DeepBlue 今度はイタリアへGo!2016   2016.10.1更新

高校受験に続き大学受験でも次女と約束をしました。SKJ大学に合格したら海外旅行と・・。でも、まさか本当に合格するとは!?D判定を見事跳ね返したストロングマインドに感服です。というわけで、今回は仕事が忙しい長女がまたも不参加、奥方と三人でイタリアへ出発です。


 〜準備〜
今回は私の永年勤続休暇もあり、チョイ長め8日前後のツアーから選択しました。初めての添乗員付きのツアーで、ミラノ、ベローナ、ベネチア、フィレンツェ、ナポリ、ローマをバス、特急列車で周遊する欲張りなツアー(日本旅行)に決めました。
留守番の長女とLINEで連絡をとるため、マストアイテムのWi−Fiルーターをレンタルしました。

8月31日 成田空港を直行便でミラノへ

ツアーの成田への集合時間は午前11時。我々は余裕を持って10時に到着しました。航空会社はアリタリア航空・ミラノへの直行便です。アリタリア航空のカウンターは非常に混雑していて40分以上も並びました。殆どはイタリア人・バカンス帰りでしょうか?
成田空港を13時に出発、約13時間のフライトでミラノ・マルペンサ空港(写真右)に到着したのは当日の18時でした。ミラノの18時はまだまだ昼間の明るさです。

宿泊する「ベストウエスタンゴールデンマイル」へはバスで1時間の距離でした。今回宿泊するホテルは全て四つ星ホテルですが、ネットで調べると評価は様々のようです。1番評価が高かったのは2泊するローマの「H10ローマチッタ」で、2番目がミラノの「ベストウエスタン〜」でした。このホテルの良し悪しが今回のツアーの基準になるかもしれません。

ミラノのホテル・綺麗じゃん!

ホテルは地下鉄の範囲から外れたかなりの郊外に立地。外見はビジネスホテルみたいで、ロビーも狭く決して期待できるものではありませんでした。しかし、部屋に入ると次女が「綺麗〜!」と叫びました。確かに綺麗です。バスルーム(トイレも)がガラス張りなのはよく解かりませんが、全体に新しい作りです。それにしてもバスルームのドアが完全に閉まらない・・多分壊れているのはイタリアだから仕方ないか・・?

次女のベッドはエクストラベッドで簡易な作り(上写真左奥)、どう見てもツインルームに無理やりもう一つ簡易ベッドを入れた感じです。ですのでスペース効率が非常に悪い気がします。ただしこれは以後全てのホテルで同様の状態でした。モルジブのスタンダードルームの方が遥かに上質で広かったですよ〜。

隣のスーパーで・・。
最近出来たという隣にあるスーパーでお買い物。もちろんお目当てはビールとワインだったのですが、冷えたビールが売っていない・・・さすがイタリア?諦めてワインとツマミを購入。機内食で腹が満たされていましたので今晩はこれでお休みです。

ベストウエスタンゴールデンマイル宿泊
9月1日 ミラノ〜〜ベローナ〜ベネチア

朝食はアメリカン?
朝食はどうでしょうか?イギリスはコンチネンタルブレックファストで、パンとバターとコーヒーだけでした。卵とベーコンは有料でした。しかし今回、嬉しいことにスクランブルエッグとチーズ、ジュースまで付いていました。アメリカンブレックファストみたいです。卵は堅かったですが、あるだけマシです。ただし、我々のツアーは別部屋での食事でしたので、個人での宿泊ではわかりませんが・・。

バスでミラノ観光
本日午前中はミラノ観光、午後はベローナ観光です。
8時半ホテルを出発、ミラノではドゥオーモ(街で一番の教会という意味らしい)、ミラノ座、ガレリア・ヴィットリオエマヌーレ2世(大きなアーケード)を巡りました。特に印象に残ったのはドゥオーモの巨大さとステンドグラスの美しさ(写真)でした。
ミラノはイタリア経済の中心的役割を担っているだそうで、私の目にも上品な街という印象でした。
昼食はミラノの食堂でツアーメニューのミラノ風リゾットとミラノ風カツレツをいただきました。でもあれ!?味が無い??私たちだけでなく、ツアー客全員が塩を振って食べていました。まさかここはイギリスか???

ジュリエッタ?
バスで世界遺産・ベローナへ移動しました。「ロミオとジュリエット」で有名な街ですね!
ジュリエッタ(本当は”タ”が正解)の家は観光地になっていて、あの有名なバルコニーも見学できます。庭にあるジュリエッタの像には大勢の人が集まり記念写真を撮っていました(写真)。

ベローナいいね!
ベローナの旧市街地といわれる場所は良い意味でイタリアらしい街でした。アリーナが望める広場にはカフェが立ち並び観光客であふれかえっています。治安が良くないといわれるイタリアですが、この街はセーフな空気が漂っています。



本当のイカスミのパスタ
ひと時の自由時間を楽しんだ後、ベネチアに向けバスで移動。途中ツアーのノルマ・お土産物屋さんに立ち寄りトイレ休憩です。私たちは今晩ホテルで飲むワインを購入しました。
夕食はベネチアの手前の食堂でツアー食・イカスミのパスタと白身魚のフライ。イカスミのパスタはイカ等の具が全く入っていない”素”そのもののスパゲッティーでした。お味は残念ながら日本のファミレス「フィラカッソ」の方が美味い!?
20時半ホテル到着。

今夜の宿、「スマートホテル・ホリデイ」はとても素敵なホテルでした。ベネチア本島からかなり離れた街にあるため、バスツアー向けのホテルなのですが、部屋も広く、「ミラノのホテルよりいいね!」が素直な感想です。

スマートホテルホリデイ宿泊
9月2日 ベネチア〜フィレンツェ

朝食は期待以上

ベネチアの朝食はなかなかの内容でした。こちらもアメリカンブレックファストでした。卵にソーセージまで付いていて、シリアルもいただきました。ちなみにこの後のホテルも朝食は卵料理付きで、満足の出来る内容でした。

いよいよ”水の都”ベネチア
8時半ホテルを出発。いよいよベネチア観光です。実は今回のイタリア旅行で私がリクエストしたのがベネチアでした。理由は映画でよく見かける街ですからです。
港で水上バスに乗り換え、いよいよベネチア本島へ向かいます。ベネチアは人間が作った人工島だそうです。水路が多い印象ですが、実は全て海なのです。凄い規模ですね。何せナポレオンに侵略される前はベネチア共和国という国だったそうです。

もちろんゴンドラ(小舟)に乗船し、街中に張り巡らされた水路を巡りました。船頭さんの操舟術は素晴らしいの一言です。プロですから当たり前なのですが、カンツォーネを唄いながら1本のオールで見事に小さな橋の下を潜らせます。もちろん舟が接触することは一切ありませんでした。それに凄いバランス感覚です。舟の上に立つなんて・・・。よく転落しないですよね!
昼食はツアー食のパスタ(ペンネ)とシーフードフリッター。やはり塩は欠かせません。


フィレンツェへ

14時半、再び水上バスに乗り込みベネチア本島を出発、次の目的地はフィレンツェです。途中、高速道路は渋滞・・・横転事故(写真)の見物渋滞でした。

夕食はツアーメニューのミネストローネとフィレンツェ風ステーキをいただきました。これはどちらも実に美味しい!初めてツアー食で当たりが出ました。
ホテルの部屋に入れたのは、事故渋滞もあり、21時半でした。今日はかなり疲れました。早くシャワーを浴びてグッスリ眠りたい・・・・ところが・・。

イタリアの洗礼
早朝4時半、奥方に起こされました。トイレの水が止まらないと。確かにイタリアのホテルは設備の故障が多く、入室後の点検は欠かせないそうです。しかし、寝る前は何でもなかったトイレが故障とは・・。確かに恐ろしい音と勢いで水が流れ続けています。仕方なく添乗員さんに電話、ホテルのフロントを呼び出しました。
数分後、フロントマンは平然とした表情でマイナスドライバー片手に登場し、洗浄ボタンをホジリ出しました。水は簡単に止まりました。そして「また何かあったら俺を呼んでくれ」と言い残して部屋を離れました。再びボタンを押すとまたボタンが戻らず水は止まりません。いちいちトイレのたびにフロントを呼ぶわけにはいきませんので、所持していた十徳ナイフで私もホジリ出しました。結局トイレのたびにナイフでホジルしかありませんでした。さすがイタリアですね。

ミラージュ宿泊

9月3日 フィレンツェ〜特急イタロでナポリへ

ミケランジェロの丘
早朝のトイレトラブルで眠い目を擦りながら起床。本日の朝食も暖かい卵料理付きのアメリカンブレックファスト。嬉しいことにヨーグルト付きなので、昨日の事は許しましょう!
8時15分,、バスに乗り込みミケランジェロの丘へ。そこはフィレンツェの街を一望できる高台でした。ベッキオ橋・サンタマリア大聖堂など・・(写真上)夕景も見たかったですがそれは叶わぬ夢。

フィレンツェ観光
市街地でバスを下車、お決まりの革製品の免税店でトイレ休憩後、シニューリア広場、ウフィッツィ美術館を見学しました。シニューリア広場は彫刻が立ち並び、広場自体が美術館のようでした。ウフィッツィ美術館にはミケランジェロ、ラファエロの素晴らしい作品が・・と記したいところですが、何分、絵画の心得が無く・・知識不足でスミマセン。とりあえず、イタリアの美術館のニオイを嗅いでまいりました。写真撮影可の太っ腹美術館です。

ベッキオ橋・ブラボー!

そしてドゥオモを見学後、自由時間にはベッキオ橋(写真下)まで散策しました。通りには皮製品を販売する露店が密集していて、良い皮の匂いに惹かれてしまいます。お値段も日本で買うより格安で、お気に入りが見つかれば購入しようと思いましたが、残念ながら短い自由時間では難しいですね。
ベッキオ橋には貴金属店が立ち並び、観光客であふれ返っています。初めて見る不思議な橋の形と構造にビックリでした。これぞイタリア!ブラボー!!


昼食は何故か北京飯店で中華料理・味は普通、量は多めでした。

イタロ・時速300キロでナポリへ
昼食後、徒歩でサンタマリア・ノヴェッラ駅へ向かいました。特急イタロでナポリへ向かうためです。スーツケースはバスで別送という楽ちん旅です。
イタロはイタリアの“新幹線”なのですが、よく遅延するそうです。私たちが乗車したイタロも15分程遅れて出発しました。2時間半を超える乗車時間で、途中時速300キロという社内表示が出た割には途中駅のローマでのんびり停車するなど、ラテンのユルユル感は拭えませんね。まあ・急がない人達ですから仕方ありません。

夕食のメインはピザ

ナポリ到着は19時前で、そのままレストランへ直行しました。ツアーメニューはナポリ名物・マルゲリータ・ピザです。しかも一人一枚・普通なら量が多いので残すところですが、このピザが実に美味い!フィレンツェのステーキに続き“当たり”です。食べきれず残すグループもあったそうですが、我々三人は完食いたしました。グラッツェ!!

本日宿泊するホテルは「アメリカンホテル」です。四つ星ホテルとのことですが、現在の国際水準からすると完全にスタンダードクラスですね。フィレンツェと同じく古めのホテルでした。特に感想はありません。何故なら部屋に入れたのは21時20分過ぎでしたので、シャワーを浴びてぐっすり眠ってしまいましたから・・・。

アメリカンホテル宿泊

9月4日 ナポリ〜船でカプリ島へ 青の洞窟〜ポンペイ

本日はメインイベントの・・。
今日はこのツアーのある意味メインイベント・カプリ島観光=青の洞窟にチャレンジです。チャレンジと言ったのは、天候次第では洞窟に入れない事があるからです。我らが運命はいかに??

いつもより早い7時15分にバスでホテルを出発、ナポリの港へ向け出発しました。港で大型船(写真上)に乗り約1時間でカプリ島へ到着しました。そしてモーターボート(写真左)に乗り換え青の洞窟入口へ到着しました。


青の洞窟の前には既に3艘の船が停泊しています。どうやら皆、洞窟入りを待っているみたいです。洞窟に入るためには更に小さな手漕ぎボート(日本の公園によくあるあれ・写真右)に海上で乗り移り、順番を待たなければなりません。ピーク時には2時間以上待たねばならない人気観光スポットですが、我々は30分待ちで入場することが出来ました。ガイドによればラッキーとのことです。


いよいよ青の洞窟

洞窟の出入り口は本当に狭いですね。手漕ぎボートの断面性よりも小さな穴に感じます。我々はボーの上で仰向けになり船の淵よりはみ出さない態勢をとりました。船頭さんも仰向けになり海面が下がるタイミングでボートを洞窟へと急加速させ、チェーンを素早く手繰り寄せ、洞窟内へと侵入しました。

「うおーーーーーーーーーーーーーーっ」キレイ!
これ以上の言葉は必要ないと思います。私は夢中でシャッターを押しました。本当にこんなに青いんだ!肉眼でも・・。
上の写真は静かなイメージですね!下は船頭さんがオールで水を掻き青のイメージをサービスしてくれました。

洞窟の中は野球のダイヤモンドの三分の二程度の広さでしょうか?暗くてよくわかりませんでしたが、天井も薄らと見えました。船頭があと1ユーロずつチップをくれたらもう1周するというので、迷わず追加チップを約束しました。折角のメインイベントですから・・・・。サービスのカンツォーネはお約束ですね!

カプリ島は綺麗な島
青の洞窟を堪能した後はカプリ島に戻り、ケーブルカーでウンベルト1世広場へ登りました。
この広場からの眺めも最高です!カプリ島の街並みの向こうに海が広がります(写真)。数日前、日本で放送されたTVで見た景色と同じ風景です。もう少しゆっくりできたら更にカプリ島を堪能出来たのですが・・。ツアーですから仕方ありません。
次の予定は昼食です。階段を駆け下り中腹にあるレストランへ・・・。
昼食はパスタと白身魚のソテーをいただきました。美味しかったですよ!そしてミニバスで港へ戻り、自由時間の後、再び船でナポリへ戻りました。

世界遺産・ポンペイ
午後は世界遺産・ポンペイ見学です。ポンペイはAD・0079年ヴェスヴィオ山の大噴火によって滅びた古代都市です。火砕流、火山灰により土中に埋もれ、再発見されたのは1748年でした。
写真の奥に写ってるのがヴェスヴィオ山です。手前の人面彫刻は現代のものだそうです
ポンペイで驚いた事の一つは今でも日本のピザ屋にあるあのカマドが遺跡として実在したことです。ガイドによると今のカマドと同じ材質、同じ形だそうです(写真)。もちろんピザ用では無く、パン用でしたが。
他にも2千年前に亡くなった人間そのものの石膏や、当時描かれていた絵画等が信じられない位そのままの状態で保存されています。
正直、日本の弥生時代に相当するこのポンペイにこれだけの文明が実在したことは、衝撃的でした。だって日本の縄文時代、弥生時代の遺跡に比べ、遥かに現代チックですから・・・。


いよいよローマへ!

ポンペイ見学後、一路バスでローマへ。この移動は今回のツアーで一・二を争うハードな移動です。
さらに途中渋滞もあり、ホテル到着は21時40分、夕食の席に就けたのは22時になりました。
さすがに疲れもピークとなり、ホテルに到着するまでのバスでは、私も少々グッタリムードになってしまいました。

ところで、ローマのホテルは「H10チッタ」という四つ星ホテルで、今回宿泊するホテルでは一番評判の良いホテルです。そしてその期待が裏切られる事はありませんでした。

唯一の連泊・H10チッタ
部屋は最も広いし、アメニティーグッズも揃っています。アメリカの四つ星とまではいきませんが、十分な広さと設備です。もちろん3人目はエキストラベッドでしたが・・。立地もよく、ローマの中心部までタクシーで15−20ユーロです。近くのスーパーは8時半まで営業していました。

夕食も美味しかったですよ!オリーブ入りのサラダと良い味のシチューの2枚のディッシュを頂きました。満足して就寝・・・。

明日は待ちに待った午後フリータイム・・。

H10チッタ宿泊

9月5日 1日中ローマ観光

朝食はグッド
朝食は7時半、昨日夕食をいただいたレストランでのビュッフェです。予想通り、今回のツアーで一番豪華な朝食となりました。目玉焼きを久々に目撃。サンドイッチ、ヨーグルト、チーズ、デザートのフルーツも豊富でした。今日は良い事あるかも?

真実の口
いよいよローマ観光です。8時半にホテルを出発、「真実の口」へ向かいます。
真実の口は映画「ローマの休日」でオードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペックが訪れた場所で有名ですよね。ペックが手を入れ齧られた演技をしてヘップバーンを驚かせるあの場所です。
最初は外から見学の予定でしたが、ツアーメンバーの強い意見で、”入場”となったようです。10分程行列に並び、見事思いを遂げました。

憧れのコロッセオ

次に訪れたのはコロッセオです。コロッセオはローマ帝国の闘技場です。奴隷など「人対人」の殺し合いからライオンをはじめとする「猛獣対人」など様々な闘技(当時)が行われていたそうです。
今回のツアーは外周りだけの見学で、次の移動の予定がありましたので、添乗員さんにお願いしてノルマである近くのお土産物屋さんで解放していただきました。
写真は観光客で賑わうコロッセオ周辺です。左には凱旋門が見えます。
早速、コロッセオへのチケットを求め、先頭すら見えない行列に並びました。現地のバッタ屋が、「幾らか多く払えば早く入れるぜ!」と誘ってきましたが無視!!それでも30分程の待ち時間で入場できました。
それにしても、ツアーでは行列に並ぶことは稀でした。特権待遇で、並んでいる一般の観光客を横目に優先入場できるのです。ツアーは素晴らしいですね・・感謝です。
コロッセオに入場して驚いたのはいわゆる”フィールド”が無かったことです。フィールドと思われる高さのレベルには、それより下に支柱が多数あり、広いフィールドは何処なの?という感じです。実は支柱はフィールドを支えていてアトラクションに応じ取り外しが可能だったそうです。つまり、普段は支柱の上にフィールドを作り、広大なバトルスペースを生み出していました。時には下方からエレベーターで猛獣が出現することもあったそうです。海戦イベントを行う時は支柱まで取り払って水を張り、舟対舟の海戦(殺し合い)が行われたそうです。
コロッセオ見学後はフォロロマーノという遺跡を眺めながらベネチア広場へ。そろそろお腹も減ってきましたので昼食を物色しました。

我々が入ったのはベネチア広場近くのオープンカフェ。奥方はラザニア、次女はカルボナーラを注文しました。私は何故か注文に失敗しました(笑)。

トレビの泉〜スペイン広場
次に訪れたのはトレビの泉です。もはや説明無用ですよね!多くの観光客で賑わうこの泉・・・満員、満席で落ち着けませんでした。奥方と次女はコインを「トレビの泉」に向けて投入!!何をお願いしたのでしょうか?
そしてスペイン広場へ。こちらも映画「ローマの休日」で有名な場所ですね。オードリーがジェラードを食べるあのシーンです。残念ながらあの階段(写真の右側)は工事中・フェンスが張られ入場出来ませんでしたが雰囲気だけは堪能いたしました。
その後、次女の勧めで高台方面へ向かい、街を望める丘へ向かいました。暑さもあり、水とソフトクリームを屋台で購入しました。
ポポロ広場に到着した時点でまだ15時半前。今日の”どうしても訪れたいリスト”はこれでクリアしましたので、トイレを探しながら街を散策しました。しかし、イタリアはトイレに困る国ですね。日本ですと駅はもちろん、コンビニ、スーパー、デパートには必ずトイレがありますよね。しかし、イタリアにはコンビニがありません。普通のお店にトイレは無く、カフェなどでお茶を飲んで借りるのが一般的です。
トイレ休憩(カフェ)後、パンテオン(写真)へ向かいました。こちらは何処かアテネのパルテノン神殿に似た形と名前ですね。でも関係はないのかな?元は紀元前に建造された神殿ですが、火災で崩壊、それでも125年(西暦)に再建された美しい建造物です。

ローマのディナーはハッピーバースデー!
その後夕食をとるためレストランを探してナボーナ広場へ!広場に並ぶ沢山のレストランを横目に裏通りへ。次女が「ここにしよう!」と決めたレストランへ入りました(写真)


実は今日9月5日は奥方の誕生日です。実はこの旅行を計画したのも、私の30年勤続、次女の大学合格と合わせ、奥方の誕生日をローマで迎えるという3つの記念イベントが含まれていました。
もちろん白ワインで乾杯です。ハッピーバースデー!

前菜にモッツァレラチーズとトマト(写真)を注文。美味しかったですよ〜これは。盛り付けも美しいですよね!今まで食べていたイタリアンは何だったの?という感じでした。

そしてメインは肉料理。私はラムとポテト、奥方は仔牛、次女はチキンを選択しました。こちらも美味い。フォカッチャも、たった今、窯から出てきたばかりのようで熱々でした。

このレストランは冷凍食品は使っていません・という表示があったと次女が申しておりました。少しは勉強が役に立つのですね。高い学費を払っているのだから当然です!
食事後、タクシーでホテルへ戻りました。料金はチップ込みで15ユーロ。

夕焼けと落雷
到着後、綺麗な夕焼けを見ながらスーパーへ買い出しに出掛けたのですが、帰り道に雷が鳴り始めました。思えば今回の旅行は今日以外全て晴れ、今日も曇りで天候に恵まれた旅行でした。我々が部屋に辿り着くとイタリアで初めての雨が降り始めました。
明日は早いもので、バチカン見学後に帰国です。

H10チッタ宿泊

9月6日 最終日・バチカン市国〜帰国へ

ローマ2日目、早いものでバチカン見学の後、残念ながら帰国しなくてはなりません。8日間の日程も終わってみれば、あっという間でした。というわけで、早朝出発もあり、本日の朝食はブレックファスト・ボックス、お部屋でいただきました。7時15分出発で、いざバチカンへ!

バチカン市国はローマ・テべレ川の西側に位置するカトリックの総本山で、全域が世界遺産に登録されています。バチカン美術館、システィーナ礼拝堂、サンピエトロ大聖堂と巡りました。

根競べ?コンクラーヴェ
一番印象に残ったのは、あの「コンクラーヴェ」が行われる場所・システィーナ礼拝堂でした。日本語の「根競べ」と発音が似ていて内容も被ることから一時は流行った言葉です。ローマ教皇の密室選挙が行われる場所が普段はこうして一般に公開されているところが驚きでした。
ミケランジェロが描いた天井画も素晴らしいと思いました。高所恐怖症の私には絶対に出来ない所業です??
そしてサンピエトロ広場の華やかな雰囲気。ここにローマ教皇が出てきて信者たちと対面するのですね。
比べる事ではありませんが日本の一般参賀とは周りの雰囲気が違います。
この日も、なかなか見れない素晴らしい青空に恵まれました。

日本も・・・もっと・・・。

日本も思い切って、もっと色々なモノを公開するべきではないでしょうか?イギリスもバッキンガム宮殿は良い観光地となっています。某首相の言葉通り観光大国を目指すのであれば、お堀の中の貴重な建築物を、入場料を徴収し解放してみてはいかがでしょうか?「こちらが普段、陛下が〇〇されるお部屋でございます」と言う風に・・・。

ちなみにイタリアのガイドさんは手厚く保護されていて、無免許でガイド行為をすると警察のお世話になるそうです。添乗員さんはガイドは出来ませんので、現地のガイドさんが毎回登場しました。さすが観光大国ですね!衛兵もカラフルでした。

余談ですが、バチカンでワカケホンセイインコを発見しました!まさかイギリスにも進出しているとは・・。日本では既に「日本の野鳥図鑑」に掲載されています。

さて、楽しかったイタリア旅行も終了です。バスでミケランジェロ空港へ向かいこのままアリタリア航空にチェックインです。

反省
ここで私は団体行動に向いていない・と改めて感じました。空港でチェックインしたらとりあえずビールでも飲んで、売店でも探して最後のお土産を物色、飛行機の1時間前には出国を済ませ・・・と思っていたら、全て団体行動でセキュリティーゲートまで通されてしまいました。遅い人がいると逐一待たされます。とにかく時間がもったいない!私はイライライライラ・・。後で考えてみると全員を確実に飛行機に乗せる事が添乗員さんの仕事ですものね。不思議な事に、確かに自力で出国出来ない人もいましたから・・。反省。

結局、空港内の免税店で暇をつぶし、売店のサンドイッチに齧り付きました。

飛行機の離陸時間は15時20分予定でしたが、約1時間遅れで離陸。
アリタリア航空の映画はイマイチでした。

9月7日 成田到着

日本時間7日昼前無事成田空港に到着しました。

良い勉強になりました。

今回準備したWi-Fiルーターはとても役に立ちました。奥方と次女のスマホ(アイフォン)は誤操作防止のため機内モードにして、Wi-FiだけONにしました。メールとラインでの通信のみを行うためです。緊急の電話は私のガラケーが受け持ちました。(ガラケーも海外用に設定)おかげで、通信費はルーターレンタル代の約8000円で済みました。個人ならシムという手もありましたが、3人でしたので・・・。
ホテルのWi-Fiは当てにはなりませんね!繋がりにくいし、有料のホテルもありました。イタリアですから!!バスの中では添乗員さんのWi-Fiルーターが使えましたがこちらも人数に制限がありますので、繋がり難かったです。

今回、初めての団体旅行で色々な発見がありました。良い所、悪い所。でも8日間でイタリアの名所?の大部分を齧って回れたのですから、INDEXだと思えば素晴らしい大特急の旅だったと思います。次に行くならベネチア?ナポリ?のんびりと・・。とにかく色々学んだ8日間でした。添乗員さんに感謝です。

最後に・・・イタリアにもポケモンはいました。
ポケモンGoで私のシャワーズ(イーブイが進化)はイタリア産です。


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