した、「お気に入りのオス」を使用します。同じ、平沼血統のホーペですので、元の種親は共通だそうです。戻し交配になるのでしょうか?異母兄弟との比較が楽しみです。
写真は「お気に入りのオス」(手前)と極太血統オス(奥)です。体長は2ミリしか変わりませんが、体幅に差があります。
9月18日

種付けした「福建省北峰産・平成8年型ホーペ」のメスを産卵セットに入れました。セット内容は、中ケースに埋め込みマット、産卵木は夏菌皮剥き材2本(熱湯で消毒)という標準的なセットです。このメスの潜在的な才能に期待します!尚、ケースは飼育部屋で温度管理(25℃)します。

10月11日

4月に割り出した「福建省北峰産・平成8年型ホーペ」の幼虫の一部を3本目の菌糸ビンへ移しました。7月に2本目に交換したうち、食痕の目立つビンを交換しました。オス幼虫の体重を測定すると26gでした。今年は全般的に調子が良いようです。軒並み20gを楽々超えて出てきます!
11月6日

4月に割り出した「福建省北峰産・平成8年型ホーペ」のメスが羽化していました。「羽化していた」と過去形なのは、蛹室がビンの側面に作られていなかったため、全く気付かなかったからです。
前回の交換から4ヶ月が経つのに、全く食痕の無いボトルが7本ありました。調べてみると、変わった食痕?があります。まるで、成虫が掘ったような痕です。早速、掘り出してみると、出てきました・・・メスたちが!皆、羽化不全も無く、無事羽化しています。坑道を掘り出した個体がいたことから、羽化後1ヶ月近く経過していると思われます。割り出しが4月ですから、約6ヶ月でのスピード羽化ですね!当然ながら大きなサイズのメスはいませんでした。42mm前後と思われます。(未計測)

11月22日

「北峰産・平成8年型平沼ホーペ」のオスが羽化しました。このオスも飼育ボトルの側面に蛹室を作らなかったため、羽化に気付きませんんでした。やはり、採卵後6−7ヶ月での羽化になります。
しかし、早期羽化の割りに体長は70mm位あります。そして、サイズの割りに、体、大アゴ共に太く、眼上突起の鋭さも際立っています。大アゴのラインも美しいですね!国産がこのサイズだと、貧弱な感じがしますが、さすが良血統のホーペです。
ところで、9月にセットした別のメス(父親は同じ)ですが、どうやら、休眠してしまったようです。諦めて、来年頑張ります。

2005年 飼育日記
2月14日

「北峰産・平成8年型平沼ホーペ」のオスが蛹になりました。菌糸ビンが劣化していましたので、人工蛹室へ移しました。
掘り出してみると、思っていたより小型の個体が出てきました。最近、アンタエウスやスマトラヒラタの大きな幼虫や蛹を見慣れているせいでしょうか?国産オオやホーぺの蛹が小さく見えてしまいます。昨年11月に羽化した「69mmより大きくなりますように!」と願いをこめて人工蛹室へ移しました。ちなみに、他のオスたちは、まだまだ幼虫ですので、期待が高まります!尚、同期のメスたちは、先日全て無事羽化しました。

2月27日

や・や・やってしまいました!中国ホーペ・オス幼虫の菌糸ビンを3本目へ交換しようと掘り出したところ、蛹室の中から前蛹期の幼虫が顔を出しました。幼虫は皺が多く、「ふやけた」ような質感です。驚いたのか、大アゴを振りかざし暴れだしました。
我が家の環境ではこの血統のホーペたちは飼育ビンの表面には蛹室を作らないことが多いようです。実は前蛹で掘り出した事は私にとって、初めての経験です。
さて、どうしましょうか?人工蛹室に移す事も考えましたが、蛹室の状態が良い事もあり、このまま様子を見ることにしました。蛹室の中に落ちた木屑を綺麗に掃除して、蓋を閉めました。このまま落ち着いて、上手く蛹化してくれれば、人工蛹室へと移す予定です。
3月10日

先月末、前蛹期で掘り出してしまった中国ホーペの幼虫が無事、蛹化しました。数日前から、蛹室表面にカビが生えはじめ、あまりひどいようなら、人工蛹室へ移動することも検討していたところでした。
見たところ、蛹化不全もなく、健康な蛹のようです。まだ、柔らかい状態ですので、数日待ってから、人工蛹室へ移動させる予定です。
3月11日

昨年、ブリードに失敗した「福建省北峰産・平成8年型ホーペ」のメスを産卵セットに投入しました。昨年は寝てしまった極太血統のメスですが、今年こそは、素晴らしい子孫を残してくれると期待しています。
セットの内容は、中ケースに産卵木2本(人工カワラ材)、マットはカブクワキングさんの「Zマット」です。
心配なのは、今回購入したカワラ材が「柔らかめ」な事。ホーペや国産には「堅め」が合うといわれますので、ちょっと心配です。
3月18日

3月10日に蛹化を確認した個体を含め、菌床が劣化していると思われる蛹たちを掘り出し、人工蛹室へ移しました。
幼虫が作る蛹室は、一度蓋を開けてしまうと、雑菌が入るからか、カビなどが生えやすくなります。少々なら気になりませんが、やはり、清潔な?人工蛹室へ移したほうが安全かもしれません。今回はオアシスを加工した人工蛹室を4個用意しました。
改めて、元の蛹室のサイズを測定すると、長辺が、およそ10センチ程度です。結構大きいですね。人工蛹室も、元の蛹室の形状、サイズを参考に加工しました。無事羽化してくれることを祈ります。
4月6日

人工蛹室に入れていた中国ホーペ2頭が羽化しました。
写真の個体は脚が動き始めていたにもかかわらず、仰向けのままでしたので、私がうつ伏せにしてあげました。すると、あっという間に背中が割れて羽化が始まりました。危機一髪だったようです。自分で反転できない個体もいるんですね!まだ、頭部が起きていませんので、安心はできませんが・・・。
4月17日

3月11日に産卵セットに入れたメスが、またまた眠っていました。昨年の居眠り事件に続き2度目の犯行です。早速、産卵セットから取り出しました。ミニケースで十分餌を食べさせた後、再びセットしたいと思います。
本当に腹の立つメスです!ぷん・ぷん!!

5月6日

新血統購入!平成8年型ホーペ・平沼血統の極太B血統のペアを購入しました。
昨日(子供の日)タランドゥスの産卵木を購入するため訪れたクワカブランドに偶然、あの平沼氏がいらっしゃいました。(私は初対面でした) そして、平沼氏がブリードしたホーペの「割り出し」が店内で始まりました。20頭近いオスが次々と蛹室から出てきました。そして、店内に居合わせた観客?による品評会が始まりました。
素晴らしいですね!平沼血統は!高確率で素晴らしい個体が出てきます。本当は某個体がイチオシでしたが、私には手が出せない値段(最近特に金欠)でしたので、さっぱりと諦めました。この個体の入ったプリンカップに「DeepBlue」と木下店長がマジックで記入しました。クワカブランドに行く機会がありましたら、是非ご覧になってください。(多分すぐに売り切れるでしょうが・・・)
私が購入したのは第3グループ!!最も価格の安いグループからです。意外や意外!!ここには掘り出し物が必ず存在します。写真の個体をご覧ください。サイズが小さく(73mm)、見落とされていました。しかし、アゴ幅は5.4mmと極太です。しかも根元ばかりでなく、先端まで肉厚です。まささに「掘り出し物」ですね!笑える値段で購入できました。「クワカブランド万歳!!”子供の日”ありがとう!」

5月12日

昨年ブリードした平成8年型ホーペも大半が羽化しました。早期に羽化してしまったメスは小型化してしまいましたが、オスは順調に育ちました。現在のところ最小個体が69mm、最大個体は75mmで、72−74mmが中心です。形も親に似たガッチリとした個体が出てきました。
昨夏の出張(1ヵ月半)がなければ、もっと大きくなっていた可能性もありますが、これはサラリーマンの宿命ですから・・・仕方ありません。
6月24日

5月に購入した中国福建省・北峰産・平成8年型ホーペ(B血統)のペアを「愛の小部屋」へ投入しました。まだ、少々早い感じはしましたが、「この血統をブリードしたい」という衝動は抑えられませんでした。オスの大アゴは先端まで太く、サイズさえ出れば、鬼に金棒のような血統です。しばらくの間、夜間観察し、状態が良いようなら、なるべく早く産卵セットへと移す予定です。
6月28日

3月に構築した「福建省北峰産・平成8年型ホーペ」の産卵セットを割り出しました。ここまで割り出しを延ばした理由は材を削った形跡が皆無だったからです。ところが産卵木を持ち上げてみると削った材の中にメスがいました。
もしや?しかし、メスを取り出してみてガッカリしました。前胸背板、上翅ともに綺麗な光沢があります。普通、産卵を終えたメスは多少なりとも擦れが生じるものです。
案の定、材には産卵の形跡すらありませんでした。夏だというのに、またまたお休みだったみたいです。メスはミニケースへ収容しました。今後の予定は未定です。現在ペアリング中の個体のブリードが控えていますから。
7月4日

先月24日から、「愛の小部屋」でペアリングしていた中国福建省・北峰産・平成8年型ホーペ(B血統)のメスを産卵セットに入れました。夜間の観察で、オスがメスをメイトガードするところが観察できたからです。
セット内容は、中ケース、クワマット、人工カワラ材2本(細め)です。カワラ材は、たまたま余品がありましたので流用しました。本来は夏菌材で十分だと思います。

8月22日

中国福建省・北峰産・平成8年型ホーペ(B血統)の産卵セットを割り出しました。結果は幼虫8頭、卵10個とまずまずの数字でした。
しかし、気になった事があります。材がやや乾燥気味だったのです。それが原因かどうかはわかりませんが、幼虫たちは水分の多い材の中心部分に密集していました。
改めて人工カワラ材の難しさを実感しました。人工カワラ材は菌糸が材の表面で活性しているため、バケツに沈めてもなかなか水がしみ込みません。皮を剥いた時点で、重さから水分不足を感じたら、セット中の霧吹きを慣行するしかないようです。



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