人生に思想を! 毎日に希望を!

純丘曜彰の近年の著作・作品

メディアの理論と技法


■ 2005『エンターテイメント映画の文法』

(フィルムアート社 ¥2415)

 プロデューサー、監督、脚本家など、観客の心をつかむプロフェッショナル・スキルを集成した、エンターテイメント映画を作るための専門書。テーマやドラマを掘り出して磨き上げ、映像化するための基本理論を整理して説明。ハリウッドで実践される演出・脚本・撮影の大原則から、映画業界のシステムまで。業界関係者のみならず映画ファンも必携の一冊。世界市場を目指すメイキング・セオリーとは!?

■ 2006『人気テレビ番組の文法』

(フィルムアート社 ¥2100)

 これまでけっして外部に語られることのなかった企画立案から出演交渉、映像演出まで、番組制作のすべてを体系的かつ実践的に紹介。視聴率に人生と才能を賭けて、おもしろさを追求する仕事とは何か。もっとも身近なメディアに隠された誰も知らない秘密のメッセージとは何なのか。これを読めば、だれもがテレビの見方、出方、作り方を大きく変えることになる。業界関係者、マスコミ志望者必読の一冊。

■ 2004, 2014『きらめく映像ビジネス!』

映画とテレビのすべてがこれでわかる!
(集英社新書 ¥756; office SUMIOKA publishing ¥300)

 プロがつくる映像や番組は、制作現場はもちろんのこと、資金調達から営業宣伝まで、多くの人々が協力する巨大な組織ビジネスです。きらめくスクリーンや画面の陰で、多くの裏方たちが、プロ水準の仕事をこなし、スポンサーや観客、視聴者を満足させ、相応の収益を確保しようと日夜がんばっています。本書は、映画の誕生にはじまり、テレビの勃興、最新のビデオクリップ事情までを追いながら、映像ビジネスの成り立ちと業界の仕組み、その経営を徹底的に紹介していきます。魅惑のソフトコンテンツビジネスの世界にようこそ。

哲学・思想史


■ 2002『近世ヨーロッパの思想と社会』

(office SUMIOKA publishing ¥800)

 十六世紀から十九世紀にかけてのヨーロッパは、まさに個性の時代だった。厳しい絶対王政の支配の下で天才的な思想家たちが次々と独創的な哲学を生み出し、それらは新聞雑誌やコーヒーハウス、メイソンリーによって、言語と国境を越えて全世界へと広まっていった。経験と理性の哲学、自然科学、民主主義、そして産業革命。これらを掴み取った人々の軌跡をたどりつつ、いま一度、近代がいかにして築かれたか、を原点から問い直す。

■ 1998『ヘッラスの栄光』

古代ギリシア文明史講義 全9巻
(office SUMIOKA publishing 各¥250)

第一巻: ヘッラスの神々と英雄
 巨人戦争の末、神王ゼウスの支配が建てられ、ヘーラクレェスら英雄たちの冒険と活躍によってヘッラス諸市が築かれる。しかし、その中のテヘェベー市には呪いがあり、そこにオイディプースの悲劇が始まる。そして、絶世の美王女ヘレネーを巡って、トロイア戦争が起こり、ヘッラス連合軍は、ようやくこれに勝利したものの、その帰路、参謀オデュッセウスは大漂流をしなければならなかった………。

第二巻: 古代ヘッラス文明の成立(c2800~c525 BC)
 クレタ・ミュケェネー文明の後、独立諸市を特徴とするヘッラス文明が成立し、地中海各地に植民地を建設していく。しかし、やがてオリエントの大国パールサも、小アジア半島とへ勢力を拡げ、しだいに緊張が高まっていく………。

第三巻: エーゲ海戦争とアテヘェネー民帝国(c525~c440 BC)
 いよいよ小国ヘッラスと大国パールサがエーゲ海を挟んで歴史的大戦争を繰り広げることになる。ところが、ヘッラスは思わぬ勝利を得、その結果、その中心となったアテヘェネー市は、輝かしいクラシック文化の築き上げたのだった………。

第四巻: ヘッラス東西戦争(c440~c405 BC)
 エーゲ海を支配する傲慢なアテヘェネー市の西進に対し、コリントホス市などの中堅諸国が反発し、ついに内戦となってしまう。この戦争の真中、哲人ソークラテースが登場し、人間教育を訴えるが、その弟子として世に出てきたのは、稀代の奸雄アルキヒビアデースだった………。

第五巻: ヘッラスの秋(405~385 BC)
 敗北したアテヘェネー市では、ソークラテースも処刑され、代わって、イーソクラテース学校やプラトーン学園などが興隆し、また、ヘッラス全土でピュータハゴラース政治教団も活躍する。しかし、政治はあいかわらず安定せず、対立が続いていた………。

第六巻: 四ヶ国紛争の混迷(385~360 BC)
 狭いヘッラスの中で、アテヘェネー・スパルター・テヘェベー・シュラークーサーの四勢力が離合集散を繰り返していた。ここにおいて、プラトーンらによって、ヘッラスに平和をもたらす理想の政治家として、哲人王が模索されたが………。

第七巻: マケドニアの旋風(360~335 BC)
 しかし、異変は外から起こった。北方のマケドニアに剛胆粗暴なプヒリッポス二世が登場、パールサでも、皇帝アルタクシャティラー三世がふたたびヘッラスに野心を抱くようになったのである。はたして、プヒリッポス二世は、ヘッラスの敵か味方か………。

第八巻: アレクサンドロスの大遠征(335~325 BC)
 プヒリッポス二世に代わって全ヘッラスを掌握した若きアレクサンドロス三世は、哲学者アリストテレースの教えに従い、全世界の統一をめざし、エジプトへ、そして、オリエントへ、さらには、中央アジアへと、あまりに壮大な遠征を行っていく。しかし、東の海は、あまりに遠すぎた………。

第九巻: 王帝とヘッラスの衰滅(324~322 BC)
 オリエントに戻った王帝アレクサンドロスは、ふたたび西方への大遠征を企図するが、その矢先に亡くなってしまう。この突然の事態に、ヘッラスでは、反マケドニアのラミア戦争が勃発するが、敗北し、ついに屈辱的軍事占領を受ける。アリストテレースは、いち早くアテヘェネー市を逃げ出したが客死、後には、その後の時代を導く膨大な形而上学の遺稿が残されていた………。

■ 1987-95『論理・行動・生活そして経営』

(東海大学出版会 ¥7344; office SUMIOKA publishing 全5巻 各¥300)

第一巻 『システム論の射程』
 本書は、存在は意義である、というテーゼを主題とし、我々人間、そして、会社や国家が、主体として生きて存在する、とはどういうことか、を問う。《企図理論》によって《写像理論》を否定し、歴史的社会において生成する結果先取の実存的賭けこそを意義とみなす。

第二巻 『行為論の基礎概念』
 行動記述主義は、行動の能動的行為性に関して記述相対主義に陥ってしまう。しかし、まず、生活世界内の物事やその可能性として、また、生活世界内で生活する人々の習慣や規範として実在する物事の固有の意味、すなわち、現実への固有の係わり方を確立し、その固有の意味が社会的共通理解として確立された物事を中心とすることによって、脈絡・状況の正しい理解を確立することによって、物事と脈絡・状況との方法論的循環を避け、理解の基礎の相対化を防ぐことができる。このような枠組の中で行われる行動に正しくその実践的意味が実在し、構成されているものだけがまさに実在する行為である。

第三巻 『価値論の基礎概念』
 意味とは、それぞれの物事に固有本質的な機能(他の物事への影響)であり、物事は、所与の状況において、その固有の意味によって、また、偶然の配置によって、意義(存在意義)を派生し、別の物事を適合(不適合)させる背景事象となる。ここにおいて、主体は、その生活世界の統一整合性を維持するために、外界の影響に対して、未来への選択を繰り返していかなければならない。

第四巻 『主体論の基礎概念』
 自証、対証、衆証などによってこそ、物事の存在が社会的に認められ、事を起こす物が主体とされる。そして、逆に、このような規範的な物事の存在を認めることにおいて、その主体は人格的と認められる。これは、自然人のみならず法人を含み、その能力と問題様相によって、超主体的な精神という主体が出現してくる。

第五巻 『生活論の基礎概念』
 さまざまな精神が我々に人生ゲームとして得失を課す。しかし、我々は同時に、なんのゲーム、どの精神に従うべきかを模索する哲学ゲームもまた課せられている。この二重の不安のなかで、我々は安全と自由を暫定的な生活原理とし、うち、ひと、かみという個人の人格精神を打ち立てつつ、それに従うことを模索する。

小 説


■ 2017『アマテラスの黄金』

隣のおねえさんはローカルすっぱい!:国際スパイ・伝奇ミステリ・おまぬけオバカ小説
(瓦塔院出版 ¥576+税)

 浜名湖サミット前日、タイガードラマで繁盛する隣町をうらやみ、悪ジジイのマサとトメは、三ヶ日も採り上げてもらおうと、ゴルフ場からの総理誘拐を企んだ。だが、手違いでアメリカ大統領を連れて来てしまった。一方、CIAの日本下請のローカルエイジェント、モモねぇちゃんは、その救出の指令を受け、隣の家だったマコトをつれて、三ヶ日に。しかし、どこかのみかん農家の親戚と間違えられ、農協の久藤課長の下に案内されてしまった。おしりも、グルメライターとなった元EUのスパイ、デルチオーゾが取材をしており、そこに、日本CIA懇話会本部長の枯木田教授が乗り込んできて、三ヶ日を支配下に置く。  枯木田教授は、みかんに病気が発生したとして、降下部隊の火炎放射器でみかん畑の古木を焼き尽くす。一方、手形守りの濫造で大統領の居所がばれ、モモねえちゃんたちは神社に向かうが、すでに大統領はおらず、マサやトメと酒盛りに。すると、夜のテレビで大統領がスピーチをしている。宮司がかってに大統領を返したと怒っていると、枯木田教授が来て、後は任せろ、と言う。ところが、旅館に戻ると、そこに宮司がいて、大統領も一緒だ、とのこと。枯木田教授の目的がほんとうは別のところにあると気づき、一行は稲荷山へ。そこには、千三百年の秘宝、アマテラスの黄金があった。


■ 2014『悪魔は涙を流さない』上巻・下巻

『続・死体は血を流さない』
カトリックマフィアvsフリーメイソン:洗礼者聖ヨハネの知恵とナポレオンの財宝を組み込んだ パーマネントトラヴェラーファンド「英雄」運用報告書
(瓦塔院出版 各¥800+税)

 近年に発掘公開されてきた秘密手記などの歴史資料をもとに、十八世紀ドイツ・フランスのフリーメイソンリー内部での葛藤と暗闘の事実を詳細に検証しつつ、現代社会でひそかに進行しつつあるカネと麻薬と政治をめぐる大きな陰謀のウワサに、またもや例のまぬけな三流教授と貧乏翻訳家のコンビがまた巻き込まれてしまった! おまけに役立たずの出戻り秘書令嬢まで加わって、事態は悪化する一方。CIAや新興マフィア、カトリックとエホバの証人、聖堂騎士団からジャコバイト、イルミナティ、LGBT、匿名ファンド、偽装製薬会社などなど、ホンモノともイカモノともつかない怪しい連中の数々が、ナポレオンの財宝、洗礼者聖ヨハネの首の謎を解き明かそうと、ヒットラーの屍肉を喰って不老不死になった行方不明のウルトラ環境主義テロリストを追って、ごちゃごちゃした神学論争を繰り広げつつ、蒸し暑い夏至祭のヨーロッパ各地を駆け巡る! いま、壮大な歴史ミステリ・アドヴェンチャーが幕を開ける! 

■ 2009『死体は血を流さない』

聖堂騎士団VS救院騎士団 サンタクロースの錬金術とスペードの女王に関する科学研究費B海外学術調査報告書
(三交社 ¥2484)

 表象学者・古宮誌織は、文科省の乱脈科研費、世界遺産財団の世襲問題に巻き込まれ、イエスの聖血、聖杯グラールそして聖槍ロンギヌスを巡る聖堂騎士団と救院騎士団、皇帝城代伯と帝国自由都市、フリーメイソンとイエズス会、モルトケとナチス、さらには現代の原理主義や環境主義まで、その二千年来の争奪戦をキリスト教会内の伝承に基づいて調査するはめに陥る。観光ガイドでは触れられることのないプラハ・ローテンブルク・ノイシュヴァンシュタイン城、ケルン大聖堂等の驚愕の秘密。物語の虚構の向こうに見え隠れする歴史の真実!

■ 2013『夢見る幽霊』

オバカオバケたちのドタバタ本格密室ミステリ
(瓦塔院出版 ¥300)

 私は妻に殺された。しかし、どうやって? 雪の降り積もる札幌のマンション。鍵もかかっている。こんなところで、あんなバカ女にまんまと殺されてしまったとあっては、死んでも死にきれない。というわけで、この密室トリックのハウダニットを解くべく、東京へ向かうが、幽霊なもので、誰も気づいてもくれない。せいぜい味方は、女子高生の幽霊だの、飛行機機長の幽霊だの、多摩川の渡し守の幽霊だの、やっぱり同類ばかり。心配してくれるのはありがたいが、こんな連中、役に立つんだかどうだか。そのうえ、高尾山の落ち武者、高円寺の廃物オバケたち、さらにはすでに存在しないはずのYS11まで、謎解きに便乗してくる。八王子の占いオババに、雲取山の雪男、生前の書評を逆恨みした和装紫毛の怪物人気作家、だが、けっきょくすべては、あのバカ女。はたして謎は解けるのか。いまここに、史上最大のサルカニ作戦は始まった!

紀 行


■ 2006『ハイジに会いたい!』

物語の背景とスイスアルプスへの旅
(三修社 ¥1620)

 小説やアニメを通じ、世界中の人々にいまも愛され続けているハイジの物語を、スイスの歴史や風土、信仰のあり方にまで遡って詳しく解説。この本を読むだけで、あなたの心も、あのあこがれのアルプスの山小屋まで、約束の旅へと誘われて行くことでしょう。あの場所をいつか訪ねてみたい。そう子供のころに誓ったあなたの夢を、数々の美しい風景写真やイラストとともに、もう一度、思い出してみませんか。

ミュージカル


■ 2001『火の城』

西南戦争ミュージカルドラマ
(office SUMIOKA publishing ¥300)

 明治維新から西南戦争まで、火の国熊本の悲劇の十年を描いた歴史ミュージカル。2007年の熊本城築城四百年記念、西南戦争百三十年記念、鹿児島熊本新幹線開業記念として、熊本城内の歴史遺産である石垣を生かした特設野外舞台において、騎馬や花火など用いた一大観光スペクタクルとして2001年に企画された。