DeepBlue 夏休み IN ロンドン 2012 2012.10.8更新 ![]() |
「都立M高校に合格したら、海外旅行に連れてってやる!」高校受験の次女に発破をかけるための約束でした。まさか本当に合格するとは・・。アンビリーバブル!! 次女との約束を果たす日がやってきました。次女が選んだのは当初希望していたイタリアではなく、何とオリンピックが行われるロンドンでした。 |
事前準備 ロンドン旅行の決断をしたのは7月上旬でした。奥方、長女は諸般の事情で不参加。次女との二人旅となりました。日程は双方の都合で8月下旬。スタンダードクラスのホテル付きパック旅行(JTB)4泊6日を選択しました。 急遽、次女のパスポートと旅行鞄を用意しました。 |
![]() 8月22日 成田エクスプレスで・・・ 早朝、池袋から成田エクスプレスで成田空港へ。飛行機は11時半発のバージンアトランティック航空です(写真)。直行便とはいえヒースロー空港までは12時間以上のフライトです。席は通路側でしたが後ろが壁だったため、シートを倒す気遣いもなく気楽なフライトでした。 ヒースローに到着したのは現地時間の15時過ぎでした。早く空港を通過出来れば、初日から街のの散策程度は出来そうです。秋深まったとはいえ、ロンドンの夏の陽は長いですから・・。 ![]() 反対に気温は日本よりもかなり低いです。8月下旬というのに最高気温は25度を超えません。朝晩は肌寒いくらいです。私はフリース着用でした。ちなみにイギリスは摂氏表示ですので天気予報が解りやすいですよ! ホテルはタヴィストックホテル ![]() しかし夜、窓を開けて寝ると緊急車のサイレンの音が頻繁でうるさかったです。エアコンがありませんので、暑い夜はどうなるのでしょうか? オイスターカード ![]() 時間がもったいないので早速散策に出発しました。先ずは地下鉄に乗るための日本の「PASMO」であるオイスターカードを地下鉄「ラッセルスクエア駅」で購入しました。日本のように自販機で買おうと試みましたが、ギブアップ!窓口で「ツゥーオイスターカード・ボス・テン」と、つたない英語で何とか10ポンド入りのオイスターカードを2枚ゲットしました。ちなみにデポジットとして5ポンド取られるのは「PASMO」 ![]() そして、最寄のラッセルスクエア(写真右)を散歩、まだまだ陽が高く昼間の様ですので、「ピカデリー・サーカス」駅周辺まで歩いてみました。 ミュージカルなどの劇場が目立ちました。有名な「パブ」も乱立しています。そして何故か皆、琥珀色のビールを飲んでいます。(この答えは後日明かされました) チャイナタウンは凄いですね!ロンドン中心部に大きな区画を占めていました。コリアン、日本料理店も散見されましたが改めて、チャイナパワーを実感しました。 夕食はホテルで・・。 歩きつかれた私と次女は夕食の相談を始めました。途中で食べようと悩んだ末、結局ホテルに戻ってしまい、ホテルのレストランで食事をとりました。私のドリンクはバドワイザー、娘はティーを注文しました。選んだメ ![]() 22時就寝。 明日は早い・・・しかし、早く寝すぎても・・・・。 |
|
8月24日 バッキンガム宮殿 ![]() ゆっくりの朝8時にホテルを出発、地下鉄で向かう予定でしたが、見学時間まで余裕がありましたので、バスの停留所を覗いてみました。すると、トラファルガー広場行きのバスがやってきました。路線図で見ると終点はロンドンの中心部っぽい感じです。2階建てバスに乗ることは次女のリクエストのひとつです。思い切って次女と飛び乗りました。トラファルガー広場の位置をガイドブックで調べると、何とか徒歩でバッキンガム宮殿まで行ける距離みたいです。ラッキー! 10時15分、宮殿に入場できました。それにしても凄い列。待たされる ![]() バッキンガム宮殿は正面から見るとウインザー城のような派手さはありませんが、中はやはり宮殿だけあって豪華で広々とした作りです。日本語ガイドのイヤホンでの説明がありますが、何とか何世といわれても、良く分りませんでした。ただ、女王様の現在の公邸に入れたというのが凄い事だと思います。 ラストはテラスでケーキとお茶を飲みました。 次女待望のフィッシュ・アンド・チップス ![]() 1人前9ポンド95ペンス(約1250円)といい値段です。お酢をかけて食べるみたいです。次女曰く「不味い!」私は「イギリスだからこんなもの」という感想でした。 実は私、イギリス訪問は2回目です。前回は仕事で、シルバーストーンサーキットへ直行し、田舎町のホテルやレストランで食事をとりました。その時感じたのは、英国人の料理に対する日本人との差異でした。塩コショウとケチャップ・マスタードが全てみたいです。中華のテイクアウトで一息ついた記憶があります。 あくまで個人の感想ですが、味覚が1本少ないのかもしれません。それとも料理人にプライドがないのでしょうか? ![]() 地下鉄サークルラインで「ヴィクトリア」から「ウエストミンスター」まで行き、「ビッグベン」へと向かいました。地下から上がるなり、巨大なビッグベン(時計台)が出現!圧倒されますね!本当にビッグです。 ビッグベンは国会議事堂を含んでいます見学客も受け付けますが今回は外観だけの見学としました。 そしてテムズ川沿いに少し歩き、ウエストミンスター寺院へ。これも大きいですね!やはり大英帝国の遺産なのでしょう。観光客も大勢いました。 余談ですが・・・ 現地の方の服装はTシャツ、スーツと様々でしたが、観光客は大体ジャンパーを着ていました。暑い国から来た人にはTシャツ1枚はちょっと無理な気温でした。 それにしてもスゴイのは英国人の耐寒能力の高さ。我々が風邪を引きそうな気温でもTシャツ1枚でOKみたいです。 大英博物館へ ![]() 「ウエストミンスター」から地下鉄ジュビリーラインに乗り「グリーンパーク」でピカデリーラインに乗り換えました。最寄り駅はホテルと同じ「ラッセルスクエア」です。 ![]() 1日では見切れないといわれる大英博物館ですが、2時間半、駆け足で見学しました。 ロゼッタストーン、古代エジプト人のミイラ、王たちの棺など、重要な文化財や遺物が無造作に展示されています。写真撮影も自由です。イースター島から運んだと思われるモアイ像までありました。模造品かと思いましたが多分、本物でしょう。 ![]() 博物館に展示されているものの多くは寄贈品だそうです。船で世界各地に出かけた英国人の船乗りたちが財宝を持ち帰り、収集家に売り、その後寄贈されたというのが正解みたいです。多くは盗品なのでしょうね。でも私には価値がよくわかりませんでした。 ![]() 夕食・今晩はイタリアン! 18時、ラッセルスクエアのイタリアンレストランで食事をとりました。次女はパスタとカフェラテ、私はラザニアとビール・・・チップ込み33ポンドでした。ラザニアは美味しかったですよ!次女は「普通」と言っていました。 帰りにスーパーで買い物をしました。ティッシュ、水の補給です。次女は日本人らしき女性のレジの前でしきりに私に話しかけます。レジの女性がお釣りの件で「20ペンスお持ちですか?」と日本語で話しかけてくると本当に嬉しそうでした。何故でしょうか?日本人と日本語が恋しいのでしょうか? |
8月25日 グリニッジ天文台へ! ![]() ![]() 8時にホテルを出発し、すぐ傍にある停留所から188番のバスに乗りました。バスは「ノースグリニッジ」行きです。グリニッジ天文台はその手前ですので途中で降りなければなりません。 私たちは2階席の一番前に陣取り、タブレットPCのGPSで現在位置を確認しながら進みました。このアプリは「いつもNAVI」のロンドン地図版で、期間限定ですが無料で配布されました。オフラインで現在位置がわかる便利なアプリで、地下鉄やバスを降りて方角がわからないときはこのソフトで現在位置と方角を確認していました。 8時50分、グリニッジに到着。ここからは徒歩です。しかし、パラリンピックの会場警備のため、通常の道が封鎖されていました。結局、旧天文台(写真上)へは倍以上距離の迂回路を歩くしかありませんでした。 9時半、旧天文台に到着も開門は10時とのこと。しばし休憩です。 10時開門。ここが経度0度・子午線なのですね(写真右)。ちょっと感動ものです。残念だったのはGPSでの測位を忘れた事です。0000が見たかったですね!ちなみにここは天文台としての使命を終え、今は博物館になっています。 マーケットで昼食 ![]() 雨が止むのを待って、カティーサーク号を見にテムズ川まで出てみました。すると観光船の船着場があります。「船で帰ろうか!?」ここで船に乗りテムズ川クルーズが出来れば今回のロンドン観光旅行は満願です!地下鉄、バス、船と、タクシー以外の交通機関は全て利用しました。 窓口でチケットを購入。1人10ポンドのはずが、何故か割引で2人10ポンドでした。チケット売場の黒人が何か話していましたがサッパリわかりませんでした。 テムズ川クルージング ![]() タワーブリッジをくぐる瞬間(写真)は感動しました。騒がしいラテンの人たちがはしゃがなければもっと心地よかったのですが・・。タワーブリッジはなかなかの迫力ですね!とにかくデカイ! ロンドン橋? ![]() タワーブリッジを渡り、テムズ川沿いを歩き、ロンドンブリッジ(写真)へ。あれ?これが「ロンドン橋落ちた」の橋?普通の橋ですね。名前負けかもしれません・・・。 この辺りで次女がパワーダウン。どうやら足が痛い模様。 セントポール大聖堂の高い回廊 ![]() ロンドン橋を渡り終え少し休憩をとりました。どうしましょうか?目的は特にありませんが、まだ13時40分ですので、ホテルに帰るのは早すぎます。地図と相談です。近くの駅はサークルラインの「モニュメント」駅です。 有名なセントポール大聖堂が近くにあることが判明しました。地下鉄サークルラインで2駅、便も良さそうです。「マンションハウス」で降り、5分も歩くとこれまた大きな大聖堂が目の前に広がりました。 もちろん入場料を払い、中を見学しました。 ![]() 天井が高く、中から見ても巨大です。 ここで、次女が元気を取り戻し、聖堂上部の回廊まで登ると言い出しました。私も途中まで付いていきましたが、聖堂中央部の回廊にたどり着いた途端、戦意喪失・・・。高い・・・。実は私、高所恐怖症です。這うようにして降り口までたどり着き階段を下りました。 次女はさらに高いレベルまで階段を昇ったそうです。外が見渡せる場所に出てロンドンの街が一望できたそうです。 15時半、外に出ると猛烈な雷雨!カミナリが鳴っています。もう帰るしかなさそうです。 地下鉄「セントポールズ」からセントラルラインで「ホルボーン」で乗り換え、ピカデリーラインで「ラッセルスクエア」に戻りました。駅から出た頃には雨は上がっていました。 パブで見かけた琥珀色のビールの謎 ![]() 16時、ホテルの部屋でしばし休憩です。私はスーパーマーケットに買出しに・・・ワイン、チーズ、エールビール、ミルクを仕入れました(写真)。 実は初日、街中のパブでみかけた琥珀色のビールはエールビールでした。観光バスのガイド・ケビンによると、英国人はエールビールを好んで飲むそうです。ビールは大きく分けてエールとドラフトがあり、ドラフトビールが世界の主流ですが、冷蔵庫が無い時代はエールビールもよく飲まれていたそうです。その中でも「フラーズ」のエール(写真中央)は「この工場で作っています!」(バスが工場前を通過した)というガイドがありました。 スーパーで見かけたフラーズのエールは1ポンド99ペンス!安いですよね!そして、苦くて美味しかったです。日本では買えないですよね。残念。 夕食はお決まりの ![]() 19時、夕食はどうする!?と相談した結果、安心して食べられるホテルのレストランに決定!次女は外出する元気もなさそうで・・私もちょっと疲れたかな?というわけで、何と4泊のうち3日もホテルでの食事となりました。次女のチョイスは私が2日目に選んだラムチョップ、私はラム・カレーでした。 今日は前菜にサーモンのマリネをオーダーしました。これは美味しかったですよ! さて、いよいよ明日は帰国です。 |
![]() 8月26日 地下鉄でヒースローへ! 7時起床・7時半朝食。日曜日の朝食は7時半からです。 8時10分、ホテルをチェックアウトしました。支払いは無しでした。 最寄の「ラッセルスクエア」駅からピカデリーラインでヒースロー空港までは直通です。ターミナル123+4行きの電車に乗りました。日本へのバージンアトランティック航空はターミナル3です。しかし、地下鉄の回る順位はターミナル4経由、ターミナル123でした。この電車はやや遠回りかもしれません。ターミナル5行きに乗れば近道だったのかも・・。 帰りのシートをグレードアップ ![]() バッグ・ドロップ(荷物預け入れ場所)で足元が広く窓際の席があると言われ、グレードアップしちゃいました!1人30ポンドでドーバー海峡が見れれば安いもの!?2人で約7500円ですがちょっと贅沢を・・。 最後の洗礼・・・・・・・・・・。 ![]() 離陸時間は13時45分。出国後、食事をとることにしました。次女はスパゲッティーが食べたいみたいです。 次女の思いを察し、イタリアンの店でパスタを注文しました(写真)。しかし、これが最高に不味い!!次女は半分も食べませんでした。これがイギリス最後の洗礼でしょうか?英国大好き、パスタ好きの次女が食べないのですから・・。私は他のパスタでしたが塩で完食しましたよ!でも、ある意味、英国の洗礼に感謝、感謝です。 13時過ぎに搭乗機に乗り込みました。 機中泊。 |
8月27日 午前9時15分、成田空港に無事到着しました。入国審査と税関は非常にスムースでした。何と10時発の京成スカイライナーに乗車できましたから・・。家に着いたのは ![]() あーーー疲れた!でも楽しかった! 番外・タブレット大活躍! 今回大活躍したのが、アンドロイド・タブレットです。期間限定のサービスでしたが、日本でロンドンの地図(日本語表記)が無料でダウンロード出来、オフラインで使用可能でした。GPSが測位してくれるので、自分の位置が把握出来ます。特に地下鉄を降りたあと、方角を確認することが出来て安心でした。 また、バスに乗っていても現在地がわかるので降りる場所を間違えませんでした。素晴らしい文明の利器です。 |
最後まで、お読みになって下さり、どうもありがとうございました。
今後、英国旅行に行かれる方の参考に、多少でもなれれば嬉しく思います。