PICO(ボタンインコ)
2004年
12月

「今年のクリスマスプレゼントは何にしよう?」と奥方に相談されたのが、きっかけでした。「プレステ2」などと迷った結果、私の発案で「インコ」に決定しました。
ところで、インコはどこで売っているの??小鳥屋でしょうか??心当たりがありません。とりあえず池袋のデパートを探しましたが、セキセイインコしか見つかりませんでした。実は私、小学生の頃、セキセイインコを飼育した経験があります。ブリードにも成功して、一時は20羽以上のインコを飼育していました。
今回、探しているのは、「ボタンインコ」です。もちろん「手乗り」にするため、ヒナ鳥に限ります。
数件のペットショップをハシゴして、紆余曲折の末、近所の小鳥屋で見つけたのが「PICO」ちゃんでした。
可愛いでしょ!最初は怖がって逃げてばかりいたPICOちゃんでしたが、日を追うごとに慣れてきました。子供たちも大喜びです。「家に帰る楽しみが出来た」そうです。喜んでよいやら悲しんでよいやら・・・。今日では、我が家のアイドルです。
ところが、困った問題が起きました。娘たちが、彼(彼女かも?)に「ブルー」という名前を付けたのです。「ブルー」は私のWebネーム「Blue」とダブりますよね!どうしましょう?話し合いをしたのですが、折り合いません。結局、私以外の家族は「ブルー」と呼んでいます。鳥が「ブルー」と呼ばれる度、私は複雑な感じです。本当に困ったものです。

2005年
2月10日

お久しぶりです!ボタンインコの「PICO」です。随分成長したでしょ!!以前は「お湯でふやかした粟玉」だけしか食べませんでしたが、今では皮付きの「大人用の餌」も食べられるんですよ!すごいでしょ!!ご主人がくれる「小松菜」や「はこべ」も大好きです!「好き嫌い」なんかしませんよ!偉いでしょ!クチバシも大人の証拠のピンク色に変わってきました。もうすぐ「オ・ト・ナ・!」
でも、「オイタ」が過ぎて、羽を切られてしまいました。ちょっと度が過ぎたみたい・・・。一番怖いのは「パパ」です。私が「小さい女の子」を噛むと大声で怒り、追いかけてきます。怖いけど、イタズラはやめられません・・。
やさしいのは「大きい女の子」と「ママ」です。「ママ」は時々怒るけど、よく私と遊んでくれます。
今日もサボテンを齧っちゃいました。どう?このポーズ!?

3月20日

残念ながら、「PICO」は天に召しました。
木曜日の夜、元気に家族と遊びました。
金曜日の朝、元気のないPICOを発見。羽ばたいた後、痙攣を起こし失神しました。しばらくすると意識を取り戻しましたが、体に張りがなく、だらん・・、としています。元気もなく、餌を食べません。動物病院に連れていきましたが、原因は不明です。昨日齧っていた生け花に中毒を起こした可能性もあります。薬、保温、餌を補うことで、治療することになりました。食欲を出させる粟穂、カナリアシードを購入。コバエシャッターの小ケースに入れ保温。夜には餌を食べてくれました。
土曜日も家族そろっての看病です。脚が麻痺しているにもかかわらず、ケースから「遊ぼうよ!」と這い出してくるようになりました。少し回復したのでしょうか?長女が薬を与えます。次女も水を与えます。自分で粟穂を食べています。夜は温室に入れました。
日曜日、朝、PICOは餌を食べません。次女が与える水は飲んでいるようです。補助食品を与え回復を祈ります。PICOは遊んで欲しいらしく、ケースを脱走して、私たちの手の中にやってきます。糞は相変わらず、黒色でした。
私が出社後、奥方から「悲しいメール」が届きました。仕事が手につきませんでした。同僚からは、「クワガタが死んだの?」と・からかわれましたが、言い表せない動揺に襲われました。この悲しみを何に例えたらいいのか思いつきません。
死因は飼育者の「無知」が全てです。鉛筆を齧っていた。生け花も。消しゴムも。メッキした金属も。全てが飼育者の管理ミスです。病院で指摘されたとおり、体重が軽く、やせ細っていたのは事実です。この事に気付かなかった飼育者が私であったことも、悲しい事実です。家族の涙も止まりませんでした。私の眼にも一億トンの花粉が舞ったようです。

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